第二章
夢小説設定
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「おいリオ!いいかげん仲間になれよ!!」
「その前に、話があるって言ってなかったかしら」
「で、話ってなんだ?」
「…自分でも戸惑っているんだけど、わたし、」
肌を刺すような緊張を感じた。
信じてもらえなかったら、受け入れてもらえなかったら。
…そうしたら、この街に残ってみんなの物語を見守ろう。
「こことは別の世界から来たの」
「…なっ…」
ピリッと空気が鋭くなる。
あまりに突拍子もない話だ。
「私が育った世界にはグランドラインもレッドラインもなくて、海賊もほとんどいない。世界はいくつかの大きな島と、それを取り巻く小さな島でできてる。
島と島の間を、空飛ぶ乗り物や旅客船で行き来する。
世界の反対側で起きたことが、すぐに伝えられて世界中で同時に知ることができる。
こことは違う文明がある世界。
わたしは誕生日前日に道を歩いていて、自動車っていう乗り物にぶつかって気を失って、
気が付いたら海に落ちていて、サンジが助けに来てくれた」
「…」
「…おう」
「…信じてっていう方が無理だよね」
私の苦笑に、みんながそれぞれの視線を返す。
戸惑った視線が多い中、揺るがない視線もいくつか。
「私としては急にこっちの世界に来ちゃった感じなの。
だから、ある日突然また元の世界に戻るかもって思ってた。
そんな状態じゃ、みんなと一緒にいても、急に居なくなった時に迷惑をかけるって。
でも、みんなが司法の島に行った時、
私にも何かできたんじゃないか、みんなの力になりたいって、すごく思った」
「…リオちゃん」
「もしかしたら、本当に突然もとの世界に戻るかもしれない。
力になんてなれないかも知れない。でも、この船に乗せて欲しい」
頭を下げる。
チョッパーが選んでくれたサンダルが目に入った。
ロビンが見繕ってくれたジャンパースカート。
わたしはもうこんなに、皆に守られている。
「私を、みんなの仲間にしてください」
はあ、っとひとつ息を吐く。
「…あったりめーだろお前!」
顔を上げる。満面の笑みが広がっていた。
「新しい仲間だー!!」
ひとつひとつ、動揺をほどいて行こう。
言葉で動揺をほどける人もいる。私が取る行動で見極める人もいる。
毎日を積み重ねよう。信頼してもらえるように。
「その前に、話があるって言ってなかったかしら」
「で、話ってなんだ?」
「…自分でも戸惑っているんだけど、わたし、」
肌を刺すような緊張を感じた。
信じてもらえなかったら、受け入れてもらえなかったら。
…そうしたら、この街に残ってみんなの物語を見守ろう。
「こことは別の世界から来たの」
「…なっ…」
ピリッと空気が鋭くなる。
あまりに突拍子もない話だ。
「私が育った世界にはグランドラインもレッドラインもなくて、海賊もほとんどいない。世界はいくつかの大きな島と、それを取り巻く小さな島でできてる。
島と島の間を、空飛ぶ乗り物や旅客船で行き来する。
世界の反対側で起きたことが、すぐに伝えられて世界中で同時に知ることができる。
こことは違う文明がある世界。
わたしは誕生日前日に道を歩いていて、自動車っていう乗り物にぶつかって気を失って、
気が付いたら海に落ちていて、サンジが助けに来てくれた」
「…」
「…おう」
「…信じてっていう方が無理だよね」
私の苦笑に、みんながそれぞれの視線を返す。
戸惑った視線が多い中、揺るがない視線もいくつか。
「私としては急にこっちの世界に来ちゃった感じなの。
だから、ある日突然また元の世界に戻るかもって思ってた。
そんな状態じゃ、みんなと一緒にいても、急に居なくなった時に迷惑をかけるって。
でも、みんなが司法の島に行った時、
私にも何かできたんじゃないか、みんなの力になりたいって、すごく思った」
「…リオちゃん」
「もしかしたら、本当に突然もとの世界に戻るかもしれない。
力になんてなれないかも知れない。でも、この船に乗せて欲しい」
頭を下げる。
チョッパーが選んでくれたサンダルが目に入った。
ロビンが見繕ってくれたジャンパースカート。
わたしはもうこんなに、皆に守られている。
「私を、みんなの仲間にしてください」
はあ、っとひとつ息を吐く。
「…あったりめーだろお前!」
顔を上げる。満面の笑みが広がっていた。
「新しい仲間だー!!」
ひとつひとつ、動揺をほどいて行こう。
言葉で動揺をほどける人もいる。私が取る行動で見極める人もいる。
毎日を積み重ねよう。信頼してもらえるように。