スタンドマイヒーローズ
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目を覚ましても、外はまだ暗い。
カーテンの隙間から差し込む月明かりでさえも朧げすぎて不安を煽ってくる。
締め付けられる胸の痛みに耐えるように、左手でパジャマの胸元をぎゅっと握る。
そして、もう一方のてを伸ばした。
その先にあるのは、かつては薬の小瓶だった。
でも、今は。
(あぁ……あったかい。)
規則正しいリズムで呼吸を重ね、緩み切った表情で幸せそうに眠る愛しい人。
すっごいアホ面、なんて起きていたら揶揄ってしまうけれど、どれだけこの優しさに救われたかわからない。
抱き寄せて、項にひとつ、首元にもう一つ。
キスを落として赤い華の痕を刻んでいく。
しかし、彼女の温もりは心を穏やかにしてくれるが、すべての不安を拭い去ってくれるわけではない。
押し寄せる不安の波の大きさに比例して、刻む華の痕も増えていく。
「……ん……ハル、くん……?」
さすがに数を重ねれば、彼女もぼんやり瞼を持ち上げて、眠そうにあくびを噛み殺す。
そこへ、額にもひとつ唇を落とした。
名前を呼べば、まっすぐにこちらを見て微笑んでくれる。
あぁ、本当に愛おしくてたまらない。
ぷつりと理性の切れた獣のように唇を貪れば、始めこそ驚いて身体をひくっと震わせるものの、次第に力が抜けてこちらの要求に応えてくれるようになる。
艶を含んでこぼれる吐息とか。
蕩けそうに熱を持って潤んだ瞳とか。
全身で求めてくれるから、ここにいていいのだと実感できる。
もう絶対に手放すことなんてできない。
愛してるの代わりに、何度も何度も彼女の名前を呼ぶ。
「……ハル、くん……」
「……ん?なぁに、千颯。」
「……だいすき、だよ……」
恥ずかしがり屋の彼女からの、とびっきりの愛の言葉。
それは、すべての不安を吹き飛ばす特効薬になった。
カーテンの隙間から差し込む月明かりでさえも朧げすぎて不安を煽ってくる。
締め付けられる胸の痛みに耐えるように、左手でパジャマの胸元をぎゅっと握る。
そして、もう一方のてを伸ばした。
その先にあるのは、かつては薬の小瓶だった。
でも、今は。
(あぁ……あったかい。)
規則正しいリズムで呼吸を重ね、緩み切った表情で幸せそうに眠る愛しい人。
すっごいアホ面、なんて起きていたら揶揄ってしまうけれど、どれだけこの優しさに救われたかわからない。
抱き寄せて、項にひとつ、首元にもう一つ。
キスを落として赤い華の痕を刻んでいく。
しかし、彼女の温もりは心を穏やかにしてくれるが、すべての不安を拭い去ってくれるわけではない。
押し寄せる不安の波の大きさに比例して、刻む華の痕も増えていく。
「……ん……ハル、くん……?」
さすがに数を重ねれば、彼女もぼんやり瞼を持ち上げて、眠そうにあくびを噛み殺す。
そこへ、額にもひとつ唇を落とした。
名前を呼べば、まっすぐにこちらを見て微笑んでくれる。
あぁ、本当に愛おしくてたまらない。
ぷつりと理性の切れた獣のように唇を貪れば、始めこそ驚いて身体をひくっと震わせるものの、次第に力が抜けてこちらの要求に応えてくれるようになる。
艶を含んでこぼれる吐息とか。
蕩けそうに熱を持って潤んだ瞳とか。
全身で求めてくれるから、ここにいていいのだと実感できる。
もう絶対に手放すことなんてできない。
愛してるの代わりに、何度も何度も彼女の名前を呼ぶ。
「……ハル、くん……」
「……ん?なぁに、千颯。」
「……だいすき、だよ……」
恥ずかしがり屋の彼女からの、とびっきりの愛の言葉。
それは、すべての不安を吹き飛ばす特効薬になった。