段階を踏まない成長を遂げた愛は大成しない

後書きです。いかがでしたでしょうか?今回のこの話は。



まず今回の話を思い付いたきっかけなんですが、多分作者さんの意向というか少年誌に載せているということや後の時代の流れもあってなのかもしれませんが・・・コナンの未成年組に露骨に性的な事に関する描写が少ないなと思ったことからです。この辺りはコナンとしての立場にいる新一の周辺の歩美達の事をおもんばかってみたいな部分もあるかと思うんですけれど、立場的に高校生の筈の新一や蘭達なのに同じ推理モノである筈の金田一と比べてもあまりにも性的な事に関してを避けすぎとしか思えないと。



この辺りで金田一は同級生と童貞卒業を普通に話し合っていた場面があったのに対して、新一は話の中で出したよう同級生の見せたグラビアの本をふざけ半分で眺めて蘭がそれをたしなめてるといった場面が精々で、それ以上の描写って全くなかったんですよ。それこそクラスメイトが童貞を捨てただとか彼に抱かれたみたいな話が。



この辺りで明確にコナンを子ども向け作品にするという意識もあってそういった部分は避けないとと思いながらやっていた部分は確実にあるとは思うんですが、あまりにも現実的に見るとちょっと純粋にさせすぎだよなぁ・・・としか思えなかったんです。特に園子に関してはイケメン大好きなのに彼氏と付き合ったこともない世間知らずの純粋箱入り娘って、属性モリモリなクセに反対な属性を併せ持つっておかしいだろうと。



なので新一と蘭の関係について将来的に起こりかねないことも合わせて、今回の話を作ろうと思ったんですが・・・そこでクロスは何にしようかと思ったんですが、シン・エヴァにしたのは新一達と同じどころか年代的に下の筈のシンジが色々状況があったからというのを加味しても、アスカをオカズにしてやったオナニーに関しては年齢的に見ると年相応であると共に、対比としていいなと感じたからシン・エヴァから出すことにしました。



ただなら何でシンジが出てこないのかにマリと結ばれているだとかメインの話なのかということに関してですが、シン・エヴァ後だとアスカやレイと結ばれるよりマリとの方が関係が出来ているのが自然ということもですが・・・何よりシンジにアスカにレイといった面々では話をスムーズに進ませる事が出来ないと見たことからになります。シンジは女性と絡ませるにはシン・エヴァのラストの感じだと大人として余裕がありすぎて転生後だとちょっと話がよく進まないとなり、アスカとレイは性格的にそんな性的な事に触れないというかアスカはむしろ恥ずかしがる側だということから、マリがその役を負った方がいいとなったんです。一番やりやすいし公式的に結ばれたって見るほうが自然だというのもあってと。



ただマリの性格というか発言やらはこんな感じじゃないみたいな意見もあるかと思いますが、これに関しては道化的な振る舞いが出来る人物だっていうこともありますけど、蘭達に話をする為に敢えてあぁしたというように思ってください。今回のこの話は年齢的に性的な事に関して幼い蘭達に関してをシンジを引き合いに出す事で、それらを話していきたいとの事だったので。



ただ話を考えていく内にやはりと言いますか・・・新一が性的な事に関してを自分からどうこうが出来ないというか、それこそ付き合ってもセックスなんて考えることすらないんじゃないかと感じるんです。やっぱりそういうことは結婚してからやることであると子どもからの倫理観で考えた上で、実際に結婚する時にようやくその事をハッキリ意識するというか、そういった行為をしなければ子どもは出来ないんだからみたいに奮い立たせようとするんじゃないかと。



ただこの話でも書きましたが、昔と今の差がどれだけの物かは私には分かりませんが余程高尚な立場にいるだとか親や周囲の環境が厳しくなければ、大抵の子どもがエロい事に関心を向けるのは小学生から中学生というくらいな上に周りに隠すようにしながらもそういったことに触れていく物で、高校卒業してハイ解禁だとそこから初めて性的な事に触れて目覚めるなんて都合のいい事はまずないと私は思っています。むしろそういった俗っぽい事に触れて性に目覚めるのが大衆的な性の目覚め方ではないかと。



ですが先程言いましたよう作風的に子ども向けにしたいということからにしても、あまりにも新一やその周囲を含めた面々がそういった話題を出さな過ぎて不自然だと思ったから、私の中学や高校の頃でもヤッたヤッてないの話はチラホラ聞いたことも踏まえて、裏でこれくらいしている人達がいるんだよと話した上で新一と蘭の将来起こり得る可能性についてを話したんですがいかがでしたでしょうか?納得していただけたら幸いです。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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