曇りを晴らした先に道化の探偵は覚醒する
「ま、そこら辺に関しちゃもういいが・・・絶対に博士は俺らの事をバラすなよ。今までの音声ファイルは俺の手の中にあるから、もしそうしたならその音声ファイルは全部公表した上で、新一達と死なば諸共ってやってやるからな」
「わ、分かっておる・・・ワシ自身も毛利君の事を知っていて何も言わなかったと言ったらどういうことだとなりかねんし、そんなことは言わぬよ・・・」
ただそこで今までの空気を変えるようにこれからもバラすなとそうした時の対応も含めて冷たく口にする小五郎に、阿笠は焦ったようになりつつも首を横に振った。今更そんなことなど自分の立場としても出来ないと。
・・・阿笠はこういった関係に小五郎となってから、灰原が来てからということやその灰原の盗聴もあって、新一達にも秘密にすることが増えて心労が増すことになった。だがそんな事なんて小五郎からすれば大して興味のない物だった。何故なら当人には言ってはいないが、自分を利用するようにと新一に言った張本人を許す気にはなれなかったからだ。いくら昔からの縁があったからとは言えそこまでの事をやられたことから、内心では新一達同様に阿笠の事を早く切り捨てたくて仕方なかったのである。
しかし新一達の事がどういう形であれ解決だとか新一達にとって残酷な形・・・有り体に言うならバレて死ぬという形でも終わりが見えないなら以降も振り回されることは目に見えていたか上で、阿笠は立場的に灰原を抱えているのもあるし新一のサポート役としてかなり役に立っていて、今更離れるなんて許されない立場を形成していた。だからそんな阿笠を切り捨てればこれからどうなるか分からないから、そういった気持ちは見せずに阿笠と付き合ってきた。
だがもう終わりが見えてきたことから小五郎は阿笠にこの関係の繋がりは終わりになるが、これからも俺や英理達が事実を知っていたことに関してを黙らないととんでもない事になりかねない・・・そう話すと阿笠も顔を青ざめさせながらそうすると頷いたのだが、むしろそれくらいの重荷くらいは最低でも負うのは当然だろうと小五郎は思っていた。新一を優先する選択をしてきたことに対する報いとして・・・
・・・そうして少しして阿笠から新一達が最終決戦の日取りが決まったと連絡が来て、同時にその日取りの時間に蘭と新一が別の用件で数日出掛けるといった旨を伝えてきた。前々からちょくちょくそういった事はあったことから特に疑うような様子も見せず、なら行ってこいと当日に送り出す形を取ってだ。
それでそんな光景を見届けた後に小五郎は英理達を始めに連絡をして、さっさと行動していった。この辺りで最初から叔父の元に行ったというように言うのはまずいということからまずは病院に向かったとした上で、病気が明らかになって遠くの親戚である叔父の元で静養している・・・といったシナリオにした。勿論その辺りは英理が材料は用意して対応すると言っているし、叔父の元には初めから直行する事にしている。下手に時間をかけても意味はないと見てだ。
だからそれで小五郎はそうして電話をした後で新幹線に乗って叔父のいる所まで行き、数日程過ごした所で英理から連絡が入った。結果として新一達は無事に組織は潰される事になって元の体に戻れる材料を手に入れる事が出来たが、それで帰って来る最中に阿笠が終わったと連絡してきた事から英理が蘭に電話し、こういうことになったからしばらく小五郎は療養と共に叔父の所で暮らすから自分の元に来い・・・と言ったのだが最初は療養くらい米花町でも出来るだろうと蘭は反論したそうだ。
だが小五郎の病気以上に今の探偵としての名声から小五郎が穏やかに休めるとは思えないとの叔父の言葉があったことから、あの人と私で話をした上で米花町を離れてゆっくり周りを気にせず療養することにした方がいいと話をしたからこうなった・・・というように言って、ようやく蘭もだが近くにいたらしい新一も納得したとの事だった。
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「わ、分かっておる・・・ワシ自身も毛利君の事を知っていて何も言わなかったと言ったらどういうことだとなりかねんし、そんなことは言わぬよ・・・」
ただそこで今までの空気を変えるようにこれからもバラすなとそうした時の対応も含めて冷たく口にする小五郎に、阿笠は焦ったようになりつつも首を横に振った。今更そんなことなど自分の立場としても出来ないと。
・・・阿笠はこういった関係に小五郎となってから、灰原が来てからということやその灰原の盗聴もあって、新一達にも秘密にすることが増えて心労が増すことになった。だがそんな事なんて小五郎からすれば大して興味のない物だった。何故なら当人には言ってはいないが、自分を利用するようにと新一に言った張本人を許す気にはなれなかったからだ。いくら昔からの縁があったからとは言えそこまでの事をやられたことから、内心では新一達同様に阿笠の事を早く切り捨てたくて仕方なかったのである。
しかし新一達の事がどういう形であれ解決だとか新一達にとって残酷な形・・・有り体に言うならバレて死ぬという形でも終わりが見えないなら以降も振り回されることは目に見えていたか上で、阿笠は立場的に灰原を抱えているのもあるし新一のサポート役としてかなり役に立っていて、今更離れるなんて許されない立場を形成していた。だからそんな阿笠を切り捨てればこれからどうなるか分からないから、そういった気持ちは見せずに阿笠と付き合ってきた。
だがもう終わりが見えてきたことから小五郎は阿笠にこの関係の繋がりは終わりになるが、これからも俺や英理達が事実を知っていたことに関してを黙らないととんでもない事になりかねない・・・そう話すと阿笠も顔を青ざめさせながらそうすると頷いたのだが、むしろそれくらいの重荷くらいは最低でも負うのは当然だろうと小五郎は思っていた。新一を優先する選択をしてきたことに対する報いとして・・・
・・・そうして少しして阿笠から新一達が最終決戦の日取りが決まったと連絡が来て、同時にその日取りの時間に蘭と新一が別の用件で数日出掛けるといった旨を伝えてきた。前々からちょくちょくそういった事はあったことから特に疑うような様子も見せず、なら行ってこいと当日に送り出す形を取ってだ。
それでそんな光景を見届けた後に小五郎は英理達を始めに連絡をして、さっさと行動していった。この辺りで最初から叔父の元に行ったというように言うのはまずいということからまずは病院に向かったとした上で、病気が明らかになって遠くの親戚である叔父の元で静養している・・・といったシナリオにした。勿論その辺りは英理が材料は用意して対応すると言っているし、叔父の元には初めから直行する事にしている。下手に時間をかけても意味はないと見てだ。
だからそれで小五郎はそうして電話をした後で新幹線に乗って叔父のいる所まで行き、数日程過ごした所で英理から連絡が入った。結果として新一達は無事に組織は潰される事になって元の体に戻れる材料を手に入れる事が出来たが、それで帰って来る最中に阿笠が終わったと連絡してきた事から英理が蘭に電話し、こういうことになったからしばらく小五郎は療養と共に叔父の所で暮らすから自分の元に来い・・・と言ったのだが最初は療養くらい米花町でも出来るだろうと蘭は反論したそうだ。
だが小五郎の病気以上に今の探偵としての名声から小五郎が穏やかに休めるとは思えないとの叔父の言葉があったことから、あの人と私で話をした上で米花町を離れてゆっくり周りを気にせず療養することにした方がいいと話をしたからこうなった・・・というように言って、ようやく蘭もだが近くにいたらしい新一も納得したとの事だった。
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