第七章
夢小説設定
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子供向けの壁画。
大小さまざまなオモチャ。
そして、大小さまざまな大きさの子供たち。
「すごーい!羽だ!!お姉ちゃんモネさんの妹?」
「モネさん…?」
「モネさんは白っぽい羽だけどお姉さんは黒っぽい羽なんだねー」
ここに動物系 の能力者がいるってこと?
私達が閉じ込められていた金属の部屋の通気口。
空気が出入りしているのは1ヶ所だけで、残りは作動していないみたいだった。
作動していない通気口の近くで感じた目の激痛。
つまり、あの部屋はたぶん牢屋的な場所で、上から劇薬かなにかが降り注いでくる仕様なのだろう。
牢屋。
防護服の武装兵。
能力者。
それにこの部屋。
この建物がどんな場所かは分からないけど、最初に私たちがいた部屋に比べてこの場所は…
…異質。
防護服姿の武装兵が追いかけてきて、私達はその場を後にしようとする。
「助けて!!」
ナミが立ち止まったのと、私が地面に降り立ったのが同時だった。
「僕たちをここから連れ出して!お願い!!」
ナミが走り出す。
それを見て私も羽ばたいた。
力が無いのに、望んでしまう。
この子達を助けたいと。
「…ねえナミ、」
「…」
”もう病気は治った”
”家に帰りたい”
「じゃあ後で助けに来てー!!!」
ああ。
ダメだ。
こんな痛みを無視したままで、この先の海には進めない。
私一人にこの子達を助ける力はない。でも。
ナミの足が止まった。
サンジの声が聞こえる。
ナミの前に降り立った。目が合う。
仲間の力を借りれば、助けられるかもしれない。
「助けよう!子供達!」
サンジの反対は最もだ。でも。
「子供に泣いて助けてって言われたら!!もう背中向けられないじゃない!!!」
ありがとうナミ。
私も、同じこと考えてた。
ゆっくりとタバコを口にくわえる、険しくも静かにも見えるサンジの表情が目に焼き付いた。
大小さまざまなオモチャ。
そして、大小さまざまな大きさの子供たち。
「すごーい!羽だ!!お姉ちゃんモネさんの妹?」
「モネさん…?」
「モネさんは白っぽい羽だけどお姉さんは黒っぽい羽なんだねー」
ここに
私達が閉じ込められていた金属の部屋の通気口。
空気が出入りしているのは1ヶ所だけで、残りは作動していないみたいだった。
作動していない通気口の近くで感じた目の激痛。
つまり、あの部屋はたぶん牢屋的な場所で、上から劇薬かなにかが降り注いでくる仕様なのだろう。
牢屋。
防護服の武装兵。
能力者。
それにこの部屋。
この建物がどんな場所かは分からないけど、最初に私たちがいた部屋に比べてこの場所は…
…異質。
防護服姿の武装兵が追いかけてきて、私達はその場を後にしようとする。
「助けて!!」
ナミが立ち止まったのと、私が地面に降り立ったのが同時だった。
「僕たちをここから連れ出して!お願い!!」
ナミが走り出す。
それを見て私も羽ばたいた。
力が無いのに、望んでしまう。
この子達を助けたいと。
「…ねえナミ、」
「…」
”もう病気は治った”
”家に帰りたい”
「じゃあ後で助けに来てー!!!」
ああ。
ダメだ。
こんな痛みを無視したままで、この先の海には進めない。
私一人にこの子達を助ける力はない。でも。
ナミの足が止まった。
サンジの声が聞こえる。
ナミの前に降り立った。目が合う。
仲間の力を借りれば、助けられるかもしれない。
「助けよう!子供達!」
サンジの反対は最もだ。でも。
「子供に泣いて助けてって言われたら!!もう背中向けられないじゃない!!!」
ありがとうナミ。
私も、同じこと考えてた。
ゆっくりとタバコを口にくわえる、険しくも静かにも見えるサンジの表情が目に焼き付いた。