探偵の想う矜持に力は更なる暴に砕かれる
「・・・君がそのように奴らに怒りを覚える気持ちはわからんでもない。だが俺達がこうして優作氏達にも来てもらった上で話をしたいと思ったのは、この話が終わっても尚君が奴らを追って捕まえると選ぶというなら君を説得してもらう為というのもあるが・・・それでも奴らを追うというなら、もう優作氏達には君の生存を諦めてもらうというように決心してもらう為にこの場に来てもらったんだ」
「っ!?」
だが赤井がそんな気持ちに何故優作達も来たのかということを明かした言葉に、新一はたまらず驚きに怒りがかき消えてしまった。勝手にしろと見放すなんてどころではなく生存すらないと見させる為というとんでもない言葉に。
「新一・・・ハッキリ言おう。奴らは今までお前が相対してきたような犯罪者とはケタが違うなんて陳腐な言葉で言い表せるような代物じゃない。文字通り奴らは人間としての格が違う、まさに化け物のような存在なんだ」
「だからお願い、新ちゃん・・・気持ちとしては収まらないだろうけど、奴らを追うのだけは止めるようにして・・・」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ二人とも・・・確かに奴らの凄さは話に聞いただけでも伝わってきたし、どれだけ冷酷かも分かったけど麻酔銃を撃ち込むチャンスくらいあるはすだろ・・・」
「そう思う君にこれが今スペックがいる環境を示した写真だ」
‘ピラッ’
「・・・えっ!?な、何だよこれ・・・牢の壁が粉々に打ち砕かれてる・・・!?」
それで優作も有希子も悲痛な顔になり追うのは止めるようにと口にして新一はすぐにチャンスくらいはと言うが、安室が懐から出してテーブルに置いた写真にたまらず目を見開いた・・・牢屋の中に寝ているスペックとその奥の壁が明らかに破壊されている光景を目にして。
「・・・最初にスペックが東京で活動をした時に警察はすぐに奴に手錠をかけて留置場に連れて行くことが出来た事に、警察は一先ずは安堵した。だがそれは違ったんだ・・・スペックは捕まったんじゃなく単純に留置場を宿の代わりとして使ってるだけで、何度も奴は警視庁を出入りしているんだよ・・・奴が壊したその壁の穴からね・・・」
「そ、そんな・・・そんなことを何で警察は許しているんだよ・・・!?」
「許してはいないさ。現に警察も装備を揃えた特殊部隊を以てスペックを取り押さえにかかろうと動いた・・・だがそのことごとくが撃退されていったんだ。暴徒制圧用に死ぬまでは至らないが相当の痛みはあるはずの特殊弾を何発もぶつけても全くひるみもせず、特殊な装備を身につけた隊員達の防護服なんて意味がないとばかりにその装備ごと拳で叩き潰していくという形でね・・・これに関しては映像が残っているから見たいというなら見せることも出来るが、このことに関して問題なのは他の四人もスペックと同等の実力と仮定出来るとするなら、例え麻酔銃を使って奴らを眠らせて捕まえた所でそれが無駄になる可能性が極めて高いという事なんだよ。いや、それどころかむしろ奴らが君の事を殺しにかかりに来る可能性すら有り得るんだ・・・不意をついたとは言えこんな恥を晒させてくれた君の事は許すことは出来ない、といったように牢を破壊して君を遮二無二狙いにくる可能性はね」
「っ!!」
そのまま続けて安室がいかにスペックが警視庁内で行動しているのかにそれを警察内で止められていないかもだが、だからこその危険な可能性・・・もし仮に新一が五人の死刑囚を捕らえたとしてもと仮定した後の最悪の可能性を示唆すると、新一も流石に顔を青くするしか無かった。本来なら犯罪者が活動出来なくなる牢獄に入れてもそれが牢獄として機能出来ず、その結果として脱獄されて新一が狙われた上で殺される可能性があると聞いて。
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「っ!?」
だが赤井がそんな気持ちに何故優作達も来たのかということを明かした言葉に、新一はたまらず驚きに怒りがかき消えてしまった。勝手にしろと見放すなんてどころではなく生存すらないと見させる為というとんでもない言葉に。
「新一・・・ハッキリ言おう。奴らは今までお前が相対してきたような犯罪者とはケタが違うなんて陳腐な言葉で言い表せるような代物じゃない。文字通り奴らは人間としての格が違う、まさに化け物のような存在なんだ」
「だからお願い、新ちゃん・・・気持ちとしては収まらないだろうけど、奴らを追うのだけは止めるようにして・・・」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ二人とも・・・確かに奴らの凄さは話に聞いただけでも伝わってきたし、どれだけ冷酷かも分かったけど麻酔銃を撃ち込むチャンスくらいあるはすだろ・・・」
「そう思う君にこれが今スペックがいる環境を示した写真だ」
‘ピラッ’
「・・・えっ!?な、何だよこれ・・・牢の壁が粉々に打ち砕かれてる・・・!?」
それで優作も有希子も悲痛な顔になり追うのは止めるようにと口にして新一はすぐにチャンスくらいはと言うが、安室が懐から出してテーブルに置いた写真にたまらず目を見開いた・・・牢屋の中に寝ているスペックとその奥の壁が明らかに破壊されている光景を目にして。
「・・・最初にスペックが東京で活動をした時に警察はすぐに奴に手錠をかけて留置場に連れて行くことが出来た事に、警察は一先ずは安堵した。だがそれは違ったんだ・・・スペックは捕まったんじゃなく単純に留置場を宿の代わりとして使ってるだけで、何度も奴は警視庁を出入りしているんだよ・・・奴が壊したその壁の穴からね・・・」
「そ、そんな・・・そんなことを何で警察は許しているんだよ・・・!?」
「許してはいないさ。現に警察も装備を揃えた特殊部隊を以てスペックを取り押さえにかかろうと動いた・・・だがそのことごとくが撃退されていったんだ。暴徒制圧用に死ぬまでは至らないが相当の痛みはあるはずの特殊弾を何発もぶつけても全くひるみもせず、特殊な装備を身につけた隊員達の防護服なんて意味がないとばかりにその装備ごと拳で叩き潰していくという形でね・・・これに関しては映像が残っているから見たいというなら見せることも出来るが、このことに関して問題なのは他の四人もスペックと同等の実力と仮定出来るとするなら、例え麻酔銃を使って奴らを眠らせて捕まえた所でそれが無駄になる可能性が極めて高いという事なんだよ。いや、それどころかむしろ奴らが君の事を殺しにかかりに来る可能性すら有り得るんだ・・・不意をついたとは言えこんな恥を晒させてくれた君の事は許すことは出来ない、といったように牢を破壊して君を遮二無二狙いにくる可能性はね」
「っ!!」
そのまま続けて安室がいかにスペックが警視庁内で行動しているのかにそれを警察内で止められていないかもだが、だからこその危険な可能性・・・もし仮に新一が五人の死刑囚を捕らえたとしてもと仮定した後の最悪の可能性を示唆すると、新一も流石に顔を青くするしか無かった。本来なら犯罪者が活動出来なくなる牢獄に入れてもそれが牢獄として機能出来ず、その結果として脱獄されて新一が狙われた上で殺される可能性があると聞いて。
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