第四章
夢小説設定
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寝ずの番を任された。
途中で寝てしまわないように、夕食前に万全の昼寝をした。
この体になって分かったことがいくつかある。
ひとつめ、昼寝しないと9時には眠くなる。
ふたつめ、おやつがないと4時ごろにお腹が空いて動けなくなる。
みっつめ、からいものや苦いものが苦手。
よっつめ、感受性が鋭敏で、感情の振り幅が大きい。
「星がきれい…」
1人で歌を口ずさむ。
<貴方を失う悲しみや苦しみも含めて、貴方がくれる全てを愛していた
でも貴方も私を失って寂しいなら、どうか私のことは忘れて
これだけ離れても、もう会えなくても、私にとって貴方は光>
ああ、まだこの歌は早かったか。
頬を勝手に伝う涙に思う。
感受性が鋭敏になっているから泣いてしまうのか、
それとは無関係に涙が流れて当然なのか、
死別と考えると後者かな、と考えながら涙を流す。
バタンと音がして振り返ると、ハシゴからゾロが顔を出した。
「あ」
「あ?」
まずい、と思った時にはすでに遅く、ばっちり泣き顔を見られてしまった。
「…お前」
「大丈夫、なんでもない!」
振り切るように背を向けた。
流れる涙は止まらないし、しゃくりあげる嗚咽もそのままだけれど。
後ろでガシガシと頭をかく音、あーとか何とか唸る声が聞こえた。
ゾロ特有の迷いのない足音が近づいてくる。
ぼふ、と頭に手が置かれた。
顔を上げると、すぐ横にゾロの横顔。
「…ゾロ?」
「…」
窓の外を見つめたまま動かない視線。
「このままだと私、もうしばらく泣くと思うよ」
「…勝手にしろ」
「…ありがとう」
私が無言でボロボロと涙を流す間、ゾロはずっと頭に手を置いていてくれた。
途中で寝てしまわないように、夕食前に万全の昼寝をした。
この体になって分かったことがいくつかある。
ひとつめ、昼寝しないと9時には眠くなる。
ふたつめ、おやつがないと4時ごろにお腹が空いて動けなくなる。
みっつめ、からいものや苦いものが苦手。
よっつめ、感受性が鋭敏で、感情の振り幅が大きい。
「星がきれい…」
1人で歌を口ずさむ。
<貴方を失う悲しみや苦しみも含めて、貴方がくれる全てを愛していた
でも貴方も私を失って寂しいなら、どうか私のことは忘れて
これだけ離れても、もう会えなくても、私にとって貴方は光>
ああ、まだこの歌は早かったか。
頬を勝手に伝う涙に思う。
感受性が鋭敏になっているから泣いてしまうのか、
それとは無関係に涙が流れて当然なのか、
死別と考えると後者かな、と考えながら涙を流す。
バタンと音がして振り返ると、ハシゴからゾロが顔を出した。
「あ」
「あ?」
まずい、と思った時にはすでに遅く、ばっちり泣き顔を見られてしまった。
「…お前」
「大丈夫、なんでもない!」
振り切るように背を向けた。
流れる涙は止まらないし、しゃくりあげる嗚咽もそのままだけれど。
後ろでガシガシと頭をかく音、あーとか何とか唸る声が聞こえた。
ゾロ特有の迷いのない足音が近づいてくる。
ぼふ、と頭に手が置かれた。
顔を上げると、すぐ横にゾロの横顔。
「…ゾロ?」
「…」
窓の外を見つめたまま動かない視線。
「このままだと私、もうしばらく泣くと思うよ」
「…勝手にしろ」
「…ありがとう」
私が無言でボロボロと涙を流す間、ゾロはずっと頭に手を置いていてくれた。