第二章
夢小説設定
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「あの娘だ!緑髪の男と一緒にいるところを見たぞ!!」
「え、」
「捕まえろ!!」
周りの大人たちがこっちに向かって走ってきた。
窓を開けて外へ飛び出す。
子供の身体は小回りが利くから、逃げるのに向いてる。
1番ドッグが見えてきて、逃げ切れると思った瞬間だった。
ドクン、と鼓動がひとつ鳴る。
獣の姿をした誰かに串刺しにされるルフィ。蹴り飛ばされるゾロ。
傷だらけで芝生に横たわるナミ。火の手の上がるガレーラカンパニー本社。
ゾッと鳥肌が立って地面に膝をつく。
「転んだぞ!」
「逃がすな!!」
地面に押さえつけられる。
「…っ離して!みんなが、みんなが!!」
「大人しくしろ!」
「どうするこの娘?」
「ガレーラの連中に引き渡そう」
みんなの様子が頭に流れ込んでくる。
いやだ。…みんな…!!
*
担がれて運ばれながら考えていた。
この映像は自動的に流れ込んでくるものみたいだ。たぶん、ほぼリアルタイムで。
いや、リアルタイムというか…たぶん物語に載るタイミングで。
だからロビンの決意の話は、アイスバーグさんからナミが聞いた時点で私の頭をよぎる。
みんなと離れていても。
もし、このままこの街に残ったとしても、みんなの物語は私に届き続けるんだろうか。
その度に何もできない自分を責めるんだろうか。
「あ!あれアイスバーグさんじゃないか!?」
「良かった無事だったんだな!!」
「おーい、麦わらの仲間を連れて来たぞー!」
「え、」
「捕まえろ!!」
周りの大人たちがこっちに向かって走ってきた。
窓を開けて外へ飛び出す。
子供の身体は小回りが利くから、逃げるのに向いてる。
1番ドッグが見えてきて、逃げ切れると思った瞬間だった。
ドクン、と鼓動がひとつ鳴る。
獣の姿をした誰かに串刺しにされるルフィ。蹴り飛ばされるゾロ。
傷だらけで芝生に横たわるナミ。火の手の上がるガレーラカンパニー本社。
ゾッと鳥肌が立って地面に膝をつく。
「転んだぞ!」
「逃がすな!!」
地面に押さえつけられる。
「…っ離して!みんなが、みんなが!!」
「大人しくしろ!」
「どうするこの娘?」
「ガレーラの連中に引き渡そう」
みんなの様子が頭に流れ込んでくる。
いやだ。…みんな…!!
*
担がれて運ばれながら考えていた。
この映像は自動的に流れ込んでくるものみたいだ。たぶん、ほぼリアルタイムで。
いや、リアルタイムというか…たぶん物語に載るタイミングで。
だからロビンの決意の話は、アイスバーグさんからナミが聞いた時点で私の頭をよぎる。
みんなと離れていても。
もし、このままこの街に残ったとしても、みんなの物語は私に届き続けるんだろうか。
その度に何もできない自分を責めるんだろうか。
「あ!あれアイスバーグさんじゃないか!?」
「良かった無事だったんだな!!」
「おーい、麦わらの仲間を連れて来たぞー!」