第六章
夢小説設定
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不意に後ろから衝撃を受けてつんのめった。
「いた!リオ!!」
「きゃあ!!」
「リオが潰れちまうよ、どいてやれルフィ」
「お前ここに居たのか!なんで歌わねぇんだよ!」
「…うーん、なんとなく」
「えー!おれお前の歌聞きてえ!!」
背中に乗っているルフィが横から顔を出した。
「お前はウチのうたうたいだろ!歌ってこいよ!船長命令だ!!」
…ああ。
「…そうだったね」
「おう!」
出来ないことやしなきゃいけないことで頭がいっぱいで。
好きなことを、忘れていた。
「じゃあ、ちょっと歌ってくる」
*
歌い終わって一休みしている所で、久しぶりに白黒の静止画が見えた。
”魚人島はおれのナワバリにするからな!!!”
私達が大切なお菓子を食べてしまったせいで、魚人島はまた存続の危機に立たされていたらしい。
そしてルフィがその責任を取ったみたいだ。
ちなみにその相手が大物のようで。
「”ビッグ・マム”にケンカを!!?」
四皇…赤髪のシャンクスと同じ立場。
とても強い人だってことだ、きっと。
大騒ぎするみんなを尻目に私は自分のことを考えていた。
自分と、自分に見える絵について。
この島に入ってから全然見えていなかったのは、私がみんなと行動を共にしていたからなのか、それとも頂上戦争以降あまりお話を読んでいなかったからなのか。
リュウグウ王国の船でサニーまで送ってもらう間、歓声が聞こえて下を見ると魚人島の人たちが手を振ってくれていた。
すっかりヒーローね、とロビンが呟く。
「いよいよだな」
口には出さなくてもみんなが頷く気配がした。
「敵もどんどん強くなるよね」
「そうだな…上等じゃねぇか」
ゾロのニヒルな笑みに苦笑して、視線を上空に転じる。
強くなろう。
"麦わらの一味のうたうたい・リオ"として。
私が私であることも、好きなことも捨てないで。
「いた!リオ!!」
「きゃあ!!」
「リオが潰れちまうよ、どいてやれルフィ」
「お前ここに居たのか!なんで歌わねぇんだよ!」
「…うーん、なんとなく」
「えー!おれお前の歌聞きてえ!!」
背中に乗っているルフィが横から顔を出した。
「お前はウチのうたうたいだろ!歌ってこいよ!船長命令だ!!」
…ああ。
「…そうだったね」
「おう!」
出来ないことやしなきゃいけないことで頭がいっぱいで。
好きなことを、忘れていた。
「じゃあ、ちょっと歌ってくる」
*
歌い終わって一休みしている所で、久しぶりに白黒の静止画が見えた。
”魚人島はおれのナワバリにするからな!!!”
私達が大切なお菓子を食べてしまったせいで、魚人島はまた存続の危機に立たされていたらしい。
そしてルフィがその責任を取ったみたいだ。
ちなみにその相手が大物のようで。
「”ビッグ・マム”にケンカを!!?」
四皇…赤髪のシャンクスと同じ立場。
とても強い人だってことだ、きっと。
大騒ぎするみんなを尻目に私は自分のことを考えていた。
自分と、自分に見える絵について。
この島に入ってから全然見えていなかったのは、私がみんなと行動を共にしていたからなのか、それとも頂上戦争以降あまりお話を読んでいなかったからなのか。
リュウグウ王国の船でサニーまで送ってもらう間、歓声が聞こえて下を見ると魚人島の人たちが手を振ってくれていた。
すっかりヒーローね、とロビンが呟く。
「いよいよだな」
口には出さなくてもみんなが頷く気配がした。
「敵もどんどん強くなるよね」
「そうだな…上等じゃねぇか」
ゾロのニヒルな笑みに苦笑して、視線を上空に転じる。
強くなろう。
"麦わらの一味のうたうたい・リオ"として。
私が私であることも、好きなことも捨てないで。
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