スタンドマイヒーローズ
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最初は、ただ利用してやろうとだけ思ってた。
珍しい薬効体質の女。
ただ、それだけだったのに。
「……あれ……朝、か……?」
瞼を持ち上げると、窓辺からは眩しいくらいの光が差し込んでいた。
ここのところ捜査が立て込んでいたり、進展のない長期の張り込みなどが続いていたから、自分で思っているよりも精神的にすり減っていたらしい。
ここまでぐっすり寝たのはいつ以来だろう。
欠伸をひとつ噛み殺す。
「……ん……?」
隣でもぞもぞと身じろぎするのがわかった。
彼女も同じくらい多忙を極めていたから、今日は強制的に休暇を取らされていたはずだ。
少し揶揄ってやろうと、わざと背中から強く抱きしめた。
「……もう……しゅん、さん……」
背後からでは表情こそ見えないものの、長年の付き合いでふくれっ面をしていることは想像に難くない。
それがただの照れ隠しだということも。
その証拠に、首筋に軽く唇を落としてやればくすぐったそうに身をよじるし。
パジャマの裾から手を滑り込ませれば、仔猫みたいな声がこぼれる。
「どうせお前もオフだろ?」
「そう……です、けど……」
腹や胸元を緩慢にまさぐってやる。
いちいち反応するからおもしろい。
昨夜はお互い疲れ切っていてそれどころではなかったから、まぁたまにはこういう朝もいいだろう。
わざと耳元で彼女の名前を囁き、またひくっと肩を震わせたところでくるりと身体を反転させる。
向き合って、間髪入れずに唇に噛みつくようなキスをしてやった。
ただの女だったのに。
こんなにも愛おしいと思うなんて。
何度も何度も。
愛してるの代わりに彼女の名前を呼んだ。
珍しい薬効体質の女。
ただ、それだけだったのに。
「……あれ……朝、か……?」
瞼を持ち上げると、窓辺からは眩しいくらいの光が差し込んでいた。
ここのところ捜査が立て込んでいたり、進展のない長期の張り込みなどが続いていたから、自分で思っているよりも精神的にすり減っていたらしい。
ここまでぐっすり寝たのはいつ以来だろう。
欠伸をひとつ噛み殺す。
「……ん……?」
隣でもぞもぞと身じろぎするのがわかった。
彼女も同じくらい多忙を極めていたから、今日は強制的に休暇を取らされていたはずだ。
少し揶揄ってやろうと、わざと背中から強く抱きしめた。
「……もう……しゅん、さん……」
背後からでは表情こそ見えないものの、長年の付き合いでふくれっ面をしていることは想像に難くない。
それがただの照れ隠しだということも。
その証拠に、首筋に軽く唇を落としてやればくすぐったそうに身をよじるし。
パジャマの裾から手を滑り込ませれば、仔猫みたいな声がこぼれる。
「どうせお前もオフだろ?」
「そう……です、けど……」
腹や胸元を緩慢にまさぐってやる。
いちいち反応するからおもしろい。
昨夜はお互い疲れ切っていてそれどころではなかったから、まぁたまにはこういう朝もいいだろう。
わざと耳元で彼女の名前を囁き、またひくっと肩を震わせたところでくるりと身体を反転させる。
向き合って、間髪入れずに唇に噛みつくようなキスをしてやった。
ただの女だったのに。
こんなにも愛おしいと思うなんて。
何度も何度も。
愛してるの代わりに彼女の名前を呼んだ。