第七章
夢小説設定
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「外だーー!!!」
子供たちの隙間から誰か見える気がして飛び上がる。
こちらを見ているゴロツキたちと…海軍。
それから、長身のコートの男の人。
「あっ!!あんた見覚えある!!」
「そうだ!シャボンディにいた奴だぞ!!」
「まさか、子供達閉じ込めてたのアンタ!?この外道!!子供たちは返さないわよ!!!」
みんなが研究所へ引き返して走り出す。
「居るじゃねェか!!なにが一人だ!」
「いたな。今驚いてるところだ」
「トラファルガー・ロー!!」
私の声に本人と海軍がこちらを向く。
全員が”誰だコイツ”と思ったのが分かった。
そういえば私は指名手配もされてなければ、人間屋で共闘もしていないんだった。
「…ありがとう!!!」
それだけ言って飛び立った。
彼からすると何についての感謝か意味不明だろう。
それでもよかった。
ルフィの死闘と彼の”気まぐれ”を思い描いてうっかり涙ぐむ私の視界に、青いもやが広がる。
反射的に飛び上がり青いもやの外に出た。
「みんな…!!それ、」
「おい、こらなんだ?薄い膜みてぇな…」
一瞬みんなの挙動が止まる。
走り方が変わった。
「なんだ?変な感じだった」
ナミがサンジの声になった?
サンジがチョッパーの声で、フランキーがナミの声になって、チョッパーがフランキーの声になって…
『一体どうなってんのー!?』
*
ルフィ達と合流して状況を整理して、ようやくみんなカオスに慣れてきた。
サンジとゾロとブルックが侍を探しに行って、ナミとチョッパーが子供達について、私も含めた他の皆はマスターの元に向かったものの、ルフィがナミとチョッパーの危険を察知して来た道を引き返す。
連れ去られたナミ(体はフランキー)を探すため、ルフィとフランキー(体はチョッパー)が救出に向かうことになった所までは良かったんだけど。
「オメェ!いつもの変形できるマメ寄越せ!怪物になるマメ!!」
「マメって!ランブルボールは強薬だぞ!!たぶんお前じゃコントロールは無理だよ!!」
「んなもんは、スーパーな気合でどうにでもなるんだよ!!いいから早くしろ!!」
チョッパーが丁寧に用法用量を説明したのに、フランキーはその場でランブルボールを使ってモンスターポイントになってしまった。
「なんでおれを狙うんだ!!」
「ダメだ!!やっぱり暴走した!!」
…だろうと思った。
「結局フランキーは何しに行ったんだ」
「暴れたあとはしばらく動けなくなるから、助けにはならないと言うか…」
「邪魔なだけね」
「チョッパー、私行ってくるよ」
「いいのか?頼んだぞ!」
「大丈夫かよアイツ、今歯止め効かなくなってんだろ?」
「平気、慣れてるから」
「リオはこの2年、モンスターポイントの練習に付き合ってくれてたんだ。正直いまのおれよりリオの方がフランキーを抑えられると思う」
まあ、抑えるというよりケガを減らすと言う方が正しいのだけど。
「行ってきます!ここはお願いね!!」
子供たちの隙間から誰か見える気がして飛び上がる。
こちらを見ているゴロツキたちと…海軍。
それから、長身のコートの男の人。
「あっ!!あんた見覚えある!!」
「そうだ!シャボンディにいた奴だぞ!!」
「まさか、子供達閉じ込めてたのアンタ!?この外道!!子供たちは返さないわよ!!!」
みんなが研究所へ引き返して走り出す。
「居るじゃねェか!!なにが一人だ!」
「いたな。今驚いてるところだ」
「トラファルガー・ロー!!」
私の声に本人と海軍がこちらを向く。
全員が”誰だコイツ”と思ったのが分かった。
そういえば私は指名手配もされてなければ、人間屋で共闘もしていないんだった。
「…ありがとう!!!」
それだけ言って飛び立った。
彼からすると何についての感謝か意味不明だろう。
それでもよかった。
ルフィの死闘と彼の”気まぐれ”を思い描いてうっかり涙ぐむ私の視界に、青いもやが広がる。
反射的に飛び上がり青いもやの外に出た。
「みんな…!!それ、」
「おい、こらなんだ?薄い膜みてぇな…」
一瞬みんなの挙動が止まる。
走り方が変わった。
「なんだ?変な感じだった」
ナミがサンジの声になった?
サンジがチョッパーの声で、フランキーがナミの声になって、チョッパーがフランキーの声になって…
『一体どうなってんのー!?』
*
ルフィ達と合流して状況を整理して、ようやくみんなカオスに慣れてきた。
サンジとゾロとブルックが侍を探しに行って、ナミとチョッパーが子供達について、私も含めた他の皆はマスターの元に向かったものの、ルフィがナミとチョッパーの危険を察知して来た道を引き返す。
連れ去られたナミ(体はフランキー)を探すため、ルフィとフランキー(体はチョッパー)が救出に向かうことになった所までは良かったんだけど。
「オメェ!いつもの変形できるマメ寄越せ!怪物になるマメ!!」
「マメって!ランブルボールは強薬だぞ!!たぶんお前じゃコントロールは無理だよ!!」
「んなもんは、スーパーな気合でどうにでもなるんだよ!!いいから早くしろ!!」
チョッパーが丁寧に用法用量を説明したのに、フランキーはその場でランブルボールを使ってモンスターポイントになってしまった。
「なんでおれを狙うんだ!!」
「ダメだ!!やっぱり暴走した!!」
…だろうと思った。
「結局フランキーは何しに行ったんだ」
「暴れたあとはしばらく動けなくなるから、助けにはならないと言うか…」
「邪魔なだけね」
「チョッパー、私行ってくるよ」
「いいのか?頼んだぞ!」
「大丈夫かよアイツ、今歯止め効かなくなってんだろ?」
「平気、慣れてるから」
「リオはこの2年、モンスターポイントの練習に付き合ってくれてたんだ。正直いまのおれよりリオの方がフランキーを抑えられると思う」
まあ、抑えるというよりケガを減らすと言う方が正しいのだけど。
「行ってきます!ここはお願いね!!」