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1冊目 追憶

戯言だと思って聞いてくれ 親愛なる友よ
どうやら僕が書く物語は
日に日に面白みを失っているようだ
だから 今君に送った言葉も
君の心を感動させることができない

昔君は 僕の書いた一字一句に
喜怒哀楽で感動してくれた
あのときの君の顔が見たいのに
今は僕の力では君の感情を引き出せない

すまない どうか
僕を笑っておくれ
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