第二章
夢小説設定
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ロビンと会って伝言は伝えたものの、大した影響も与えられずにその場を後にした。
高潮による避難で宿には居られなくなり、造船所に向けて歩く。
みんな、わたしがかってに宿を離れると困るかな。
でもあのまま待っていたら、高潮に呑まれて死んじゃってたかもしれないし。
もしかして、死んだらこの夢も醒めたりするのかな。
そう思った瞬間、強風で足が浮いた。
あ、と気づいた時にはもう遅く、水路に落ちる。
「おい、誰か落ちたぞ!」
「今助けてやるから待ってろよー!」
助けてくれたのはガレーラの職人さんのようだった。
「こんな時間までこんなとこにいちゃ危ないぞ」
「お父さんお母さんは?」
「…家族とは、…はぐれました。旅の途中で立ち寄って…」
「とんだ災難だな、オレ達も引き上げるところだ。一緒に造船島まで来るか?」
「…ありがとうございます」
職人さんに背負われながら、私は震えていた。
もしも夢なら、今のタイミングで目覚めるんじゃないだろうか。
今までも夢の中で、水に落ちたり地面に落下する瞬間には必ず目が覚めていた。
そもそも、夢ってもっと場面が飛んで展開していくものじゃないだろうか。
こんなに時間軸がゆがまず淡々と進んでいく夢なんて、…今まで見たことがない。
「なんだ、怖いのか?…大丈夫。避難しちまえば平気だよ」
「…はい」
もしかして、これは夢ではないのだろうか。
高潮による避難で宿には居られなくなり、造船所に向けて歩く。
みんな、わたしがかってに宿を離れると困るかな。
でもあのまま待っていたら、高潮に呑まれて死んじゃってたかもしれないし。
もしかして、死んだらこの夢も醒めたりするのかな。
そう思った瞬間、強風で足が浮いた。
あ、と気づいた時にはもう遅く、水路に落ちる。
「おい、誰か落ちたぞ!」
「今助けてやるから待ってろよー!」
助けてくれたのはガレーラの職人さんのようだった。
「こんな時間までこんなとこにいちゃ危ないぞ」
「お父さんお母さんは?」
「…家族とは、…はぐれました。旅の途中で立ち寄って…」
「とんだ災難だな、オレ達も引き上げるところだ。一緒に造船島まで来るか?」
「…ありがとうございます」
職人さんに背負われながら、私は震えていた。
もしも夢なら、今のタイミングで目覚めるんじゃないだろうか。
今までも夢の中で、水に落ちたり地面に落下する瞬間には必ず目が覚めていた。
そもそも、夢ってもっと場面が飛んで展開していくものじゃないだろうか。
こんなに時間軸がゆがまず淡々と進んでいく夢なんて、…今まで見たことがない。
「なんだ、怖いのか?…大丈夫。避難しちまえば平気だよ」
「…はい」
もしかして、これは夢ではないのだろうか。