IDOLiSH7
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家に帰って、リビングの灯りを点ける。
日付も随分前に更新されて、すっかり夜も更けたこの時間では、当たり前だけれど彼女の姿はここにはない。
きっと今頃、大好きなベッドの上で締まりのない表情のまま、ぐっすり夢の中にいるに違いない。
そんな彼女を頭の中に描いて頬を緩めると、テーブルの上に置かれた小さなメモに気づく。
『天くん 今日もお仕事おつかれさまです!
とっても美味しそうなドーナツ屋さんが近所にできたみたいなので
今度一緒に行きたいです!』
これは、少し前から彼女発信で始まった交換日記のような置手紙。
初めこそ、どうでもいいと気に留めていなかったけれど、毎日毎日飽きもせず置かれているのを見て、ふと一言くらい返してみようと思ったことがあった。
『ただいま』
書いたのは、たったそれだけ。
何を書けばいいのかも、どう書いたらいいのかもわからなかった。
それでも、翌日にこれを読んだ彼女は予想以上に喜んだ。
たまたま同じ時間に起きて顔を合わせたら、あふれんばかりの笑顔を向けられたのだ。
「おっ、お返事!ありがとう!」
何の変哲もない付箋に書いた一言なのに、宝物でも手にしたみたいに目を輝かせるなんて思わなかった。
「そんなのただのメモでしょ。はしゃぎすぎ。」
ぞんざいな言い方をしながらも、ここまで喜んでくれるならば、続けてみてもいいのかもしれないとまで考えるようになった。
それから、数か月。
顔を合わせられない日はこうしてメモが置いてあるから、今夜もあの日と同じ付箋にペンを走らせた。
『ボクも楽しみにしてる。店の名前教えて。リサーチしておくから。』
彼女からのメモは回収して、手早く寝る支度を整え始める。
明日の朝も、彼女に灯る笑顔を思い浮かべて。
日付も随分前に更新されて、すっかり夜も更けたこの時間では、当たり前だけれど彼女の姿はここにはない。
きっと今頃、大好きなベッドの上で締まりのない表情のまま、ぐっすり夢の中にいるに違いない。
そんな彼女を頭の中に描いて頬を緩めると、テーブルの上に置かれた小さなメモに気づく。
『天くん 今日もお仕事おつかれさまです!
とっても美味しそうなドーナツ屋さんが近所にできたみたいなので
今度一緒に行きたいです!』
これは、少し前から彼女発信で始まった交換日記のような置手紙。
初めこそ、どうでもいいと気に留めていなかったけれど、毎日毎日飽きもせず置かれているのを見て、ふと一言くらい返してみようと思ったことがあった。
『ただいま』
書いたのは、たったそれだけ。
何を書けばいいのかも、どう書いたらいいのかもわからなかった。
それでも、翌日にこれを読んだ彼女は予想以上に喜んだ。
たまたま同じ時間に起きて顔を合わせたら、あふれんばかりの笑顔を向けられたのだ。
「おっ、お返事!ありがとう!」
何の変哲もない付箋に書いた一言なのに、宝物でも手にしたみたいに目を輝かせるなんて思わなかった。
「そんなのただのメモでしょ。はしゃぎすぎ。」
ぞんざいな言い方をしながらも、ここまで喜んでくれるならば、続けてみてもいいのかもしれないとまで考えるようになった。
それから、数か月。
顔を合わせられない日はこうしてメモが置いてあるから、今夜もあの日と同じ付箋にペンを走らせた。
『ボクも楽しみにしてる。店の名前教えて。リサーチしておくから。』
彼女からのメモは回収して、手早く寝る支度を整え始める。
明日の朝も、彼女に灯る笑顔を思い浮かべて。