本編
ゾロを引っ張って体育館のエントリー受付に行くと、サガと男子2人が立っていた。
「ゾロ!おせーよ!!エントリーこっちな!!」
「おう」
「カズ、ほんっと助かった!毎回悪いな」
「んーん、別に、」
「は!?カズ!?」
横にいた男子が急に大声を上げる。
「な、お前マジでカズなの!?」
「…そうだけど」
「嘘だろ!?」
「え、女じゃんお前!」
「いやカズはもともと女だろ」
「…っていうか、誰だっけ」
「オレオレ!同じ道場だったコウキ!」
「オレも!ナオヤ!」
「…悪いけど覚えてない」
ギャーギャー騒ぐ2人を尻目に、知った人を見つけてその場を離れた。
「先生、」
「あァ、カズ」
「ご無沙汰しています。」
「元気だったかい?」
「はい」
コウシロウ先生が目を細めた。
「ゾロを連れてきたんだってね」
「ええ、いつものことです」
「…」
「…」
たぶん先生も、剣道はしないのかと聞きたいんだと思う。でも、ゾロよりもあたしの考えを察知しているから、何も言わない。
「…たまには道場にも顔を出してください。歓迎しますよ」
「…そうですね、いつか」
「今日は見ていくのかい?」
「うーん、まあ、少しだけ」
「あの二人、本当に強くなりましたよ」
「…そりゃあ、私の親友ですから」
「ゾロ!おせーよ!!エントリーこっちな!!」
「おう」
「カズ、ほんっと助かった!毎回悪いな」
「んーん、別に、」
「は!?カズ!?」
横にいた男子が急に大声を上げる。
「な、お前マジでカズなの!?」
「…そうだけど」
「嘘だろ!?」
「え、女じゃんお前!」
「いやカズはもともと女だろ」
「…っていうか、誰だっけ」
「オレオレ!同じ道場だったコウキ!」
「オレも!ナオヤ!」
「…悪いけど覚えてない」
ギャーギャー騒ぐ2人を尻目に、知った人を見つけてその場を離れた。
「先生、」
「あァ、カズ」
「ご無沙汰しています。」
「元気だったかい?」
「はい」
コウシロウ先生が目を細めた。
「ゾロを連れてきたんだってね」
「ええ、いつものことです」
「…」
「…」
たぶん先生も、剣道はしないのかと聞きたいんだと思う。でも、ゾロよりもあたしの考えを察知しているから、何も言わない。
「…たまには道場にも顔を出してください。歓迎しますよ」
「…そうですね、いつか」
「今日は見ていくのかい?」
「うーん、まあ、少しだけ」
「あの二人、本当に強くなりましたよ」
「…そりゃあ、私の親友ですから」