ヒカルの碁
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「・・・疲れた。」
そう小さく呟いて、ソファで食後のテレビを楽しんでいたわたしの肩口にとすんと頭を預けてくる。
「ん?どした?珍しいね。」
「んー・・・。」
わたしから甘えることは日常茶飯事だけれど、義高がこうして擦り寄って来るのは本当に稀だ。
多くは語らないが、よっぽどの事があったに違いない。
猫っ毛な頭を優しく撫でれば、ゆるゆると緩慢な動きで腰に腕を回される。
途端に縮まる距離。
首筋を彼の吐息がなぞる度にくすぐったさを覚える。
身動ぎしても逃がしてはくれない。
それどころか、抱き寄せてくる腕の力が強まってシャツから覗く露になった首元を甘噛みさえしてくる。
「ちょっと・・・よし、たか・・・ッ?!」
やばい、ぞくぞく、する。
背中に走る電流の意味を、わたしは知っている。
体重を掛けられて、まだここはソファなのに押し倒される態勢。
見上げた彼の表情はまるで盤面を見つめる時のような真剣さで、思わずごくりと息を飲み込んだ。
「・・・今日・・・だめ、か?」
あぁ、もう破裂しそうなほど心臓が大きく弾んで止まらない。
YESかNOの2択なら、答えはもう決まっている。
でも言葉にするのは恥ずかしいから、視線に想いを乗せて届けた。
「・・・わかった。」
ふわりと彼の表情が和らいで、次に降り注ぐのは。
甘くて甘くて蕩けてしまいそうなほど、優しいキス。
そう小さく呟いて、ソファで食後のテレビを楽しんでいたわたしの肩口にとすんと頭を預けてくる。
「ん?どした?珍しいね。」
「んー・・・。」
わたしから甘えることは日常茶飯事だけれど、義高がこうして擦り寄って来るのは本当に稀だ。
多くは語らないが、よっぽどの事があったに違いない。
猫っ毛な頭を優しく撫でれば、ゆるゆると緩慢な動きで腰に腕を回される。
途端に縮まる距離。
首筋を彼の吐息がなぞる度にくすぐったさを覚える。
身動ぎしても逃がしてはくれない。
それどころか、抱き寄せてくる腕の力が強まってシャツから覗く露になった首元を甘噛みさえしてくる。
「ちょっと・・・よし、たか・・・ッ?!」
やばい、ぞくぞく、する。
背中に走る電流の意味を、わたしは知っている。
体重を掛けられて、まだここはソファなのに押し倒される態勢。
見上げた彼の表情はまるで盤面を見つめる時のような真剣さで、思わずごくりと息を飲み込んだ。
「・・・今日・・・だめ、か?」
あぁ、もう破裂しそうなほど心臓が大きく弾んで止まらない。
YESかNOの2択なら、答えはもう決まっている。
でも言葉にするのは恥ずかしいから、視線に想いを乗せて届けた。
「・・・わかった。」
ふわりと彼の表情が和らいで、次に降り注ぐのは。
甘くて甘くて蕩けてしまいそうなほど、優しいキス。