あるべき形とは何かを見失う者達と見定める者達

後書きです。目暮達もですが新一に関しての警察の対応の変化に関しての話だったのですが、いかがでしたでしょうか?



まず今回の話に関して思い付いたのは話の中で出しましたが、目暮班が新一と仲がいいことも含めて警察として良くなさすぎる事を突き付けるのもですが、警察がそもそも新一に頼る構図をどうにか出来る存在がいないかなと考えてたんです。ただそうするには他の短編でのような三人以下の人数じゃ手数は足りないし、かといって現場レベルの人間だけじゃうまくいかないし上の立場の人間だけでも指示だけじゃ成功はまずしないだろう・・・ということから、上の立場の人間と現場の人間の二つの立場のハイブリッドが出来る作品がいいと思ったんです。



その点で相棒はよく見ていたのもありますけど、相棒の面々ってほぼ敵みたいな面々でも手を組むみたいなのはメリットデメリットを見極めてやれる描写ありましたから、ほぼ敵みたいなのを除いた上で指揮を出せる・・・それも杉下に反対されない指針を出せてある程度は御せる存在がいれば、他のメンバーも含めて出来ない訳じゃないんじゃないかと考えて相棒にしたんです。小野田なら出来そうというか、あのアクの強い面々をまとめるのは小野田以外いないだろうと。



ただ原作開始時からではなく中学の途中からにしたのは、流石に数年単位で活動しているのを放置に近い状態なのは駄目だろうと思ってです。どこから新一がマスコミに注目されだしたかは原作を追いきれないから分からないからともかくとしても、少なくとも中学生の半ばくらいからはそうなってたんだろうと仮定して話を進めましたが・・・なんと言うか一番新一がのさばるのを許さなそうなのを表に出すのは、内村刑事部長だと思うんですよね。



頭を打つ前と打ってからに再度頭を打ってからとで三パターン刑事部長にはありますけど、どのパターンでも何だかんだで警察としての規範に則らない事を嫌うのは一貫してるんですよね。悪人モードなら目障りだからと言ってもやるべきではない違反行為をやるのは止めろと言うのは上の立場から言えば間違いとは言えませんし、正義感モードの時はそういった部分は大分収まって特命係の背を押しはすることは多くなったもののそこは揺るいでいませんでしたからね。



まぁそういった刑事部長の性格的にどっちパターンでも警察官でもない新一が幅をきかせるのは許さないというと思いますから、大河内に話をした上で共々小野田に言ったことから発展したのが今回の話・・・となったんですが、納得していただければ幸いです。



ただ話の中でも出しましたけど、推理モノって探偵の有能さを際立たせる為とは言え警察が無能になるっていう風な感じになるのがセオリーらしいんですよね。主人公が事件を解決するためにある程度仕方無い部分はあるとは思いますし、別の所で正義感が強いだとか恰好つけさせるシーンがあったのは見たことはありますが・・・それで釣り合いが取れているかというと、もうそれ以外の場面や事件が多すぎて釣り合ってはないというようにしか思えないんです。現場を調べてそこで明らかになった情報を新一が事件の解決の為に使い、トリックやらが分からないからと解説を求めてそれらが全部終わったら犯人連行する・・・これがほぼの形になってたまにの活躍やメイン回で取り返しっていうのもなぁ、と思います。



そんな目暮達を中心に今回のような話にしたわけですが、そんなものだから新一にも当然影響が来ることになりますが・・・そこで新一が取る手段は話の中に出したような物になるのはほぼ確実と私は思いますし、同時にそんな新一をどうにかするだけの出来事というか相手は話の中に出したよう、杉下や小野田ではなく好意がないマスコミに人の目しかないと思います。原作の新一の行動や思考からして怒られるだけで済むなら必要な事だで何度も同じことを繰り返してましたから、蘭の事も問題として挙げれば効くと思います。



後、原作が始まる前の事ですが原作の出来事に関しては考えてませんのであしからず。あくまでこの話については目暮達や新一に関してやろうと思っただけなので、そこら辺は全くなので。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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