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1冊目 追憶

もう前に進めないよ
僕は泣き虫
後ろを振り返っては 泣いてばかり
見えない壁が僕を遮って
その場に立ち竦む
「君を遮るものなんてどこにも無いよ。
 だからほら、前を見て。
 進んで行けばいい。」
僕の背中を押したのは
他でもない君だったんだ
ゆっくり 僕は前を見る
涙はもういらないよ
そして僕は 一歩 前に進んだ
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