曇りを晴らした先に道化の探偵は覚醒する

後書きです。覚醒したおっちゃんについての話だったんですが、いかがでしたでしょうか?



まぁ何ていうか入口でも書いたよう都合よく覚醒してはまたポンコツに戻るなんてって感じだったんですよね・・・だからまぁそんなになるのって理屈をつけると、おっちゃんの感情やらが邪魔しているとしか思えないんですよね。その辺りは大体本編で話した感じです。



そしてその中でというか優作や新一に対する憧れというか、自分もあんな風になりたいって気持ちはどこかしらで抱いていても不思議ではない感じはするんです。特に優作に対しては同年代辺りでいて身近な憧れの対象になって、警察を辞めて探偵になると決めたのも少なからずその姿を見ての影響があったのではと。



そしてこの辺りに関しては賛否両論あるかとは思いますけど、そういった憧れだったり情やらが目を曇らせて頭を鈍らせているって言う部分が大きいと思っているんですが・・・それを無くせたらというか、新一達がやってきたこともですけど信用出来ないから何も言わなかったと知ったらいくらおっちゃんがお人好しと言っても、新一達に対する気持ちはどう少なく見積もっても激減することになるのは間違い無いと思うんですよね。



けれどお人好しっていう部分がどうしても新一達の事を疑い切れないみたいな事に一人ならなると思いますけど、そこで冷徹でいて現実的な視点から物を言える人がいればいいんじゃないかと思ったんで、BASARA元就を出そうと決めたんです。歯に衣着せない発言をすることは勿論、おっちゃんの事を知っているなら名探偵として持ち上げられている姿にそんなわけないだろうと疑問を呈してきっかけになるだろうからと。



ですがここらへんで元就がらしくないんじゃないかと思うかもしれませんが、話の中では盛り込んでいないですけど転生して丸くなったということからと思ってください。生まれ変わった上で時間が進んで戦国時代のように争いで物事を進める事が望まれないということから、もう乱を起こさない代わりに穏やかに過ごして行くようになって親戚やらには言葉や態度は変わらないけど、実際はかなり優しくなったというように。



ですのでそんな元就からの言葉でおっちゃんも気持ちを固めて動いていった訳ですが、その中でアパートの件については最初のページで書いていた件の事を考えての話になります・・・とある動画でポアロの家賃は三十万といった所と見ましたが、新一が転がり込んできた頃の探偵の仕事がないおっちゃんの様子だと普段から酒を飲んでいたというのもあって、絶対その家賃の金額だけじゃ無理だろうと思ったんです。



ただ設定として英理が裏か表かで資金援助してるかどうかは分かりませんが、それが無いなら他にも物件を持ってて不労所得がないと新一が来るまでの生活は成り立たないとしか思えませんでした。この辺りはハッキリどうなのかに関して明言されていたのかを私は聞いたことはありませんので、この話ではまだ別に物件を持っていてそれを話していないということを盛り込みました。



まぁそこはさておきとして最後辺りの流れに出て来た『江戸川コナン』についてですけど、原作的に自分は『江戸川コナン』でしたなんて組織を壊滅させたことと共に大々的に発表する展開は、今までの経緯だとか明らかにしたらまずい物が多過ぎて流石に作者さんもしない(これを書いている時はまだ原作は終わっていません)と思っているんですが・・・だからこそ現実的に考えると、『江戸川コナン』が活動していたことっていつ爆発するか分からない爆弾だろうと思うんです。何でいなくなったのかって風に。



ただ(まだこの時点ではそうなってない)原作的に有り得る展開としては蘭だけでなくおっちゃんに目暮達に園子に京極達といった、事実を知られていない面々が組織壊滅戦に参加して事実を共有してそういった爆発が起きたなら、工藤家の親戚云々とか知らないみたいには事実を知らない人達に周知されてないのが前提になりますが、出来なくはないと思います・・・けどそれを知らなかったらまぁ誤魔化しようがない上で、新一達に追求は絶対に及ぶよねって事態になるのは避けられないと思います。



そんな『江戸川コナン』についてが周知されたなら新一達は事実を話したいけど組織の事を言えないなら、逃げる以外に出来ないだろうなと思います。何せ事情があるからとおっちゃん達に何も言わず利用していって、バレないならとそれを通そうとしてるんですからね・・・ですがそれがバレてしまって批難とは言わずとも嫌疑の目が向けられれば、新一はそんな物に耐えれず逃げると思いますが・・・そこら辺は本編の感じから納得していただければ幸いです。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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