信頼と不信は紙一重の物である
「・・・取り敢えずそういうことならもう後の一年は色々と気を付けて生活していきましょう。もう後一年経てば高校を卒業して違う道に歩むことになってもおかしくはなくなるから、それまで私達が我慢すればクラスの人達も面倒なことにそんなに多くはならないでしょうからね」
「そうだね・・・そうしよう」
そしてもう後は我慢しようと志保が言い、世良も力無く頷いた。もうこの問題に関しては下手に引っ掻き回すようなことはしない方がいいと理解しながら・・・
・・・そうしてクラスメイト達の真実を予想だにしない形で知ってしまった二人だが、それらの話が嘘ではないというように感じ取ったのは三年に上がり、新一達の様子とクラスメイト達の様子を観察していったことからだった。確かに一見するならクラスメイト達は新一に対して友好的に接しているかのように見えるし、新一が事件を解決したとなった時には流石だというように接している姿はあったのだが・・・その後に蘭達とグループになるといった時には、そんな友好的だった様子が一気に嘘のように新一達に自主的に話し掛けてくるような事がなくなっていたのだ。
この事に志保と世良は話に聞いていた上でそういった節があったことは思い出していたのだが、実際に話を受けてからそういったように新一達に線引きされている様子を確認したことで、本当に新一達に対して明確に一線引いているというように実際に感じたのだ。
と言ってもその線引きはあからさまに引かれているというわけではなく、新一達が何か周りにリアクションを求めるような事に対して応えたり、何なら新一に自ら事件を解決したことについての話題を振ったりもしていた・・・のであるがある一定のラインというか、新一が満足するであったり蘭と話すなどして引き際だと見たらさっとそれで引いて長引かせず終わって、さりげにフェードアウトしていくというようにしていたのである。
これに関しては花宮達の話を聞いた上で注意深く観察したからこそ気付けた違和感であり、あまりにもナチュラルな行動であったことからそれらの言葉が無ければ自分達もそういった事に気付けなかったと志保達は見ていた。それ程に不自然さを感じない撤退でいて、一見するならそんなあからさまに避けているという空気など一切感じなかった為に・・・そして肝心要の新一や蘭達がそれらに気付いていない事に尚拍車をかけていた。
ただそういったことに蘭はまだしも新一が気付かないのはクラスメイトのその自然さが凄いというのもそうだが、その実として新一に推理や探偵関連で話が出来ないクラスメイトについて必要以上の関心がないから、特に怪しい動きがないなら別にクラスメイトに注視するつもりなんて特にないだけでは・・・というように服部関連の話題を思い出した事から二人は感じていた。新一からすればクラスメイトの事は友達と思っているのだろうが、やはり探偵や推理関連で話を満足に出来ないクラスメイトについてを服部達と比べて、無意識に服部達より友達としては下に置いているのだろうと。
しかしそういうように考えはしても志保達は新一達に話をすることに関しては更なるトラブルの可能性が高いことから、その他の事も含めて決して言ってはならないと思いながら帝丹高校での生活に従事していった。クラスメイトもそうだが猫を被って決して優等生の顔を捨てようとしない花宮達の事を言わないようにと、内心では新一達との隔絶した差があることを知っている事に苦心しながら・・・
END
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「そうだね・・・そうしよう」
そしてもう後は我慢しようと志保が言い、世良も力無く頷いた。もうこの問題に関しては下手に引っ掻き回すようなことはしない方がいいと理解しながら・・・
・・・そうしてクラスメイト達の真実を予想だにしない形で知ってしまった二人だが、それらの話が嘘ではないというように感じ取ったのは三年に上がり、新一達の様子とクラスメイト達の様子を観察していったことからだった。確かに一見するならクラスメイト達は新一に対して友好的に接しているかのように見えるし、新一が事件を解決したとなった時には流石だというように接している姿はあったのだが・・・その後に蘭達とグループになるといった時には、そんな友好的だった様子が一気に嘘のように新一達に自主的に話し掛けてくるような事がなくなっていたのだ。
この事に志保と世良は話に聞いていた上でそういった節があったことは思い出していたのだが、実際に話を受けてからそういったように新一達に線引きされている様子を確認したことで、本当に新一達に対して明確に一線引いているというように実際に感じたのだ。
と言ってもその線引きはあからさまに引かれているというわけではなく、新一達が何か周りにリアクションを求めるような事に対して応えたり、何なら新一に自ら事件を解決したことについての話題を振ったりもしていた・・・のであるがある一定のラインというか、新一が満足するであったり蘭と話すなどして引き際だと見たらさっとそれで引いて長引かせず終わって、さりげにフェードアウトしていくというようにしていたのである。
これに関しては花宮達の話を聞いた上で注意深く観察したからこそ気付けた違和感であり、あまりにもナチュラルな行動であったことからそれらの言葉が無ければ自分達もそういった事に気付けなかったと志保達は見ていた。それ程に不自然さを感じない撤退でいて、一見するならそんなあからさまに避けているという空気など一切感じなかった為に・・・そして肝心要の新一や蘭達がそれらに気付いていない事に尚拍車をかけていた。
ただそういったことに蘭はまだしも新一が気付かないのはクラスメイトのその自然さが凄いというのもそうだが、その実として新一に推理や探偵関連で話が出来ないクラスメイトについて必要以上の関心がないから、特に怪しい動きがないなら別にクラスメイトに注視するつもりなんて特にないだけでは・・・というように服部関連の話題を思い出した事から二人は感じていた。新一からすればクラスメイトの事は友達と思っているのだろうが、やはり探偵や推理関連で話を満足に出来ないクラスメイトについてを服部達と比べて、無意識に服部達より友達としては下に置いているのだろうと。
しかしそういうように考えはしても志保達は新一達に話をすることに関しては更なるトラブルの可能性が高いことから、その他の事も含めて決して言ってはならないと思いながら帝丹高校での生活に従事していった。クラスメイトもそうだが猫を被って決して優等生の顔を捨てようとしない花宮達の事を言わないようにと、内心では新一達との隔絶した差があることを知っている事に苦心しながら・・・
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