本編
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「コーラーさーーーん!!」
「お、来たか」
「お母さんがにものもってきなさいって!」
「ありがとなーニナ」
「ねーコラさん、本よませて!」
「いいぞー」
おとなりのコラさんはしょうせつかだ。
おうちには本がたくさんあって、いつも好きによませてくれる。
お父さんとお母さんは帰りがおそいから、いつも学校から帰ったらコラさん家に行く。
「あ、そうだ、ニナ」
「?」
「今度うちに男の子を引き取ることになった」
「男の子?」
「ああ。ニナと同い年だから、仲良くしてやってくれな?」
「うん、わかった」
男の子かあ。
クラスの男子みたいにらんぼうじゃないといいな。
「…コラさん、」
「なんだ?」
「その子が来ても、本よみに来ていい?」
「ハハっ、もちろんだ。今まで通りでいいぞ」
*
ピンポンが鳴って、お母さんが出た。
「ニナ―、いらっしゃい」
げんかんに行くと、コラさんと、コラさんの後ろにかくれた男の子。
「ニナ、うちに来たローだ。仲良くしてやってくれ」
「うん」
「ほら、ロー、挨拶は?」
「…ローだ」
「わたしはニナ」
「…」
「…」
「あらヤダ二人とも照れちゃってー!」
*
次の日、コラさんのお家に行ったら、出てきたのはあのローって子だった。
「なんだお前」
「コラさんいる?あそびに来たの」
「…」
こわい顔でわたしをにらんだ。ひゅっとのどがちぢむ。
ドアを閉めようとするのをあわてて止めた。
「なんで閉めるの…!」
「…」
「コーラーさーーーーーん!!!」
「チッ、うるせえな」
がんばって大きいこえを出したら、リビングからドタッと音がしてコラさんが出てきた。
「コラさん!この子が入れてくれない!」
「おーニナか、ロー、入れてやれ」
「…」
ローは手をはなしてろうかをもどって行く。
コラさんとすれちがう時に、ボコッとコラさんのおなかをなぐっていった。
「ゔっ」
「コラさん!」
「…」
そのままスタスタと階段を上がっていくロー。
「だいじょぶ?」
「…ああ。あいつチビの割になかなかいいパンチだ。見どころがある」
「…男子ってよくわかんない。あのローって子いじわる。こわい。」
「慣れてないだけだ。許してやってくれ」
「…うん」
「真ん中の部屋があいつの部屋になったから、入らないようにしてあげてほしいんだ」
「わかった」
「お、来たか」
「お母さんがにものもってきなさいって!」
「ありがとなーニナ」
「ねーコラさん、本よませて!」
「いいぞー」
おとなりのコラさんはしょうせつかだ。
おうちには本がたくさんあって、いつも好きによませてくれる。
お父さんとお母さんは帰りがおそいから、いつも学校から帰ったらコラさん家に行く。
「あ、そうだ、ニナ」
「?」
「今度うちに男の子を引き取ることになった」
「男の子?」
「ああ。ニナと同い年だから、仲良くしてやってくれな?」
「うん、わかった」
男の子かあ。
クラスの男子みたいにらんぼうじゃないといいな。
「…コラさん、」
「なんだ?」
「その子が来ても、本よみに来ていい?」
「ハハっ、もちろんだ。今まで通りでいいぞ」
*
ピンポンが鳴って、お母さんが出た。
「ニナ―、いらっしゃい」
げんかんに行くと、コラさんと、コラさんの後ろにかくれた男の子。
「ニナ、うちに来たローだ。仲良くしてやってくれ」
「うん」
「ほら、ロー、挨拶は?」
「…ローだ」
「わたしはニナ」
「…」
「…」
「あらヤダ二人とも照れちゃってー!」
*
次の日、コラさんのお家に行ったら、出てきたのはあのローって子だった。
「なんだお前」
「コラさんいる?あそびに来たの」
「…」
こわい顔でわたしをにらんだ。ひゅっとのどがちぢむ。
ドアを閉めようとするのをあわてて止めた。
「なんで閉めるの…!」
「…」
「コーラーさーーーーーん!!!」
「チッ、うるせえな」
がんばって大きいこえを出したら、リビングからドタッと音がしてコラさんが出てきた。
「コラさん!この子が入れてくれない!」
「おーニナか、ロー、入れてやれ」
「…」
ローは手をはなしてろうかをもどって行く。
コラさんとすれちがう時に、ボコッとコラさんのおなかをなぐっていった。
「ゔっ」
「コラさん!」
「…」
そのままスタスタと階段を上がっていくロー。
「だいじょぶ?」
「…ああ。あいつチビの割になかなかいいパンチだ。見どころがある」
「…男子ってよくわかんない。あのローって子いじわる。こわい。」
「慣れてないだけだ。許してやってくれ」
「…うん」
「真ん中の部屋があいつの部屋になったから、入らないようにしてあげてほしいんだ」
「わかった」
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