第一章
夢小説設定
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ロビンちゃん(とチョッパー)を探して街を歩いていると、
小さなシルエットが歩いて行くのを見かけた。
リオちゃんだ。
声をかけようとした瞬間、リオちゃんの顔が右に向く。
ショーウィンドウを見ているようだった。
「リオちゃん?」
「あ、サンジ」
「どうしたんだい?」
「きょう泊まる宿を探してて」
「なんだ、そういうことなら手伝うよ」
「え、いいよ。忙しいでしょ?」
「大丈夫だよ、ちょうど買い出しの下見もかねてるし一石二鳥だ」
「…ありがとう」
さっきリオちゃんが見ていた辺りには、子供サイズのクラシカルドレス。
数秒だけど、確かにリオちゃんはあのドレスを見た。
しばらく歩いて、開けた通りに出たところでオープンカフェが目に入る。
「ちょうど3時だ。少し休憩しませんか、マドモアゼル」
「ふふ、うん」
ジュースのストローをくわえる横顔はあどけない。
「少しあっち側を見てくるけどすぐ戻るから、リオちゃんはここで待っててくれ」
「はーい」
「おう、いい返事だ」
*
「ちょうどその通り沿いによさそうな宿を見つけたんだ」
「そうなんだ、ありがとう」
「どういたしまして」
人のよさそうな宿の店主に目で合図する。
「いらっしゃい、もう部屋は押さえてあるよ」
「助かるぜ、マスター」
「はいこれ部屋の鍵。ごゆっくりね、お嬢ちゃん」
「ありがとうございます」
部屋に入ったリオちゃんが立ち止まった。
「…これ…」
「お気に召しましたか?マドモアゼル」
「…わたし、さっき一瞬しか見てないのに」
「一瞬にしてはずいぶん長かったぜ?」
「あはは、お見通しね」
リオちゃんをオープンカフェに待たせたまま、オレはあの店に飾ってあった
赤いクラシカルドレスを買って、その足でこの宿を予約した。
予想通りの笑顔を浮かべたリオちゃんがこちらへ向き直る。
「ありがとうサンジ!これ、とっても素敵だなって思って、後で見に行くつもりだったの」
「礼には及びませんよ。あなたの望みをかなえるためなら、僕は命だって惜しくない」
リオちゃんが吹き出してまた礼を言った。オレとしては本気で言ったんだが。
「サイズが合うか、一度着てみるといい。
もし合わなくてもあのお店に持っていけば変えてくれるってよ」
「わかった。着てみる。ほんとにありがとう!」
「できればそれを一番に見たいんだけどな~!」
「うーん…でもサンジ、買い出しするんでしょう?その後に見せに行くね」
「わかった。船で待ってる」
小さなシルエットが歩いて行くのを見かけた。
リオちゃんだ。
声をかけようとした瞬間、リオちゃんの顔が右に向く。
ショーウィンドウを見ているようだった。
「リオちゃん?」
「あ、サンジ」
「どうしたんだい?」
「きょう泊まる宿を探してて」
「なんだ、そういうことなら手伝うよ」
「え、いいよ。忙しいでしょ?」
「大丈夫だよ、ちょうど買い出しの下見もかねてるし一石二鳥だ」
「…ありがとう」
さっきリオちゃんが見ていた辺りには、子供サイズのクラシカルドレス。
数秒だけど、確かにリオちゃんはあのドレスを見た。
しばらく歩いて、開けた通りに出たところでオープンカフェが目に入る。
「ちょうど3時だ。少し休憩しませんか、マドモアゼル」
「ふふ、うん」
ジュースのストローをくわえる横顔はあどけない。
「少しあっち側を見てくるけどすぐ戻るから、リオちゃんはここで待っててくれ」
「はーい」
「おう、いい返事だ」
*
「ちょうどその通り沿いによさそうな宿を見つけたんだ」
「そうなんだ、ありがとう」
「どういたしまして」
人のよさそうな宿の店主に目で合図する。
「いらっしゃい、もう部屋は押さえてあるよ」
「助かるぜ、マスター」
「はいこれ部屋の鍵。ごゆっくりね、お嬢ちゃん」
「ありがとうございます」
部屋に入ったリオちゃんが立ち止まった。
「…これ…」
「お気に召しましたか?マドモアゼル」
「…わたし、さっき一瞬しか見てないのに」
「一瞬にしてはずいぶん長かったぜ?」
「あはは、お見通しね」
リオちゃんをオープンカフェに待たせたまま、オレはあの店に飾ってあった
赤いクラシカルドレスを買って、その足でこの宿を予約した。
予想通りの笑顔を浮かべたリオちゃんがこちらへ向き直る。
「ありがとうサンジ!これ、とっても素敵だなって思って、後で見に行くつもりだったの」
「礼には及びませんよ。あなたの望みをかなえるためなら、僕は命だって惜しくない」
リオちゃんが吹き出してまた礼を言った。オレとしては本気で言ったんだが。
「サイズが合うか、一度着てみるといい。
もし合わなくてもあのお店に持っていけば変えてくれるってよ」
「わかった。着てみる。ほんとにありがとう!」
「できればそれを一番に見たいんだけどな~!」
「うーん…でもサンジ、買い出しするんでしょう?その後に見せに行くね」
「わかった。船で待ってる」