光を失ってから取り戻すまで
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攻撃を避けながら並んで港へ走る。
「…いやーこんなにいい女になってるとは」
「サボは背が伸びたねー」
「そこはカッコよくなってるって言う所だろ」
「…うーん、そうだろうとは思うんだけど、わかんないからなあ」
「…え?」
「あ、私いま、目が見えてないんだよね」
「…な!?」
後ろから飛んでくる銃弾を舞い上がってかわすこいつが、盲目?
「嘘だろ、何でそんな」
「話すと長いんだけど」
「…長い話を聞いてる時間はない」
「頂上戦争のあと急に見えなくなった。原因不明」
「そうか」
「思ったより短く説明できて自分でも驚いてる」
「じゃあ今、物にぶつからず走れてるのは?」
「それこそ長くなるよ」
「あ、そう、じゃあいいや」
*
「…そうか」
「うん」
「いやー、お前だったか」
「なにが?」
「いや、エースのことだからいい女の一人や二人捕まえてんだろうなと思ってたけど」
「…港に着くたびに女の人が群がってたわよ」
「でも、最後に選んだのはお前なんだろ」
「…改めて言われると恥ずかしいかも」
意外なようで納得だった。
エースはきっと、癒されたんだ。
*
「あれ?ロビン!?」
見知った気配に駆け寄る。
「あら、レイラ?どうしてここに?」
「…ちょっと失敗しちゃって、ここの人に助けてもらったの。…今、革命軍にいるの?」
「ええ」
「あの16点鐘、やっぱり2年って意味だった?」
「そのとおりよ」
「…修業期間みたいな」
「そうね」
「どうりでみんなの噂聞かないと思ったわ」
「…世間では私たちの死亡説があるそうよ」
「へぇ、面白いね」
ロビンの気配が曇る。違和感を感じ始めたみたいだった。
「わたし、いま目が見えないのよね」
「…どうしてそんなことに」
「嫉妬深い男に持ってかれちゃったのよ」
悪戯っぽく笑うとロビンの気配が少し晴れた。
後ろから声を掛けられる。
「レイラ、探したぞ」
「サボ!」
「なんだロビンも一緒か」
…二人の知りあいが弟を接点に結び付いた。
「…あれ?」
2人の顔に交互に顔を向ける。見えないけど。
「…ルフィはサボが生きてること知ってるの?」
「…知らない、っていうかお前ロビンと知り合いなのか?」
「ルフィの船にたまに顔出してたから」
「あーなるほどな」
ロビンの聡明な頭が高速回転するのがわかる。
「ロビン、わたし子供のころシャンクスに連れられてルフィの故郷へ行ったとき、実は森の中でエースとサボと会ってたんだよね」
「そうだったの」
「一緒に熊を仕留めた仲で」
「なんだその紹介」
「…いやーこんなにいい女になってるとは」
「サボは背が伸びたねー」
「そこはカッコよくなってるって言う所だろ」
「…うーん、そうだろうとは思うんだけど、わかんないからなあ」
「…え?」
「あ、私いま、目が見えてないんだよね」
「…な!?」
後ろから飛んでくる銃弾を舞い上がってかわすこいつが、盲目?
「嘘だろ、何でそんな」
「話すと長いんだけど」
「…長い話を聞いてる時間はない」
「頂上戦争のあと急に見えなくなった。原因不明」
「そうか」
「思ったより短く説明できて自分でも驚いてる」
「じゃあ今、物にぶつからず走れてるのは?」
「それこそ長くなるよ」
「あ、そう、じゃあいいや」
*
「…そうか」
「うん」
「いやー、お前だったか」
「なにが?」
「いや、エースのことだからいい女の一人や二人捕まえてんだろうなと思ってたけど」
「…港に着くたびに女の人が群がってたわよ」
「でも、最後に選んだのはお前なんだろ」
「…改めて言われると恥ずかしいかも」
意外なようで納得だった。
エースはきっと、癒されたんだ。
*
「あれ?ロビン!?」
見知った気配に駆け寄る。
「あら、レイラ?どうしてここに?」
「…ちょっと失敗しちゃって、ここの人に助けてもらったの。…今、革命軍にいるの?」
「ええ」
「あの16点鐘、やっぱり2年って意味だった?」
「そのとおりよ」
「…修業期間みたいな」
「そうね」
「どうりでみんなの噂聞かないと思ったわ」
「…世間では私たちの死亡説があるそうよ」
「へぇ、面白いね」
ロビンの気配が曇る。違和感を感じ始めたみたいだった。
「わたし、いま目が見えないのよね」
「…どうしてそんなことに」
「嫉妬深い男に持ってかれちゃったのよ」
悪戯っぽく笑うとロビンの気配が少し晴れた。
後ろから声を掛けられる。
「レイラ、探したぞ」
「サボ!」
「なんだロビンも一緒か」
…二人の知りあいが弟を接点に結び付いた。
「…あれ?」
2人の顔に交互に顔を向ける。見えないけど。
「…ルフィはサボが生きてること知ってるの?」
「…知らない、っていうかお前ロビンと知り合いなのか?」
「ルフィの船にたまに顔出してたから」
「あーなるほどな」
ロビンの聡明な頭が高速回転するのがわかる。
「ロビン、わたし子供のころシャンクスに連れられてルフィの故郷へ行ったとき、実は森の中でエースとサボと会ってたんだよね」
「そうだったの」
「一緒に熊を仕留めた仲で」
「なんだその紹介」