救う者と救われるもの 第三話
「よし、これでいいか」
日記を書き終わり、一段落ついたルーク。窓から見える景色は既に闇模様で辺りは夜だとすぐに分かる。
「終わったか・・・なら行くぞ」
ルークの言葉でジューダスは腰掛けていたベッドから立ち上がり、外に行く事を促した。
「うん」
それに静かに答えるルーク。本当は宿の中で話をしたかったが、ティアが眠っているという事を考えて宿の外で話す事になった。
宿から出て二人が向かった先は昼に眠っていた時に背にしていた木の所。少し時間が遅い為か周りに人はいない。
「・・・色々互いに言いたい事はあるだろうがまずは僕から聞かせてもらう、いいな」
「うん・・・」
周りを確認し、ジューダスは自分から疑問をぶつけることにした。
「何故貴様は僕が異次元空間にいると分かった」
「それは・・・ローレライが教えてくれたんだ」
「・・・ローレライ?そいつが貴様を過去に送ったのか?」
「うん・・・でも何で俺が過去に来たって分かったの?」
「貴様がエンゲーブに行くという事を知っていたのに対し、あの女はそれを知らなかった。過去から時空移動してきたのなら未来の事を知っている筈はない」
「あ・・・そっか・・・」「僕が聞きたいのはここからが本題だ・・・」
そう言ったジューダスの表情が厳しくなり、辺りの雰囲気が一・二度下がった様に感じられた。
「貴様は何の為に過去に戻ってきた・・・」
「え・・・?」
「答えろ・・・答えなければ切って捨てる」
ルークは少し押されていた。目の前にいる人物から感じとれる気配から真剣だというのが分かる。真剣過ぎて怖いくらいに・・・
「分かった・・・」
ルークはその雰囲気に押されつつも、それに答えるべく了承の意を伝えた。
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日記を書き終わり、一段落ついたルーク。窓から見える景色は既に闇模様で辺りは夜だとすぐに分かる。
「終わったか・・・なら行くぞ」
ルークの言葉でジューダスは腰掛けていたベッドから立ち上がり、外に行く事を促した。
「うん」
それに静かに答えるルーク。本当は宿の中で話をしたかったが、ティアが眠っているという事を考えて宿の外で話す事になった。
宿から出て二人が向かった先は昼に眠っていた時に背にしていた木の所。少し時間が遅い為か周りに人はいない。
「・・・色々互いに言いたい事はあるだろうがまずは僕から聞かせてもらう、いいな」
「うん・・・」
周りを確認し、ジューダスは自分から疑問をぶつけることにした。
「何故貴様は僕が異次元空間にいると分かった」
「それは・・・ローレライが教えてくれたんだ」
「・・・ローレライ?そいつが貴様を過去に送ったのか?」
「うん・・・でも何で俺が過去に来たって分かったの?」
「貴様がエンゲーブに行くという事を知っていたのに対し、あの女はそれを知らなかった。過去から時空移動してきたのなら未来の事を知っている筈はない」
「あ・・・そっか・・・」「僕が聞きたいのはここからが本題だ・・・」
そう言ったジューダスの表情が厳しくなり、辺りの雰囲気が一・二度下がった様に感じられた。
「貴様は何の為に過去に戻ってきた・・・」
「え・・・?」
「答えろ・・・答えなければ切って捨てる」
ルークは少し押されていた。目の前にいる人物から感じとれる気配から真剣だというのが分かる。真剣過ぎて怖いくらいに・・・
「分かった・・・」
ルークはその雰囲気に押されつつも、それに答えるべく了承の意を伝えた。
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