番外編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「じゃあお前ら!話したいことたくさんあるんだけど!!ひとまず!!」
大きな声で目が覚めた。
急に船が浮力を失う感覚を全身に受けて甲板に落下する。
身体は猫だから当然華麗に着地できるのだけど。
「え、ネコ!?」
「どこから潜りこんだんだ?」
「わー、今からでしたらもう戻してあげられませんねえ」
いつ喋るかタイミングを計っていたら、ひょいっと首の後ろを持ち上げられた。
これをされると反射的に無言で無抵抗になる。
「言い忘れてたけどこいつも連れてく。いいよな、キャプテン」
「おう!いいぞ!ネコか?」
キラキラしたいくつかの目に見つめられて、意を決して口を開いた。
「初めまして、ミオと言います」
キラキラが増したり驚きに変わったりした次の瞬間、
「ネコがしゃべったー!!!」
大歓声に包まれた。
「お前なんで人の言葉が喋れるんだ?」
「私もともと人間なの」
「へーじゃあなんでネコになっちまったんだよ?」
「それがよくわかんないのよね」
「そっかー災難だなー!だっはっはっは」
「笑い事じゃないでしょう」
「でも日が暮れると人間に戻るの」
「不思議ネコだ!いや、不思議人間か?」
「お前だって十分不思議人間だよ」
一通り自己紹介を終える。
「そういえばゾロ、あれ試すって言ってたよね?」
「ああそうだな、ルフィ!」
「なんだー?」
「手出してみろ」
「…ごめんね」
プス、と爪を立てる。
その途端、情けない声を出して床に這いつくばるルフィくん。
「なっ、どうしたルフィ」
「力はいらなくならねえか」
「なったー」
「カイロウセキみたいに?」
「おー、言われてみれば海楼石と同じだ」
「やっぱり…」
「決まりだな」
「なになに、何の話?」
「コイツの爪と牙には海楼石と同じ作用があるみてぇだ」
「なら、能力者が力はいらなくなるってことか?」
「そうみたい」
私達が通ってきた社は水の神様を祀った場所だ。
そのことと関係があるのかもしれない。
「え、じゃあ…」
「私達は引っ掻かれたら…」
チョッパーくんとブルックさんが震えあがる。
「力が抜けるのは長くて1時間だから、そんなに心配しないで」
「なんだ」
「ホッとしましたー」
「ただ、突然触るのは辞めて。特に肉球は触らないでね。反射的に引っ掻いちゃうから」
大きな声で目が覚めた。
急に船が浮力を失う感覚を全身に受けて甲板に落下する。
身体は猫だから当然華麗に着地できるのだけど。
「え、ネコ!?」
「どこから潜りこんだんだ?」
「わー、今からでしたらもう戻してあげられませんねえ」
いつ喋るかタイミングを計っていたら、ひょいっと首の後ろを持ち上げられた。
これをされると反射的に無言で無抵抗になる。
「言い忘れてたけどこいつも連れてく。いいよな、キャプテン」
「おう!いいぞ!ネコか?」
キラキラしたいくつかの目に見つめられて、意を決して口を開いた。
「初めまして、ミオと言います」
キラキラが増したり驚きに変わったりした次の瞬間、
「ネコがしゃべったー!!!」
大歓声に包まれた。
「お前なんで人の言葉が喋れるんだ?」
「私もともと人間なの」
「へーじゃあなんでネコになっちまったんだよ?」
「それがよくわかんないのよね」
「そっかー災難だなー!だっはっはっは」
「笑い事じゃないでしょう」
「でも日が暮れると人間に戻るの」
「不思議ネコだ!いや、不思議人間か?」
「お前だって十分不思議人間だよ」
一通り自己紹介を終える。
「そういえばゾロ、あれ試すって言ってたよね?」
「ああそうだな、ルフィ!」
「なんだー?」
「手出してみろ」
「…ごめんね」
プス、と爪を立てる。
その途端、情けない声を出して床に這いつくばるルフィくん。
「なっ、どうしたルフィ」
「力はいらなくならねえか」
「なったー」
「カイロウセキみたいに?」
「おー、言われてみれば海楼石と同じだ」
「やっぱり…」
「決まりだな」
「なになに、何の話?」
「コイツの爪と牙には海楼石と同じ作用があるみてぇだ」
「なら、能力者が力はいらなくなるってことか?」
「そうみたい」
私達が通ってきた社は水の神様を祀った場所だ。
そのことと関係があるのかもしれない。
「え、じゃあ…」
「私達は引っ掻かれたら…」
チョッパーくんとブルックさんが震えあがる。
「力が抜けるのは長くて1時間だから、そんなに心配しないで」
「なんだ」
「ホッとしましたー」
「ただ、突然触るのは辞めて。特に肉球は触らないでね。反射的に引っ掻いちゃうから」