スタンドマイヒーローズ
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日中のうだる暑さも、さすがに陽が落ちれば少しは過ごしやすくなる。
などと言っていたのはどこの誰だったか。
相変わらず気温は高いままだし、べたべたとまとわりつくような熱もいつになったら引いてくるのだろう。
もちろんエアコンの効いた部屋にいれば快適なのだが、長時間いるとそれはそれで身体がだるくなってしまったりするので、時々は外の自然の空気を吸いたくなる。
だが、暑い。
そんな時に彼が提案してくれたのが、これだった。
「……っぷはぁ〜!美味し〜!」
早めにシャワーを浴びてからベランダで二人、星空を眺めながら缶ビールを煽る。
予想以上に心地よい時間だった。
「相変わらずいい飲みっぷりだなぁ」
「そんな事言って、大輔さんだってもう半分くらい空けてるじゃないですかぁ」
いい大人が随分と安上がりだとは思うけれど、わたしたちにはこれがちょうどいい。
特にここ最近はいくつも事件が重なっていて、まともに二人の時間を取るなんて出来なかったから、一緒にいられるならなんでもいい、というのがわたしの本音だった。
アルコールが回った勢いで、そっと彼の肩に頭を預ける。
「……どうした?」
「いま流れ星が来たら、どんなお願いします?」
「そうだなぁ……」
少し考えてから、大輔さんは悪戯を思いついた子どもみたいな顔で、やっぱり秘密だなと笑った。
「教えてくださいよ〜」
「教えたら叶わなくなるって言ったのお前だろ」
「え〜?そんな事言いました?」
言った言わない論争なんて無駄でしかないやりとりだけれど、二人でやればそれですらなんだか面白い。
何度目かの問答の後で、もうこれでおしまいと言う代わりに彼が自身のそれでわたしの唇を塞いだ。
お互いに酔っているから、制御なんて出来そうにはなかった。
わたしのお願いはね。
明日も貴方と一緒にいられますように。
などと言っていたのはどこの誰だったか。
相変わらず気温は高いままだし、べたべたとまとわりつくような熱もいつになったら引いてくるのだろう。
もちろんエアコンの効いた部屋にいれば快適なのだが、長時間いるとそれはそれで身体がだるくなってしまったりするので、時々は外の自然の空気を吸いたくなる。
だが、暑い。
そんな時に彼が提案してくれたのが、これだった。
「……っぷはぁ〜!美味し〜!」
早めにシャワーを浴びてからベランダで二人、星空を眺めながら缶ビールを煽る。
予想以上に心地よい時間だった。
「相変わらずいい飲みっぷりだなぁ」
「そんな事言って、大輔さんだってもう半分くらい空けてるじゃないですかぁ」
いい大人が随分と安上がりだとは思うけれど、わたしたちにはこれがちょうどいい。
特にここ最近はいくつも事件が重なっていて、まともに二人の時間を取るなんて出来なかったから、一緒にいられるならなんでもいい、というのがわたしの本音だった。
アルコールが回った勢いで、そっと彼の肩に頭を預ける。
「……どうした?」
「いま流れ星が来たら、どんなお願いします?」
「そうだなぁ……」
少し考えてから、大輔さんは悪戯を思いついた子どもみたいな顔で、やっぱり秘密だなと笑った。
「教えてくださいよ〜」
「教えたら叶わなくなるって言ったのお前だろ」
「え〜?そんな事言いました?」
言った言わない論争なんて無駄でしかないやりとりだけれど、二人でやればそれですらなんだか面白い。
何度目かの問答の後で、もうこれでおしまいと言う代わりに彼が自身のそれでわたしの唇を塞いだ。
お互いに酔っているから、制御なんて出来そうにはなかった。
わたしのお願いはね。
明日も貴方と一緒にいられますように。
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