第五章
夢小説設定
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「うーん…」
「どう?」
「人間で言う男性ホルモンの値が急上昇してる」
「…それって…」
「もしこのまま高い状態が何年も続いたら、最悪の場合…子供が作れない体になるかもしれない」
一般的にはかなり重たい宣言なんだろう。
「それは構わないよ」
「そうか…そうだよな…って、えー!!?いいのか?」
「うん」
「いや、お前が良くてもさ…医者としてはそれだけでオッケーは出せねえよ」
「そうなの?」
「子供ができないってのは一人だけの問題じゃないんだ。もし将来お前が誰かと結婚したとき、その相手がお前との子供を望むかもしれないだろ?」
「…」
そんな日は来ない。
「大丈夫」
「リオ…」
チョッパーの目が揺れた。
「…やっぱりだめだ。体に負担がかかりすぎる。ホルモンバランスを変えると、元に戻そうとして全身が無理するんだ。俺の体に合わせて作ったランブルボールは、お前には危険すぎる」
…やっぱり、ダメかぁ。
「だから」
チョッパーの顔を見た。
「お前用の調合を作る」
*
「ぎも"ぢわ"るい…」
朝一回目の薬を飲んでから吐き気が止まらない。
「血栓ができやすくなるから水だけはたくさん飲めよ!」
「これ、あれじゃん…ピルの副作用…」
「ピルってなんだ?」
「…なんでもない…」
吐き気を堪えながら力を入れる。
「…ウィングブーストっ!」
限界を超えて手を広げるイメージを持つと、翼が本来の3倍の大きさになる。
高速移動とか突撃に使えないかなと思っている。
「テイルブースト…!!」
尾が伸びるイメージを持つと、尾が長く固くなる。
急旋回に乗じて尻尾で殴るとか出来るといいんだけど。
「うっぷ、…フェザーブースト!!」
体を丸くするイメージを持つと、布団が作れるくらい羽根が増えて私は完全な球体になる。
チョッパーで言うガードポイントだ。
「う"…う"ええええええええ"え」
目の前の洗面器に吐いた。胃の中が空っぽで緑色の液が出てくる。
「胆汁だな。ちょうど3分、今日はこれでおしまいだ」
「…あり"がどう…ございま"じだ…」
差し出されたお茶を口に含む。
水分が染みわたる。
「だいぶ思い通りに変えられるようになってきたな!」
「チョッパー先生の…おかげです…」
「先生って言われても嬉しくなんかねェよ!!」
息が落ち着いてきた。
「それにしても…ちょっと体重が減りすぎてる」
「…」
「気持ち悪いだろうけど、頑張って食えよ」
「…わかってる」
なんか…つわりみたいだ…。
「どう?」
「人間で言う男性ホルモンの値が急上昇してる」
「…それって…」
「もしこのまま高い状態が何年も続いたら、最悪の場合…子供が作れない体になるかもしれない」
一般的にはかなり重たい宣言なんだろう。
「それは構わないよ」
「そうか…そうだよな…って、えー!!?いいのか?」
「うん」
「いや、お前が良くてもさ…医者としてはそれだけでオッケーは出せねえよ」
「そうなの?」
「子供ができないってのは一人だけの問題じゃないんだ。もし将来お前が誰かと結婚したとき、その相手がお前との子供を望むかもしれないだろ?」
「…」
そんな日は来ない。
「大丈夫」
「リオ…」
チョッパーの目が揺れた。
「…やっぱりだめだ。体に負担がかかりすぎる。ホルモンバランスを変えると、元に戻そうとして全身が無理するんだ。俺の体に合わせて作ったランブルボールは、お前には危険すぎる」
…やっぱり、ダメかぁ。
「だから」
チョッパーの顔を見た。
「お前用の調合を作る」
*
「ぎも"ぢわ"るい…」
朝一回目の薬を飲んでから吐き気が止まらない。
「血栓ができやすくなるから水だけはたくさん飲めよ!」
「これ、あれじゃん…ピルの副作用…」
「ピルってなんだ?」
「…なんでもない…」
吐き気を堪えながら力を入れる。
「…ウィングブーストっ!」
限界を超えて手を広げるイメージを持つと、翼が本来の3倍の大きさになる。
高速移動とか突撃に使えないかなと思っている。
「テイルブースト…!!」
尾が伸びるイメージを持つと、尾が長く固くなる。
急旋回に乗じて尻尾で殴るとか出来るといいんだけど。
「うっぷ、…フェザーブースト!!」
体を丸くするイメージを持つと、布団が作れるくらい羽根が増えて私は完全な球体になる。
チョッパーで言うガードポイントだ。
「う"…う"ええええええええ"え」
目の前の洗面器に吐いた。胃の中が空っぽで緑色の液が出てくる。
「胆汁だな。ちょうど3分、今日はこれでおしまいだ」
「…あり"がどう…ございま"じだ…」
差し出されたお茶を口に含む。
水分が染みわたる。
「だいぶ思い通りに変えられるようになってきたな!」
「チョッパー先生の…おかげです…」
「先生って言われても嬉しくなんかねェよ!!」
息が落ち着いてきた。
「それにしても…ちょっと体重が減りすぎてる」
「…」
「気持ち悪いだろうけど、頑張って食えよ」
「…わかってる」
なんか…つわりみたいだ…。