第七章
夢小説設定
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「ここは『パンクハザード』!!!」
号泣した電伝虫に誘われてルフィが炎の島に上陸すると言い出した。
私の能力だと炎の島は分が悪いなあと考えながらくじを引くと、ハズレ…いや、アタリが正しいかな、サニー号残留組になった。
「あー…”ルフィのお供くじ”外れてよかったー…暑いのダメだおれ」
「私も…羽毛にはちょっと厳しいな…」
チョッパーと一緒に芝生でダウンする。
あ、人獣型だから暑いんだ。
背筋を伸ばすように力を入れて人型になった。
羽毛がなくなった腕に風が通って気持ちいい。
「おー!リオいいなそれ!おれどっちみち毛皮だから…」
「ヨホホー!チョッパーさん、毛皮脱がれてもいいんですよ?」
「…そっか…って出来るか―!!」
「毛皮減らす変形も出来るようになればいいんじゃない?」
サンジから冷たいデザートを貰っても、気温の上昇には太刀打ちできなかった。
冷たい芝生に頬を寄せる。
「だらしないわねェ」
「だって…こうやってると気持ちいいんだもん…」
普段羽毛に覆われているせいなのか、悪魔の実を食べてから体温調整が難しくなった。
アラバスタで少し慣れた気でいたけど、太陽の熱さと炎の熱さはまた質が違うようだ。
「…あついー…」
まあ、あついのはみんなも一緒みたい。
天候に関してなんだかんだ言っていたナミがふらりとよろめいた。
「どうした?」
「わからない…意識が…」
「ボーっとします…ちょっと…我慢しすぎましたかね」
「これが…脱コーラ症状なのか…」
「みんな…!?」
「お、お前たち!!あ…あれ…おれも…」
「チョッパー!?」
身を起こすとぐらりと体が揺れた。
「…なに…こ…れ…」
後ろからザッと足音がしたのを最後に、私は意識を失った。
*
衝撃音で目が覚める。
「…ん?寝てた…」
「サンジ、オメェ何をはしゃいでる」
「おう、起きたか」
「見たらわかるでしょ」
「大変だフランキー、俺達閉じ込められたんだよ!!」
人攫いだ、売り飛ばされる、と嘆くチョッパーを横目に部屋の中に目をやった。
金属製の四角い部屋。
天井に通気口がいくつかあるから、最悪一人ずつあそこまで運べば…
獣型へ変身して通気口まで舞い上がった瞬間、目にピリッとした刺激を感じた。
「いった…」
涙が止まらなくなって、近づくほど痛みは強くなる。
これは…みんなを連れてくるのはダメだな、チョッパーの鼻がちぎれそう。
降下して床に降り立った。
「通気口から出られそうか?」
「ダメっぽい」
…とすると、あとはそうだなあ、フランキーの火力がこの金属を焼き切れるくらいならいいんだけど、
「お主たち」
知らない声…?
「お主たち、判じ物は好きか?」
「うっわ…福笑いが生きてる…!!」
声をかけてきたのは古臭い言葉遣いの…顔のパーツだった。
みんなの福笑いの成果でなんとか顔らしくなったところで、その顔が声を上げた。
「敵に斬られて生かされるなど”武士の恥”!!!」
「…武士ってあの…モノノフ?」
号泣した電伝虫に誘われてルフィが炎の島に上陸すると言い出した。
私の能力だと炎の島は分が悪いなあと考えながらくじを引くと、ハズレ…いや、アタリが正しいかな、サニー号残留組になった。
「あー…”ルフィのお供くじ”外れてよかったー…暑いのダメだおれ」
「私も…羽毛にはちょっと厳しいな…」
チョッパーと一緒に芝生でダウンする。
あ、人獣型だから暑いんだ。
背筋を伸ばすように力を入れて人型になった。
羽毛がなくなった腕に風が通って気持ちいい。
「おー!リオいいなそれ!おれどっちみち毛皮だから…」
「ヨホホー!チョッパーさん、毛皮脱がれてもいいんですよ?」
「…そっか…って出来るか―!!」
「毛皮減らす変形も出来るようになればいいんじゃない?」
サンジから冷たいデザートを貰っても、気温の上昇には太刀打ちできなかった。
冷たい芝生に頬を寄せる。
「だらしないわねェ」
「だって…こうやってると気持ちいいんだもん…」
普段羽毛に覆われているせいなのか、悪魔の実を食べてから体温調整が難しくなった。
アラバスタで少し慣れた気でいたけど、太陽の熱さと炎の熱さはまた質が違うようだ。
「…あついー…」
まあ、あついのはみんなも一緒みたい。
天候に関してなんだかんだ言っていたナミがふらりとよろめいた。
「どうした?」
「わからない…意識が…」
「ボーっとします…ちょっと…我慢しすぎましたかね」
「これが…脱コーラ症状なのか…」
「みんな…!?」
「お、お前たち!!あ…あれ…おれも…」
「チョッパー!?」
身を起こすとぐらりと体が揺れた。
「…なに…こ…れ…」
後ろからザッと足音がしたのを最後に、私は意識を失った。
*
衝撃音で目が覚める。
「…ん?寝てた…」
「サンジ、オメェ何をはしゃいでる」
「おう、起きたか」
「見たらわかるでしょ」
「大変だフランキー、俺達閉じ込められたんだよ!!」
人攫いだ、売り飛ばされる、と嘆くチョッパーを横目に部屋の中に目をやった。
金属製の四角い部屋。
天井に通気口がいくつかあるから、最悪一人ずつあそこまで運べば…
獣型へ変身して通気口まで舞い上がった瞬間、目にピリッとした刺激を感じた。
「いった…」
涙が止まらなくなって、近づくほど痛みは強くなる。
これは…みんなを連れてくるのはダメだな、チョッパーの鼻がちぎれそう。
降下して床に降り立った。
「通気口から出られそうか?」
「ダメっぽい」
…とすると、あとはそうだなあ、フランキーの火力がこの金属を焼き切れるくらいならいいんだけど、
「お主たち」
知らない声…?
「お主たち、判じ物は好きか?」
「うっわ…福笑いが生きてる…!!」
声をかけてきたのは古臭い言葉遣いの…顔のパーツだった。
みんなの福笑いの成果でなんとか顔らしくなったところで、その顔が声を上げた。
「敵に斬られて生かされるなど”武士の恥”!!!」
「…武士ってあの…モノノフ?」