第七章
夢小説設定
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そろそろ建物の限界が近い。
開かれた扉から部屋の中を伺う。
「…絶対逃げ切れよ!」
「…ウソップ!?」
「リオじゃねぇか!なんでここに!!」
「海楼石の錠を探してて」
「大丈夫だ入手した‼お前も行くぞ!!!」
ウソップと合流したその場所はトロッコのすぐ近くだったらしく、出発にはギリギリ間に合った。
トロッコは暗いトンネルを進む。
一人だけ床に横たわる子供が目に入った瞬間だった。
<モチャーーーー!!!!>
吐血するその子。チョッパーの叫びと涙。
<死ぬなんて考えたことなかったよ…大人にだってなれると思ってたよ…約束と全然違うじゃん!!!キャンディはくれたから食べたんじゃん!!誰も死ぬなんて思ってない!!>
<ごめんな!!!もっと早く見つけてあげられなくて…!!!>
「っ、あ、」
「…お姉ちゃん?どうしたの?」
「はっ、う、」
前方からガラッと音がする。
瞬時に目を上げると瓦礫が落ちてくるのが見えた。
飛び立たなきゃ。
この子たちを守らなきゃ。
視界に影が差す。
「大丈夫か!!お前ら!!」
「ルフィ…」
両手で顔を叩いた。
しっかりしろ、私。
ショック受けてる場合じゃない。
紫色の丸薬を取り出す。
奥歯で噛み砕いて飲み込んだ。
ぶわりと全身の羽毛が逆立つような感覚。
「ウイングブースト!!」
羽が巨大化すると私は怪鳥のような見た目になる。
騒ぐ子供たちの声を尻目に飛び立った。
あの大きさの瓦礫、普段の私じゃ弾き飛ばせないから。
トロッコの前方から視線を感じて目を転じる。
サンジが私の方を見て、一度長めに煙を吐いた。
5つ目の瓦礫を弾き飛ばした時、前から声がした。
「誰か風を起こせる者はいねェか?出口にもガスが待ち受けてるハズだ」
出来なくはないけど…もっと適役がいる。
「あ…私できるけど」
「いんのかよ!!!」
私の羽で起こせるのは局所的な突風。
広範囲のガスを吹き飛ばすならナミの方が適任。
みんながちょっとずつトロッコの先頭に集まって行くのが見えた。
少し考えてから飛び立って、瓦礫を弾き飛ばしながら最後尾に着地する。
先頭がざわついた。
出口が近いみたいだ。
風の鳴る音。
後ろから光に包まれる。
『出たーーー!!!!』
開かれた扉から部屋の中を伺う。
「…絶対逃げ切れよ!」
「…ウソップ!?」
「リオじゃねぇか!なんでここに!!」
「海楼石の錠を探してて」
「大丈夫だ入手した‼お前も行くぞ!!!」
ウソップと合流したその場所はトロッコのすぐ近くだったらしく、出発にはギリギリ間に合った。
トロッコは暗いトンネルを進む。
一人だけ床に横たわる子供が目に入った瞬間だった。
<モチャーーーー!!!!>
吐血するその子。チョッパーの叫びと涙。
<死ぬなんて考えたことなかったよ…大人にだってなれると思ってたよ…約束と全然違うじゃん!!!キャンディはくれたから食べたんじゃん!!誰も死ぬなんて思ってない!!>
<ごめんな!!!もっと早く見つけてあげられなくて…!!!>
「っ、あ、」
「…お姉ちゃん?どうしたの?」
「はっ、う、」
前方からガラッと音がする。
瞬時に目を上げると瓦礫が落ちてくるのが見えた。
飛び立たなきゃ。
この子たちを守らなきゃ。
視界に影が差す。
「大丈夫か!!お前ら!!」
「ルフィ…」
両手で顔を叩いた。
しっかりしろ、私。
ショック受けてる場合じゃない。
紫色の丸薬を取り出す。
奥歯で噛み砕いて飲み込んだ。
ぶわりと全身の羽毛が逆立つような感覚。
「ウイングブースト!!」
羽が巨大化すると私は怪鳥のような見た目になる。
騒ぐ子供たちの声を尻目に飛び立った。
あの大きさの瓦礫、普段の私じゃ弾き飛ばせないから。
トロッコの前方から視線を感じて目を転じる。
サンジが私の方を見て、一度長めに煙を吐いた。
5つ目の瓦礫を弾き飛ばした時、前から声がした。
「誰か風を起こせる者はいねェか?出口にもガスが待ち受けてるハズだ」
出来なくはないけど…もっと適役がいる。
「あ…私できるけど」
「いんのかよ!!!」
私の羽で起こせるのは局所的な突風。
広範囲のガスを吹き飛ばすならナミの方が適任。
みんながちょっとずつトロッコの先頭に集まって行くのが見えた。
少し考えてから飛び立って、瓦礫を弾き飛ばしながら最後尾に着地する。
先頭がざわついた。
出口が近いみたいだ。
風の鳴る音。
後ろから光に包まれる。
『出たーーー!!!!』