段階を踏まない成長を遂げた愛は大成しない
「・・・じゃあもう後は蘭さんに考える時間を取らせてからって風にした方がいいかな。ありがとうねマリさん、ここまで話をしてくれて」
「ん〜、もう終わりって風にしてもいいけどもうちょっと話をさせてほしいな。ちょっとまた性的な事に踏み込むことになるけど、これから話すことについては毛利さんにだけじゃなく二人にも参考になることだと思うからね」
「あ・・・ま、まぁ話さないといけないってことなら話を聞かせてもらうよ・・・」
そんな蘭を気遣うよう世良は明るく礼を言って終わろうという空気を出すが、マリが性的な事についてまだ話をと言ったことに志保もだが微妙そうに頷いた。二人共あまり得意ではないジャンルの話をまたされるということに。
「んじゃ話すけど、今回こんな事になったのって工藤君が特にって言えるけど君達も君達で性的なことについて、私の通ってた中学の頃の同級生と比べてもあまりにも性的な事に対する意識が低いってのが結構捨てきれない要素だと思うんだよね。まぁ一般的に考えればそういったように高校くらいまでは性的な事は勉強で触れるくらいであって、卒業したらそういうことは自己責任になるみたいなのが理想な感じじゃあると思うけれど、普通は中学か早ければ小学生の頃からエロいことに興味津々なグループって男女問わず結構いるんだよ?」
「それは・・・マリさんは新一君の事については言ったけど、私達とか周りはその事に何の関係があるんだい?」
「要は帝丹の環境そのものが工藤君もそうだし毛利さんの幼さを助長したっていうのもそうだし、何なら工藤君が中心になって今の帝丹の゙状況になってしまったからこそ、今の二人の状態を担ってしまったんじゃないかってことだよ。そして世良さん達も世良さん達でそういった帝丹の環境みたいなものが普通だって風に思わない方がいいとかって話どころじゃなく、帝丹高校を卒業した後はこんな環境なんて年齢が上がって大人になっていくのにつれて皆無になっていくから、工藤君の事も含めてそういうこともちゃんと考えていった方がいいって事を言っておくべきかなってね」
「「「っ!?」」」
そこからマリが言葉にしていったのは新一周辺が性的な事に触れなさすぎであったことの影響と、それが将来的には世良達にも良くない事になる可能性を及ぼしかねない・・・というものであり、明らかに気落ちしていた蘭も含めて三人は驚きを浮かばせていた。
「何ていうかまぁそんな環境に関しては工藤君達がこうなるようにって意図して作った訳じゃないのは分かるんだけど、それでも小中高とエスカレーター式で共に進級して上がってきた人達ばかりだから君達の影響を受けたからそうなったんじゃないかって感じちゃうんだよね。事件に慣れるような事になったのに、性的な事に関してはやけに今の年齢に関してはあまりにも幼すぎるのもまたって感じにね。そしてこれに関してはこの場にいないから言えるって部分もあるけれど、鈴木さんがいい例って言えるんだよね。彼女については前から帝丹内でちょこちょこ見かけてはいたけど、彼氏さんが出来る前の様子を思い返すと滅茶苦茶彼氏欲しいしイケメンがいいみたいに言ってた姿とか声とは裏腹に、ちょっと純粋過ぎるくらいに男慣れしてないみたいなアンバランスな感じがさ」
「あぁ・・・確かにそう言われると、言いたいことは分かる気がする・・・京極さんと出会う前に彼氏とか欲しかったっていうんなら園子さんならタチが悪い男に引っ掛かる可能性もあっただろうけれど、全然彼氏くらい出来そうな感じがあったのにそうならなかったのは事件になってしまったとかってのもあるだろうけど、出会いの形はともかく性的な事のない純粋な恋愛がしたいみたいな気持ちがあったってことからなのか。そして園子さんもそうだし周りがそうなったのは近くにいて、新一君に蘭さん達の影響を受けたのが大きいと見たからだと・・・」
「まぁそんな感じだね」
マリはそんな環境になったのは意図的ではないにしてもその影響力は確かだろうと園子を引き合いに出して話すと、世良が否定出来ないと漏らしていく声に二人も何とも言えない顔でマリが頷く姿を見るしかなかった。そう言われてしまえば否定出来ないというよう。
.
「ん〜、もう終わりって風にしてもいいけどもうちょっと話をさせてほしいな。ちょっとまた性的な事に踏み込むことになるけど、これから話すことについては毛利さんにだけじゃなく二人にも参考になることだと思うからね」
「あ・・・ま、まぁ話さないといけないってことなら話を聞かせてもらうよ・・・」
そんな蘭を気遣うよう世良は明るく礼を言って終わろうという空気を出すが、マリが性的な事についてまだ話をと言ったことに志保もだが微妙そうに頷いた。二人共あまり得意ではないジャンルの話をまたされるということに。
「んじゃ話すけど、今回こんな事になったのって工藤君が特にって言えるけど君達も君達で性的なことについて、私の通ってた中学の頃の同級生と比べてもあまりにも性的な事に対する意識が低いってのが結構捨てきれない要素だと思うんだよね。まぁ一般的に考えればそういったように高校くらいまでは性的な事は勉強で触れるくらいであって、卒業したらそういうことは自己責任になるみたいなのが理想な感じじゃあると思うけれど、普通は中学か早ければ小学生の頃からエロいことに興味津々なグループって男女問わず結構いるんだよ?」
「それは・・・マリさんは新一君の事については言ったけど、私達とか周りはその事に何の関係があるんだい?」
「要は帝丹の環境そのものが工藤君もそうだし毛利さんの幼さを助長したっていうのもそうだし、何なら工藤君が中心になって今の帝丹の゙状況になってしまったからこそ、今の二人の状態を担ってしまったんじゃないかってことだよ。そして世良さん達も世良さん達でそういった帝丹の環境みたいなものが普通だって風に思わない方がいいとかって話どころじゃなく、帝丹高校を卒業した後はこんな環境なんて年齢が上がって大人になっていくのにつれて皆無になっていくから、工藤君の事も含めてそういうこともちゃんと考えていった方がいいって事を言っておくべきかなってね」
「「「っ!?」」」
そこからマリが言葉にしていったのは新一周辺が性的な事に触れなさすぎであったことの影響と、それが将来的には世良達にも良くない事になる可能性を及ぼしかねない・・・というものであり、明らかに気落ちしていた蘭も含めて三人は驚きを浮かばせていた。
「何ていうかまぁそんな環境に関しては工藤君達がこうなるようにって意図して作った訳じゃないのは分かるんだけど、それでも小中高とエスカレーター式で共に進級して上がってきた人達ばかりだから君達の影響を受けたからそうなったんじゃないかって感じちゃうんだよね。事件に慣れるような事になったのに、性的な事に関してはやけに今の年齢に関してはあまりにも幼すぎるのもまたって感じにね。そしてこれに関してはこの場にいないから言えるって部分もあるけれど、鈴木さんがいい例って言えるんだよね。彼女については前から帝丹内でちょこちょこ見かけてはいたけど、彼氏さんが出来る前の様子を思い返すと滅茶苦茶彼氏欲しいしイケメンがいいみたいに言ってた姿とか声とは裏腹に、ちょっと純粋過ぎるくらいに男慣れしてないみたいなアンバランスな感じがさ」
「あぁ・・・確かにそう言われると、言いたいことは分かる気がする・・・京極さんと出会う前に彼氏とか欲しかったっていうんなら園子さんならタチが悪い男に引っ掛かる可能性もあっただろうけれど、全然彼氏くらい出来そうな感じがあったのにそうならなかったのは事件になってしまったとかってのもあるだろうけど、出会いの形はともかく性的な事のない純粋な恋愛がしたいみたいな気持ちがあったってことからなのか。そして園子さんもそうだし周りがそうなったのは近くにいて、新一君に蘭さん達の影響を受けたのが大きいと見たからだと・・・」
「まぁそんな感じだね」
マリはそんな環境になったのは意図的ではないにしてもその影響力は確かだろうと園子を引き合いに出して話すと、世良が否定出来ないと漏らしていく声に二人も何とも言えない顔でマリが頷く姿を見るしかなかった。そう言われてしまえば否定出来ないというよう。
.