第五章
夢小説設定
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ソウルキングのコール&レスポンスが舞台裏まで響いてくる。
<今日はゲストをお招きしているんだぜ!!>
「出番、お願いしますねー!」
胡散臭いマネージャーが後ろから笑いかけてくるのに会釈して、舞台袖に進んだ。
聞き覚えのあるイントロが流れて、弾むようなバイオリンのメロディに聴衆が聞きほれる気配がした。
歌い出しに合わせて舞台上に進む。
あいさつ代わりの一発目。私の代名詞。
<あなたの物語がずっと続きますように
涙を笑顔で隠すことも誰かと笑顔を向け合うことも
全部があなたを、明日を作っていく>
「お友達のセイレンさんだぜ!!」
聴衆の歓声が響き渡る。
「はじめまして、セイレンです」
海の怪物、セイレーン。
上半身は女・下半身は鳥の姿を持ち、歌声で船乗りを難破させる。
私にぴったりのステージネーム。
「私が今まで出会った中で、一番ソウルフルな歌姫さんなんだぜ!!」
歓声。
舞台慣れはしていると思っていたけど、これだけの人数を前にすると少し足がすくむ。
その私に気づいたらしいブルックが空洞の目でこっちを見た。
にこり、と笑いかけられて私も笑顔を返す。
「ではさっそく行くぜ!!Born to be Wild!!」
*
「いやー本当に素晴らしいステージでした。毎回でも出ていただきたいくらいですー!」
「マネージャー、彼女も忙しいんですから。次は10日後でしたか?」
「はい。でもそう言って頂いてありがとうございます。」
マネージャーが退室した楽屋で椅子に座って脱力した。
7日連続のステージ。重なる疲れもある。
「…緊張した」
「いやーリオさん、緊張してたにしては素晴らしい歌声でしたよ」
「ブルックもさすがのいい音楽だったよ」
「今日でいったんご一緒にステージに立つのは終了ですねえ」
「うん、武器のメンテナンスにフランキーのとこ行かないと。チョッパーに薬ももらわなきゃだし」
「お忙しいんですねえ。アタシ、寂しくなります!」
「またすぐ来るから、その間のステージ頑張ってね」
さあ、長旅だ。たくさん食べなくちゃ。
<今日はゲストをお招きしているんだぜ!!>
「出番、お願いしますねー!」
胡散臭いマネージャーが後ろから笑いかけてくるのに会釈して、舞台袖に進んだ。
聞き覚えのあるイントロが流れて、弾むようなバイオリンのメロディに聴衆が聞きほれる気配がした。
歌い出しに合わせて舞台上に進む。
あいさつ代わりの一発目。私の代名詞。
<あなたの物語がずっと続きますように
涙を笑顔で隠すことも誰かと笑顔を向け合うことも
全部があなたを、明日を作っていく>
「お友達のセイレンさんだぜ!!」
聴衆の歓声が響き渡る。
「はじめまして、セイレンです」
海の怪物、セイレーン。
上半身は女・下半身は鳥の姿を持ち、歌声で船乗りを難破させる。
私にぴったりのステージネーム。
「私が今まで出会った中で、一番ソウルフルな歌姫さんなんだぜ!!」
歓声。
舞台慣れはしていると思っていたけど、これだけの人数を前にすると少し足がすくむ。
その私に気づいたらしいブルックが空洞の目でこっちを見た。
にこり、と笑いかけられて私も笑顔を返す。
「ではさっそく行くぜ!!Born to be Wild!!」
*
「いやー本当に素晴らしいステージでした。毎回でも出ていただきたいくらいですー!」
「マネージャー、彼女も忙しいんですから。次は10日後でしたか?」
「はい。でもそう言って頂いてありがとうございます。」
マネージャーが退室した楽屋で椅子に座って脱力した。
7日連続のステージ。重なる疲れもある。
「…緊張した」
「いやーリオさん、緊張してたにしては素晴らしい歌声でしたよ」
「ブルックもさすがのいい音楽だったよ」
「今日でいったんご一緒にステージに立つのは終了ですねえ」
「うん、武器のメンテナンスにフランキーのとこ行かないと。チョッパーに薬ももらわなきゃだし」
「お忙しいんですねえ。アタシ、寂しくなります!」
「またすぐ来るから、その間のステージ頑張ってね」
さあ、長旅だ。たくさん食べなくちゃ。