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物書きリハビリ中

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2021/12/04 10:25
ルフィ
※グロテスクな表現があります。


「この島は…いいや」

いっつもおれの次に島に入って、上空からおもしれーもんを見つけて来るリオが今日は来ねえって言う。

「なんでだよー面白そーな島じゃん!確かにちょっと変な気配すっけど、おれらが倒せねぇほどじゃねぇしよ」
「…鳥が、一羽もいないでしょ?」

言われてみりゃ確かに鳥の気配は感じねェ。

「ルフィの言う変な気配って、植物じゃないかな」
「確かに草っぽいけどよ、草がそんな怖いのか?」
「食虫植物みたいな…食鳥植物?の島があるって聞いたことがあるの。飛んでなくても鳥なら食べられるみたいで」
「へーフシギ草だな!」
「もし私の聞いた通りの島なら、あの植物に捕まると脳を破壊されるらしくて」

リオがブルっと震えた。

「なんか…鳥のゾンビみたいに…脳みそ撒き散らしながら飛行して…仲間とかつがいまで攻撃して…力尽きると地面にべちゃって落ちて事切れるらしいのよ…」

顔が死人みてーに白くなってくリオの肩を叩く。

「じゃあおれが先行ってそいつぶっ飛ばしてくるからよ、そしたらお前も来れるな?」
「…うん」
「よし、わかった!」



「ぶっ飛ばして来たぞー」
「早くない!?」
「リオの言ってた症状はな、植物の口の中に生息する寄生虫が原因だったぞ。この草の汁を体に塗っとけば寄り付かないから安心しろ!」
「さすがチョッパー…」
「な!これでお前も上陸出来るんだよな!早く行こうぜーおれお前に乗って上から島眺めるの好きなんだよー!!」

そんなに鮮やかな笑顔で言われたら、怖がってた自分が恥ずかしくなってしまう。

「行こうぜ!冒険!!」
「…うん!!」

ルフィを背中に乗せて上空から島を偵察する。

「あの頂上のところ窪んでるね」
「なんかあんのか?」
「どうだろう。人工的みたいだしあとでロビンとか連れて行ってみようか」

島の奥地に差し掛かるとルフィが一点を指さした。

「あれだよ鳥食う草ってやつ!」
「うわあ…すごい見た目…」

ちょっと考え込んでしまう。

「ねえ…もしも、私がね、」
「ん?」

さっきの話みたいに、自分のこともわからなくなって、放っておいても死ぬだけだったとしたら。
そしたらルフィはどうするんだろう。

例えば殺してくれって頼んでも、この船のみんなはそうしてはくれないんだろうな。
私がみんなを攻撃してもきっと全戦力で防戦しながら、最後まで諦めずに解決方法を探してくれるんだろうな。

「…お前、おれより年下だろ」
「うん」
「分かってんならいいけどよ」

おれより長生きしろよ、ってことかな。
誰かを喪う悲しみを知っている人に、さっきみたいな問いを投げかけるのは冷酷だ。

「…私、強くなるね」
「おう」
「で、敵わない相手の時は全速力で逃げるね」
「おう!で、ゾロかサンジを呼べ」
「ん?ルフィじゃないの?」
「おれはたぶんそん時もっと強い敵と闘ってるからよ」
「…そっか。そうだね」

一番強い敵はおれが相手する、お前と鉢合わせさせるようなことはしない、という決意の表れだろうか。

「ルフィはかっこいいなー」
「そうか?ありがとな!」

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