第三章
夢小説設定
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島がある以上、そして、いわゆる「普通の島」ではない以上、好奇心旺盛な船長のこと、上陸を阻止することはできないだろう。
私がこの島の上陸して、無事に帰って来られる可能性は低そうだ。
「ソルジャードッグシステム“チャンネル2”だ!!!」
「上陸する気のねェ奴らは試し乗りしてみろ!!」
「望むところだ!」
「…わたしも!私も乗りたい!!」
小さい船でも、この船首は、
「ミニメリー2号!!!」
あの勇敢な船。
喜ぶみんなの声を聞きながら、フランキーを振り返る。
目が合った彼に親指を立てた。二ッという笑顔とともに同じサインが返される。
盛り上がるウソップ・チョッパーの歓声を背景に、
さすがのナミ様の操舵でぐんぐん進むミニメリーはある瞬間、何かとぶつかった。
「え?」
「あ、」
「っわ…!!」
「キャアアアアァ!!!」
「ギャアァアァァァァ…」
こうして、私達はゴースト島に一番乗りを果たしたのだった。
*
「リオ大丈夫かな…あいつ全然戦えないって言ってたぞ…」
「きっと大丈夫よ!あの子なーんか冷静なとこあるし!」
「そうだぞ!きっと今頃サニー号に戻ってルフィ達と合流してるさ!」
「そっか!ルフィ達と一緒なら安心だな!…オレ達より…」
「…!!」
「ちょっと!やめてよ!!こんな時に!!!」
*
足の速い3人とはぐれて、海沿いを走っていたら、
「グルルルル…」
「…トラ…?」
「ガァウガウガウ!!」
飛び掛かって来た縫い目のあるトラを避けようとして、
「あ、」
海に落ちた。
反射的に海面に顔を出す。
この瞬間トラもどきが飛び込んで来たら終わりだ、と顔を出した瞬間に気づいた。
ああ、死んだかも私。
ここで死んだらみんな悲しむけど、もしかしたら元居た世界に、
「グルルルル…」
「あれ?」
トラもどきが飛び込んでこない。
…なんで?
水が怖いのかしら。
「グルルル…」
バシャッ
「キャウン!!」
水をかけたらネコみたいな声になって逃げて行った。
「…水に、弱いのかな…」
近場の海岸は登れそうもないので、登れそうな場所まで泳いでいくことにした。
さっきのトラもどき、なんだったんだろう。
水に弱いとしたら乾燥した生物なのかな。
確かに見た目は乾いてそうだったけど。
でもそうなると雨のとき行動不能になるな…?
「…あれ?流されてる…!?」
考えているうち、私の身体は最初の進行方向とは逆の潮流に乗ってしまっていた。
私がこの島の上陸して、無事に帰って来られる可能性は低そうだ。
「ソルジャードッグシステム“チャンネル2”だ!!!」
「上陸する気のねェ奴らは試し乗りしてみろ!!」
「望むところだ!」
「…わたしも!私も乗りたい!!」
小さい船でも、この船首は、
「ミニメリー2号!!!」
あの勇敢な船。
喜ぶみんなの声を聞きながら、フランキーを振り返る。
目が合った彼に親指を立てた。二ッという笑顔とともに同じサインが返される。
盛り上がるウソップ・チョッパーの歓声を背景に、
さすがのナミ様の操舵でぐんぐん進むミニメリーはある瞬間、何かとぶつかった。
「え?」
「あ、」
「っわ…!!」
「キャアアアアァ!!!」
「ギャアァアァァァァ…」
こうして、私達はゴースト島に一番乗りを果たしたのだった。
*
「リオ大丈夫かな…あいつ全然戦えないって言ってたぞ…」
「きっと大丈夫よ!あの子なーんか冷静なとこあるし!」
「そうだぞ!きっと今頃サニー号に戻ってルフィ達と合流してるさ!」
「そっか!ルフィ達と一緒なら安心だな!…オレ達より…」
「…!!」
「ちょっと!やめてよ!!こんな時に!!!」
*
足の速い3人とはぐれて、海沿いを走っていたら、
「グルルルル…」
「…トラ…?」
「ガァウガウガウ!!」
飛び掛かって来た縫い目のあるトラを避けようとして、
「あ、」
海に落ちた。
反射的に海面に顔を出す。
この瞬間トラもどきが飛び込んで来たら終わりだ、と顔を出した瞬間に気づいた。
ああ、死んだかも私。
ここで死んだらみんな悲しむけど、もしかしたら元居た世界に、
「グルルルル…」
「あれ?」
トラもどきが飛び込んでこない。
…なんで?
水が怖いのかしら。
「グルルル…」
バシャッ
「キャウン!!」
水をかけたらネコみたいな声になって逃げて行った。
「…水に、弱いのかな…」
近場の海岸は登れそうもないので、登れそうな場所まで泳いでいくことにした。
さっきのトラもどき、なんだったんだろう。
水に弱いとしたら乾燥した生物なのかな。
確かに見た目は乾いてそうだったけど。
でもそうなると雨のとき行動不能になるな…?
「…あれ?流されてる…!?」
考えているうち、私の身体は最初の進行方向とは逆の潮流に乗ってしまっていた。