第六章
夢小説設定
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「おや、四番目はきみだったか」
「無事辿り着けて良かったです」
「ふむ、…顔つきが変わったな」
「あなたはどこに居たの?」
「アラバスタに居ました」
「そうか。くまが君に関しては少し飛ばし過ぎたのではと気にしていたものでな」
…だから何もない島に落とされたのかな。
「最初にロロノアちゃんが来てひまつぶしに島内を散策してる。次にフランキーちゃんが来て、今サニー号を見に行っているわ。ナミちゃんはショッピングに行くって」
「じゃあまず船に行こうかな」
「あなたとフランキーちゃん、この2年の間も会っていたんでしょう?」
「はい」
「…そう」
シャッキーさんの口から言われるとやたら色っぽい話に聞こえる。
じっと問い詰めるように見つめるシャッキーさんの瞳から目を逸らして踵を返した。
✳
ざわりと全身に鳥肌が立つ。
粉塵に塗れたサニー号。
「フランキー!」
「オゥ、リオじゃねぇの」
「ひと月ぶり!」
「互いにあんま変わんねぇか」
「そうだね」
視線を動かして、やっぱり耐えられないと向き直った。
「フランキー、サニー号の掃除しててもいい?」
「アウ?まあいいけどよ、壊れてる所と今治してる所は避けてくれや」
「わかった」
アルバーナ宮殿での生活ですっかり掃除精神が植えつけられた。
少しでも埃っぽい場所を見ると気になってしょうがない。
エプロンを身に着けてハンカチを口元に巻いた。
掃除の基本は上から下へ、中から外へ。
船なら天井から床へ、船室から甲板へ。
サニーは最下層がソルジャードックシステムだから、埃を外に掃き出せて掃除が楽だ。
「オメェ、スーパー家政婦みてェだな」
「それって褒めてるの?」
「あったりめぇよ!どうだ、休憩しねぇか」
「いいね」
私達の勇敢な船と、それを守ってくれた人達についてひとしきり話を聞く。
「ほかの奴らはどうなのかねェ」
「チョッパーとブルックのことならわかるけど」
「ソウルキングってのはあいつのことで間違いねぇんだろ?」
「そうね、今ファイナルコンサートしてると思う」
「成り上がりやがったなァあいつも」
「チョッパーはあんまり変わんないけど…」
「気になるが、まァ本人から聞くわ」
「そっか。そうだね」
「んで、武器と装備の調子はどうだ?」
「それは大丈夫なんだけど、他のお願いがあるの」
「なんだなんだ?おれにしか出来ねェことか?」
「うーん、厳密に言うとそんなこと無いけど、フランキーが特に適任かなって」
「オイオイ、まどろっこしいじゃねぇの」
口ごもりたくもなる。たぶん反対されるから。
「あのね、わたし海に入ってみたくて」
「無事辿り着けて良かったです」
「ふむ、…顔つきが変わったな」
「あなたはどこに居たの?」
「アラバスタに居ました」
「そうか。くまが君に関しては少し飛ばし過ぎたのではと気にしていたものでな」
…だから何もない島に落とされたのかな。
「最初にロロノアちゃんが来てひまつぶしに島内を散策してる。次にフランキーちゃんが来て、今サニー号を見に行っているわ。ナミちゃんはショッピングに行くって」
「じゃあまず船に行こうかな」
「あなたとフランキーちゃん、この2年の間も会っていたんでしょう?」
「はい」
「…そう」
シャッキーさんの口から言われるとやたら色っぽい話に聞こえる。
じっと問い詰めるように見つめるシャッキーさんの瞳から目を逸らして踵を返した。
✳
ざわりと全身に鳥肌が立つ。
粉塵に塗れたサニー号。
「フランキー!」
「オゥ、リオじゃねぇの」
「ひと月ぶり!」
「互いにあんま変わんねぇか」
「そうだね」
視線を動かして、やっぱり耐えられないと向き直った。
「フランキー、サニー号の掃除しててもいい?」
「アウ?まあいいけどよ、壊れてる所と今治してる所は避けてくれや」
「わかった」
アルバーナ宮殿での生活ですっかり掃除精神が植えつけられた。
少しでも埃っぽい場所を見ると気になってしょうがない。
エプロンを身に着けてハンカチを口元に巻いた。
掃除の基本は上から下へ、中から外へ。
船なら天井から床へ、船室から甲板へ。
サニーは最下層がソルジャードックシステムだから、埃を外に掃き出せて掃除が楽だ。
「オメェ、スーパー家政婦みてェだな」
「それって褒めてるの?」
「あったりめぇよ!どうだ、休憩しねぇか」
「いいね」
私達の勇敢な船と、それを守ってくれた人達についてひとしきり話を聞く。
「ほかの奴らはどうなのかねェ」
「チョッパーとブルックのことならわかるけど」
「ソウルキングってのはあいつのことで間違いねぇんだろ?」
「そうね、今ファイナルコンサートしてると思う」
「成り上がりやがったなァあいつも」
「チョッパーはあんまり変わんないけど…」
「気になるが、まァ本人から聞くわ」
「そっか。そうだね」
「んで、武器と装備の調子はどうだ?」
「それは大丈夫なんだけど、他のお願いがあるの」
「なんだなんだ?おれにしか出来ねェことか?」
「うーん、厳密に言うとそんなこと無いけど、フランキーが特に適任かなって」
「オイオイ、まどろっこしいじゃねぇの」
口ごもりたくもなる。たぶん反対されるから。
「あのね、わたし海に入ってみたくて」
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