「三人共そうなるって感じたっていうのはリアクションで分かるけど、この辺りで普通の男の子だったらワンコ君のような感じになるかそれ以上の事をする可能性も有り得ると思うんだよ。思春期でもだけどそれを越えた男の人で性欲のある人ならね・・・まぁそういった性欲があるのをどうかとかって批難する女性もいるけど、男性も女性も性差による程度の差はあっても生き物だから、性欲はどうしたってある。でも女性は突っ込めば気持ちよくなれる男性と違って受け入れたいって思える相手じゃないと気持ちよくなれないんだよ」
「つ、突っ込むって・・・！」
「前戯とかで互いを高める時間も含める事は含めるけど、性行為って言ってしまえば互いの性器と性器を密着させて重ね合わせる物だからね。だから率直な言い方をするとこういった感じになるんだけど、女性は好きな男性としないと気持ちよくなりにくいって話には聞くんだけど・・・ワンコ君とセックスするのって気持ちいいっていうのもそうだけど、女として満たされてるって本当に感じるんだよね〜。快感目当てでセックスするなって言う人はいるけど、好きな人に女として求められてるっていうのを言葉や理屈じゃなくて体で分かるって言うのがあるから止められなくてね〜・・・！」
「「「っ・・・！」」」
そんな揃ったリアクションについてを触れつつ男女の性欲だったりを話していくマリだが、次第に話が彼氏とのセックスに関してになるにつれて自分の体を抱き嬉しそうに紅潮していく様子に、三人は恥ずかしげだった様子が同性である筈のマリに見惚れるような顔に変わっていた。同年代である筈なのに明らかに自分達とは一線を画する色気を浮かべる様子に。
「・・・ま、この辺りは人によるから絶対に皆そうなるって訳じゃないんだけど、それでも好きな相手に言葉だけじゃない気持ちを向けられることにそれを感じられる行動がセックスだって私は思ってる・・・でも世良さんからのメールだとか伝え聞いた話もあって、工藤君は自分の気持ちは言葉で伝えてるし蘭なら分かるしこれまでのようになるだろうって風に今まで考えてきたんだろうし、これからもそうするだけになるんだろうなって思うんだよ。もしくは時間が経つにつれて事件が起きればこれまでのように仲の解決を出来るって期待するとかって風に考えていくんじゃないかってね」
「っ・・・そんな風に考えられるなんて嫌だよ・・・そんな感じの状況だから今のようになっていってるっていうのに・・・」
ただマリはすぐに気を落ち着けてそんな彼氏を持つ自分と違い新一がどう蘭に対してこれから行動するかを口にしていき、その中身に蘭はこれまでと変わらないと嘆くように漏らす。
「人っていうのは自分の成功体験っていうものを忘れられない物なんだよ。だから工藤君は君と付き合えるようになったのもこれまでのようにやってきたからで、これからもそう行こうと思うと思う。それこそ結婚してからでも、子どもが出来ても変わらないままにそうなるんじゃないかとしか思えないけど・・・もう言えるだけの事は言ったし、ここまでで話は終わるよ。後にどうするかは君達で話し合って考えてね」
「「「・・・」」」
そんな蘭に最後の言葉を向けて後は自分達でとマリは言い、三人は何とも言い難い表情と共に頷くしかなかった。元々外から見た意見を聞きたいという旨で話をしたのもあるが、ここまで話してくれたのだから後は自分達でどうするか決めるのが筋だと感じた為に・・・









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