Blue Moon
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一日2回もシャワーを浴びることになるなんてな。
さっき恐る恐る顔に塗った透明な液体のボトルを手に取る。
”落とすときはこれ。これを顔に塗ってからお湯で流して、その後石鹸を泡だてて顔を洗うの。面倒だと思うでしょうけど絶対にやりなさいよ。あっというまにおばあちゃんみたいな肌になっちゃうんだから”
マーガレットが言うからその通りにやったら顔に花の匂いがついて変な気分だった。
脱衣所に出てタオルで体を拭く。
カッターシャツとカーゴパンツを身につけてなんとなくほっとした。
さっきの服、オシャレだったけどなんか緊張したんだよな。
ドライヤーが目についた。
…ほんとはしたくないんだけど。
”キューティクルがめくれたままになって髪が痛むんだから、ドライヤーも絶対毎日やりなさい”
「…はーい…」
なんとか髪を乾かして出た先は、マーガレットに連れてかれたみたいな大きなベッドのある部屋だった。
「次キャプテン入る?」
「…」
キャプテンが何かを確かめるように顔を見てくる。
あれか、こうも変わるもんかと思ってんのかな。
「さっきのあれさ、潜入とかに使えんじゃねえかと思って」
「あ?」
「ちょっと練習しようかって」
「ダメだ」
「え?ダメ?なんで?」
「さっきも言った通りだ。あの状態で船にいられちゃ不衛生だろうが」
「…、そっか」
「…ガキは寝る時間だ。さっさと寝てろ」
「アイアイ。…キャプテンもここで寝んだろ?」
ベッドを指差すとキャプテンの眉間に深いシワがよった。
「…んなわけねぇだろ。好きに使え」
「マジか!やっためっちゃ広いじゃん!独り占めかよ!」
ばふっと白いシーツに飛び込んでゴロゴロと転がった。
二回転くらいできんじゃねえの、と興奮しているとキャプテンが鼻で笑う。
どうせガキだと思ったんだろうけど、この際そんなことどうだっていい。
少しはしゃいでたら、さっきので疲れたのか猛烈に眠くなってきた。
うつ伏せになって目を閉じる。
今日のキャプテン、面白かったな。
女の人口説くときあんなこと言うんだな、意外だ。
あとは…ダメだ、眠くて考えらんねぇ。
部屋の電気が消されたのがわかった。
キャプテンの声がなんか言った気がしたけど、眠すぎてよく聞こえなかった。
*
「聞いてくれよペンギン!」
「なんだ朝から騒々しいな」
「昨日おれ女の子と宿に行ったろ?それで、見ちまったんだよ…!」
「なにをだ?」
「キャプテンとベルーガが一緒にいるとこだよ!」
「あァそれなら昨日のうちにキャプテンから電伝虫で連絡が」
「場所が問題なんだよ!いいか、驚くなよ、」
シャチが顔を近づけてきた。むさ苦しい。
「あの二人、連れ込み宿から出てきたんだ…!!」
「…嘘だろ」
「おれも最初はそう思った」
「そうか…」
「おう」
「…秘密にしといてやれよ」
「…わかってる」
さっき恐る恐る顔に塗った透明な液体のボトルを手に取る。
”落とすときはこれ。これを顔に塗ってからお湯で流して、その後石鹸を泡だてて顔を洗うの。面倒だと思うでしょうけど絶対にやりなさいよ。あっというまにおばあちゃんみたいな肌になっちゃうんだから”
マーガレットが言うからその通りにやったら顔に花の匂いがついて変な気分だった。
脱衣所に出てタオルで体を拭く。
カッターシャツとカーゴパンツを身につけてなんとなくほっとした。
さっきの服、オシャレだったけどなんか緊張したんだよな。
ドライヤーが目についた。
…ほんとはしたくないんだけど。
”キューティクルがめくれたままになって髪が痛むんだから、ドライヤーも絶対毎日やりなさい”
「…はーい…」
なんとか髪を乾かして出た先は、マーガレットに連れてかれたみたいな大きなベッドのある部屋だった。
「次キャプテン入る?」
「…」
キャプテンが何かを確かめるように顔を見てくる。
あれか、こうも変わるもんかと思ってんのかな。
「さっきのあれさ、潜入とかに使えんじゃねえかと思って」
「あ?」
「ちょっと練習しようかって」
「ダメだ」
「え?ダメ?なんで?」
「さっきも言った通りだ。あの状態で船にいられちゃ不衛生だろうが」
「…、そっか」
「…ガキは寝る時間だ。さっさと寝てろ」
「アイアイ。…キャプテンもここで寝んだろ?」
ベッドを指差すとキャプテンの眉間に深いシワがよった。
「…んなわけねぇだろ。好きに使え」
「マジか!やっためっちゃ広いじゃん!独り占めかよ!」
ばふっと白いシーツに飛び込んでゴロゴロと転がった。
二回転くらいできんじゃねえの、と興奮しているとキャプテンが鼻で笑う。
どうせガキだと思ったんだろうけど、この際そんなことどうだっていい。
少しはしゃいでたら、さっきので疲れたのか猛烈に眠くなってきた。
うつ伏せになって目を閉じる。
今日のキャプテン、面白かったな。
女の人口説くときあんなこと言うんだな、意外だ。
あとは…ダメだ、眠くて考えらんねぇ。
部屋の電気が消されたのがわかった。
キャプテンの声がなんか言った気がしたけど、眠すぎてよく聞こえなかった。
*
「聞いてくれよペンギン!」
「なんだ朝から騒々しいな」
「昨日おれ女の子と宿に行ったろ?それで、見ちまったんだよ…!」
「なにをだ?」
「キャプテンとベルーガが一緒にいるとこだよ!」
「あァそれなら昨日のうちにキャプテンから電伝虫で連絡が」
「場所が問題なんだよ!いいか、驚くなよ、」
シャチが顔を近づけてきた。むさ苦しい。
「あの二人、連れ込み宿から出てきたんだ…!!」
「…嘘だろ」
「おれも最初はそう思った」
「そうか…」
「おう」
「…秘密にしといてやれよ」
「…わかってる」
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