IDOLiSH7
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夜道を歩きながら、ついため息が溢れてしまう。
もう1ヶ月近くまともに家に帰っていない。
空が白む頃も当たり前だし、そこから数時間だけ寝てまた出かける、そんな日々。
求められて、仕事かたくさんあるのは有難いことで、とても幸せなことなのだけれど。
そんな中で、今日は久しぶりに早く帰れた。(といってももう終電すらない時間だが)
家の近くまではタクシーで、残りの数分を歩いて帰る。
ポケットから鍵を出して、がちゃんと回す。
「……ただいま……」
「おっ、おかえり、なさい……!」
……びっくりした。
もう絶対に寝ていると思った千颯が、パジャマ姿で玄関先に立っていた。
「まだ起きてたの?」
「ううん。寝ようと思ってたんだけど……ごみ捨て忘忘れてたなーって思い出しちゃって。」
言われてみれば、彼女の右手にはゴミ袋が握られていた。
いくら数メートルの場所とはいえ、こんな時間だ。
さすがに外に出て欲しくはない。
「いいよ、明日ボクが捨てておいてあげる。」
たったそれだけの事、口で言えばいいだけなのに。
無意識のうちに千颯を抱きしめていて、その手からぱさりと袋が落ちた。
「て、てん……くん……?」
「ちょっとだけ、このまま。」
お風呂から出たばかりなのかな。
ほのかに香るシャンプーの匂いと、少し高い体温。
その全てが、連日の多忙で疲れ切った体とささくれ立った心をじんわりと癒していく。
「……おつかれさまです。」
何かを察したのか、彼女からもそっと腕をボクの背中に回してくれる。
すっぽりと腕の中に収まってるはずなのに、逆に包み込まれているような心地になるのはどうしてだろう。
「ボクもシャワー浴びてくるから、今夜は一緒に寝よう。」
「え……いいの……?」
「うん。その方が疲れも取れそう。」
そう言うと、花が開いたように微笑む千颯。
明日も朝から収録だから、そんなに長くゆっくりは出来ないのだけれど。
それでも、彼女を抱きしめて眠ればきっと幸せでいっぱいになれる。
「じゃぁ、ベッドでいい子で待ってて。」
ひとつ、触れるだけのキスを額に贈る。
続きは。またあとで。
もう1ヶ月近くまともに家に帰っていない。
空が白む頃も当たり前だし、そこから数時間だけ寝てまた出かける、そんな日々。
求められて、仕事かたくさんあるのは有難いことで、とても幸せなことなのだけれど。
そんな中で、今日は久しぶりに早く帰れた。(といってももう終電すらない時間だが)
家の近くまではタクシーで、残りの数分を歩いて帰る。
ポケットから鍵を出して、がちゃんと回す。
「……ただいま……」
「おっ、おかえり、なさい……!」
……びっくりした。
もう絶対に寝ていると思った千颯が、パジャマ姿で玄関先に立っていた。
「まだ起きてたの?」
「ううん。寝ようと思ってたんだけど……ごみ捨て忘忘れてたなーって思い出しちゃって。」
言われてみれば、彼女の右手にはゴミ袋が握られていた。
いくら数メートルの場所とはいえ、こんな時間だ。
さすがに外に出て欲しくはない。
「いいよ、明日ボクが捨てておいてあげる。」
たったそれだけの事、口で言えばいいだけなのに。
無意識のうちに千颯を抱きしめていて、その手からぱさりと袋が落ちた。
「て、てん……くん……?」
「ちょっとだけ、このまま。」
お風呂から出たばかりなのかな。
ほのかに香るシャンプーの匂いと、少し高い体温。
その全てが、連日の多忙で疲れ切った体とささくれ立った心をじんわりと癒していく。
「……おつかれさまです。」
何かを察したのか、彼女からもそっと腕をボクの背中に回してくれる。
すっぽりと腕の中に収まってるはずなのに、逆に包み込まれているような心地になるのはどうしてだろう。
「ボクもシャワー浴びてくるから、今夜は一緒に寝よう。」
「え……いいの……?」
「うん。その方が疲れも取れそう。」
そう言うと、花が開いたように微笑む千颯。
明日も朝から収録だから、そんなに長くゆっくりは出来ないのだけれど。
それでも、彼女を抱きしめて眠ればきっと幸せでいっぱいになれる。
「じゃぁ、ベッドでいい子で待ってて。」
ひとつ、触れるだけのキスを額に贈る。
続きは。またあとで。