私が22歳だったころ
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皆の怒号が響く。
マリンフォードという場所には初めて来たけれど、元がどんな場所だったか分からないほど、今はただの戦場と化していた。
私が出て行っても、足手まといになるだけだ。
それはわかってる。だけど。
紛れ込んでいた脱出用の黒モビーから、飛び出してしまっていた。
本調子ではないけど、少なくとも自分の身は守れる。
遠くに動く何かが目を引いた。
赤犬がルフィに襲い掛かる瞬間。
そして、灼かれるエース。
永遠にも思えるその一瞬を、私は粉塵が舞う戦場の上空から見ていた。
無我夢中で彼の元へ走る。
「愛してくれて、ありがとう!!!!」
その中に、エースの“声”が重なる。
(レイラ、いるんだろ)
目を凝らす。
(今まで、ありがとな)
見間違えるはずのないその人。
(愛してる。)
エースの顔は、笑っていた。
(生きろよ)
“声”が、止んだ。
「っいやあああああああああああ!!!!」
地面に降りてエースに駆け寄る。
それを取り巻く誰も、私の目には映っていなかった。
膝をつく。
本当に、満足そうな、いい笑顔。
「なんで…死ぬの」
あれは、呪い。
後を追えなくなったじゃない。
「エース、」
そこで、意識が途切れた。
マリンフォードという場所には初めて来たけれど、元がどんな場所だったか分からないほど、今はただの戦場と化していた。
私が出て行っても、足手まといになるだけだ。
それはわかってる。だけど。
紛れ込んでいた脱出用の黒モビーから、飛び出してしまっていた。
本調子ではないけど、少なくとも自分の身は守れる。
遠くに動く何かが目を引いた。
赤犬がルフィに襲い掛かる瞬間。
そして、灼かれるエース。
永遠にも思えるその一瞬を、私は粉塵が舞う戦場の上空から見ていた。
無我夢中で彼の元へ走る。
「愛してくれて、ありがとう!!!!」
その中に、エースの“声”が重なる。
(レイラ、いるんだろ)
目を凝らす。
(今まで、ありがとな)
見間違えるはずのないその人。
(愛してる。)
エースの顔は、笑っていた。
(生きろよ)
“声”が、止んだ。
「っいやあああああああああああ!!!!」
地面に降りてエースに駆け寄る。
それを取り巻く誰も、私の目には映っていなかった。
膝をつく。
本当に、満足そうな、いい笑顔。
「なんで…死ぬの」
あれは、呪い。
後を追えなくなったじゃない。
「エース、」
そこで、意識が途切れた。