探偵の想う矜持に力は更なる暴に砕かれる
・・・工藤新一にとって力とは自分が持つものではないという認識がある。勿論探偵として難事に挑まねばならぬ際に持てるだけの力を以て挑みはするが、それ以上に力を持とうと考えることは無かった・・・それは何故かと言えば周りに自分以上に単純な力を持つ者達がいることや、警察もそうだが公安にFBIにCIAといった世界の闇に立ち向かえるだけの組織力を持った者達と知り合っていることもあるのだが・・・単純な話として力を使うことに関しては自分ではなく、そういった者達がやればいいことだと言葉にして思いはしなくても感じていたからであった。
あくまで自分の役割は探偵としての頭脳を以て事件の解決に謎を解くことであって、その後に犯人を取り押さえるだとかに関しては犯人が暴れ出した時にサッカーボールのように物を蹴ってぶち当てる事か、最後の手段としてそんなことが出来ないか望まれないとなった時のみ、今となってはもういつに問題が起きても対処出来るようにつけている腕時計に仕込んだ麻酔銃を対象に撃ち込むくらいしかやろうと思うことなく、基本的にそれ以上の事をしようと考えることすら無かった。もしもの時の為に備えていたそれらがあれば自分は十分であり、普段は警察や頼りになる者達に任せることなのだからと。
だが新一は知らなかった。そんな頼りになる者達が揃って力を束ねても更なる力に勝てないということと、自信やプライドといった物が木っ端微塵に打ち砕かれてしまうという事態に陥る事になるということを・・・
・・・ある日、新一は流れて来るニュースを見た。それは五人の死刑囚がほぼ同じ時を以て収監されていた刑務所を脱獄し、東京に向かうと揃って残していったということに。
このニュースに新一はすぐにやる気を出してこの五人の死刑囚達を見つけ出して捕まえてやると意気込んだ・・・までは良かったが、そこで新一は赤井からもそうだが水無や安室からも連絡を受けることになった。五人の死刑囚の事について是非会って話したい事があるから、自分達と会って話すまでは絶対に奴らを探すだとか接触するのは避けてくれと。
そんな三人のらしくない電話に新一は首を傾げた・・・水無は置いておいて一応というか前よりは断然に関係は良くなった上で離れる事になったが、それでも到底友人関係と呼べるような形にはならなかった赤井と安室二人から、水無まで加わる形で待ってくれと懇願されるという普通に考えたら有り得ない申し出をされたことに。
ただその有り得ない頼みについてはそれだけ五人の死刑囚が危険なのだと考え、一先ず早く捕まえに行きたいという想いは収めて三人が来ると言った時まで待つことにした。三人がそこまで言うのだからということで・・・
「・・・父さんに母さん?何で二人もウチに・・・?」
「少々無理を言って俺達の話に付き合ってもらいたいと二人に話をして付いてきてもらった。君が捕まえたいと思っているだろう五人の死刑囚についてを話してな」
「・・・それで私達は赤井さんの話を聞いて共に帰国し、新一に話をしようと決めたんだ・・・五人の死刑囚について手を引けと話す為にな」
「なっ・・・何を言い出すんだよ父さん!?死刑囚を放っておけっていうのか!?」
・・・それで時間が経って工藤邸にて。
三人が来たと連絡を受けて新一はリビングで待っていたが、優作に有希子も共に入ってきたことに怪訝な反応を浮かべたが、赤井と優作からの言葉に新一はすぐさま怒りを浮かべた。死刑囚を捕まえる事を止めろなんておかしいだろうと。
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あくまで自分の役割は探偵としての頭脳を以て事件の解決に謎を解くことであって、その後に犯人を取り押さえるだとかに関しては犯人が暴れ出した時にサッカーボールのように物を蹴ってぶち当てる事か、最後の手段としてそんなことが出来ないか望まれないとなった時のみ、今となってはもういつに問題が起きても対処出来るようにつけている腕時計に仕込んだ麻酔銃を対象に撃ち込むくらいしかやろうと思うことなく、基本的にそれ以上の事をしようと考えることすら無かった。もしもの時の為に備えていたそれらがあれば自分は十分であり、普段は警察や頼りになる者達に任せることなのだからと。
だが新一は知らなかった。そんな頼りになる者達が揃って力を束ねても更なる力に勝てないということと、自信やプライドといった物が木っ端微塵に打ち砕かれてしまうという事態に陥る事になるということを・・・
・・・ある日、新一は流れて来るニュースを見た。それは五人の死刑囚がほぼ同じ時を以て収監されていた刑務所を脱獄し、東京に向かうと揃って残していったということに。
このニュースに新一はすぐにやる気を出してこの五人の死刑囚達を見つけ出して捕まえてやると意気込んだ・・・までは良かったが、そこで新一は赤井からもそうだが水無や安室からも連絡を受けることになった。五人の死刑囚の事について是非会って話したい事があるから、自分達と会って話すまでは絶対に奴らを探すだとか接触するのは避けてくれと。
そんな三人のらしくない電話に新一は首を傾げた・・・水無は置いておいて一応というか前よりは断然に関係は良くなった上で離れる事になったが、それでも到底友人関係と呼べるような形にはならなかった赤井と安室二人から、水無まで加わる形で待ってくれと懇願されるという普通に考えたら有り得ない申し出をされたことに。
ただその有り得ない頼みについてはそれだけ五人の死刑囚が危険なのだと考え、一先ず早く捕まえに行きたいという想いは収めて三人が来ると言った時まで待つことにした。三人がそこまで言うのだからということで・・・
「・・・父さんに母さん?何で二人もウチに・・・?」
「少々無理を言って俺達の話に付き合ってもらいたいと二人に話をして付いてきてもらった。君が捕まえたいと思っているだろう五人の死刑囚についてを話してな」
「・・・それで私達は赤井さんの話を聞いて共に帰国し、新一に話をしようと決めたんだ・・・五人の死刑囚について手を引けと話す為にな」
「なっ・・・何を言い出すんだよ父さん!?死刑囚を放っておけっていうのか!?」
・・・それで時間が経って工藤邸にて。
三人が来たと連絡を受けて新一はリビングで待っていたが、優作に有希子も共に入ってきたことに怪訝な反応を浮かべたが、赤井と優作からの言葉に新一はすぐさま怒りを浮かべた。死刑囚を捕まえる事を止めろなんておかしいだろうと。
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