第三章
夢小説設定
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「これもつけちまうか!」
「こりゃケッサクだ!!」
「おい!船に一人ガキが残ってるぞ!」
「ペローナ様が言ってたぞ!こいつはな…めちゃくちゃ弱いんだ!」
「弱いのかよ!!船番のくせに!!」
「しかも寝てるし!!どんだけ大物だよ!!」
「ま、一応連れてくか。なんかの役に立つかもしれねェしな!」
頭上で交わされる会話に聞き耳を立てる。
狸寝入りのコツは、体を緊張させないこと、絶対目を開けないこと。
状況を夢だと考えて、寝入るように深い呼吸をする。
「さ、このガキもさっさと運んじまおうぜ!!」
あれから、スリラーバークの外周を数時間かけて流されて、やっとたどり着いたサニー号はひどく荒らされていた。
誰かが帰ってくるまでと展望室で休んでいたら、船に上って来たのは仲間ではなくゾンビだった。
はしごの中央に差し掛かったタイミングで跳ね起きて、ゾンビを強く蹴る。
「腐れイテー!!痛くねえけど!!」
「なにしやがんだこのガキ!!」
足元をすり抜けてハシゴから海に飛び降りた。
深く深く潜水する。
陸からギャアギャア言ってる声がしたけれど、しばらくして諦めたのか聞こえなくなった。
ゆっくり水面に顔を出して、流された分を泳いで戻る。
その瞬間、複数の足音が近づいてきた。
「うおーいずいぶん荒らされてるぞ!」
「ゾンビたちの仕業ね。泥の足跡だらけ」
「ええ!じゃあ、まだいるかも…」
皆の声だ。
「みんなー!!!」
「あ?」
「リオ!!」
「お前、無事だったのかよ!」
フランキーとロビン、ウソップにチョッパーが船に戻って来た。
お互いの状況を簡潔に伝え合う。
「それでこの島の周りをぐるっと一周流されてたの」
「大変だったわね」
「いたぞ!!ダイニングにいた、三人ともだ!!」
三人はデコレーションされて椅子に寝かされていた。
殴る蹴るの暴行を加えても起きない三人にバズーカを打とうとするフランキーを制して、ウソップが大声を張り上げた。
「美女の剣豪が肉もってやって来たぞ!!」
「美女!!?」
「肉!!?」
「剣豪ォ!!?」
「ダメだコイツら!!」
「…付き合いの長さを感じるなぁ…」
「こりゃケッサクだ!!」
「おい!船に一人ガキが残ってるぞ!」
「ペローナ様が言ってたぞ!こいつはな…めちゃくちゃ弱いんだ!」
「弱いのかよ!!船番のくせに!!」
「しかも寝てるし!!どんだけ大物だよ!!」
「ま、一応連れてくか。なんかの役に立つかもしれねェしな!」
頭上で交わされる会話に聞き耳を立てる。
狸寝入りのコツは、体を緊張させないこと、絶対目を開けないこと。
状況を夢だと考えて、寝入るように深い呼吸をする。
「さ、このガキもさっさと運んじまおうぜ!!」
あれから、スリラーバークの外周を数時間かけて流されて、やっとたどり着いたサニー号はひどく荒らされていた。
誰かが帰ってくるまでと展望室で休んでいたら、船に上って来たのは仲間ではなくゾンビだった。
はしごの中央に差し掛かったタイミングで跳ね起きて、ゾンビを強く蹴る。
「腐れイテー!!痛くねえけど!!」
「なにしやがんだこのガキ!!」
足元をすり抜けてハシゴから海に飛び降りた。
深く深く潜水する。
陸からギャアギャア言ってる声がしたけれど、しばらくして諦めたのか聞こえなくなった。
ゆっくり水面に顔を出して、流された分を泳いで戻る。
その瞬間、複数の足音が近づいてきた。
「うおーいずいぶん荒らされてるぞ!」
「ゾンビたちの仕業ね。泥の足跡だらけ」
「ええ!じゃあ、まだいるかも…」
皆の声だ。
「みんなー!!!」
「あ?」
「リオ!!」
「お前、無事だったのかよ!」
フランキーとロビン、ウソップにチョッパーが船に戻って来た。
お互いの状況を簡潔に伝え合う。
「それでこの島の周りをぐるっと一周流されてたの」
「大変だったわね」
「いたぞ!!ダイニングにいた、三人ともだ!!」
三人はデコレーションされて椅子に寝かされていた。
殴る蹴るの暴行を加えても起きない三人にバズーカを打とうとするフランキーを制して、ウソップが大声を張り上げた。
「美女の剣豪が肉もってやって来たぞ!!」
「美女!!?」
「肉!!?」
「剣豪ォ!!?」
「ダメだコイツら!!」
「…付き合いの長さを感じるなぁ…」