第五章
夢小説設定
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「あのね、リオさん、何から話せばいいか…」
「大丈夫。知ってます」
ニュース・クーはほぼ毎日見ていたし、船長の冒険は自然に頭に入ってくる。
「ルフィのお兄さん、エースが海軍に捉えらえて、奪還したい白ひげ海賊団との戦争が起きて、マリンフォード崩壊・白髭とエースが死去、戦場にいて助けられなかったルフィは安否不明」
それから16点鍾。
「そう…それで昨日、ルフィさんが再度マリンフォードに現れたの」
「…その新聞ありますか?」
腕の3D2Yは知ってるけど、念のため新聞を持ってきてもらった。
思った通り。
わかったわ、ルフィ。
「この腕の…文字?オシャレかしら?」
「ふふ、暗号です」
「暗号?」
「…私達、3日後に待ち合わせをしていました。これはその待ち合わせを2年後に延期するっていう知らせです」
「…でも、どうしてあなたはこれを読むより先に、ペルへの弟子入りを?」
勘のいい王女様だ。
「…いまの私は、能力者になったとはいえ、戦いも飛び方も知らないただのカナヅチですから。この状態でみんなに合流しても、お荷物になります。少し寄り道して強くなってからでも許されるかと思って」
息を呑んだような表情を見て、喋りすぎたかと少し後悔する。
言葉を重ねようと息を吸った瞬間、ものすごい勢いで部屋のドアが開いた。
「さぁさ、お話は済んだかい!?あんた何でもするって言ってたけど何ができるんだいお嬢ちゃん」
「デ…ゴホン。マーマーマー、テラコッタ、ビビ様と彼女は話し中なのだ、」
「なにいってんだいアンタ、時間は待っちゃくれないよ?」
この国一番の似たもの夫婦。
「イガラム、テラコッタさん」
「さあお嬢ちゃん…リオちゃんって言ったっけか。あんた何ができるんだい!?」
「あ、歌が歌えます」
固まるお三方の顔を見て、答えを間違えたのに気づいた。
「あ、ごめんなさい、えっと掃除と洗濯と」
「ねえイガラム、」
「実力次第では…」
「そうねえ…まあ普段は掃除とかやってもらって…」
「ひとまず国王様の前で実力披露してもらうのが一番だな」
「あれ?え?」
似たもの夫婦がシュバっと部屋を出ていく。
あれよあれよという間に私はビビ様のお下がりのドレスに身を包んで国王の前に立っている。
「それでは一曲、お付き合いください」
あいさつ代わりのいつもの一曲を。
歌は私の味方。
どんなに緊張していても、歌に入りこめば私だけの世界。
「大丈夫。知ってます」
ニュース・クーはほぼ毎日見ていたし、船長の冒険は自然に頭に入ってくる。
「ルフィのお兄さん、エースが海軍に捉えらえて、奪還したい白ひげ海賊団との戦争が起きて、マリンフォード崩壊・白髭とエースが死去、戦場にいて助けられなかったルフィは安否不明」
それから16点鍾。
「そう…それで昨日、ルフィさんが再度マリンフォードに現れたの」
「…その新聞ありますか?」
腕の3D2Yは知ってるけど、念のため新聞を持ってきてもらった。
思った通り。
わかったわ、ルフィ。
「この腕の…文字?オシャレかしら?」
「ふふ、暗号です」
「暗号?」
「…私達、3日後に待ち合わせをしていました。これはその待ち合わせを2年後に延期するっていう知らせです」
「…でも、どうしてあなたはこれを読むより先に、ペルへの弟子入りを?」
勘のいい王女様だ。
「…いまの私は、能力者になったとはいえ、戦いも飛び方も知らないただのカナヅチですから。この状態でみんなに合流しても、お荷物になります。少し寄り道して強くなってからでも許されるかと思って」
息を呑んだような表情を見て、喋りすぎたかと少し後悔する。
言葉を重ねようと息を吸った瞬間、ものすごい勢いで部屋のドアが開いた。
「さぁさ、お話は済んだかい!?あんた何でもするって言ってたけど何ができるんだいお嬢ちゃん」
「デ…ゴホン。マーマーマー、テラコッタ、ビビ様と彼女は話し中なのだ、」
「なにいってんだいアンタ、時間は待っちゃくれないよ?」
この国一番の似たもの夫婦。
「イガラム、テラコッタさん」
「さあお嬢ちゃん…リオちゃんって言ったっけか。あんた何ができるんだい!?」
「あ、歌が歌えます」
固まるお三方の顔を見て、答えを間違えたのに気づいた。
「あ、ごめんなさい、えっと掃除と洗濯と」
「ねえイガラム、」
「実力次第では…」
「そうねえ…まあ普段は掃除とかやってもらって…」
「ひとまず国王様の前で実力披露してもらうのが一番だな」
「あれ?え?」
似たもの夫婦がシュバっと部屋を出ていく。
あれよあれよという間に私はビビ様のお下がりのドレスに身を包んで国王の前に立っている。
「それでは一曲、お付き合いください」
あいさつ代わりのいつもの一曲を。
歌は私の味方。
どんなに緊張していても、歌に入りこめば私だけの世界。