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星に願いを 心に華を

「どういうことーー!!?」

平凡な一軒家に、とてつもなく大きな驚愕の声が響き渡った。
家に入るや否や、同じ顔の青年男性五人に囲まれて、怒涛の質問を浴びせられる。
名前は?年齢は?どこからきたのか?
どうして家にやってきたのか?
”じゅうしまつ”との関係は?
聞き取れないものもあったから、本当はもっとたくさんあったのかもしれない。
とにかく雨あられの如き質問の嵐だったので、私の拙い思考回路では黄色いトレーナーの彼の名前が”じゅうしまつ”ということしかわからなかった。

「えーっと、じゃぁ改めて話を整理しょうか」

あまりにも一方的だったので、唯一の常識人と思しき緑色のトレーナーの彼がその場を収めてくれて、まずは二階の彼らの部屋に案内された。
そこで円座で膝を付き合わせるようにお互い向き合い、私の自己紹介とここまでの経緯をすべて語った。
一部始終を聞いた彼らは、揃いも揃って滝のような涙を流してくれた。
そのことに私は正直驚いてしまった。
私の周りには罵倒や見て見ぬフリをしてくる人こそいたものの、こんなに心を動かしてくれる人はいなかった。
大袈裟だと言われるかもしれないけれど、初めて人として認められたような気がした。

「……すみません……ありがとう……ございます……」

いつの間にか私まで涙を流していた。
この場に七人もいて皆が第号泣なんて、側から見ればどれほど滑稽な姿だろう。
それでも私たちの中では、言葉にはできない何かで繋がったような確信があった。
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