結末篇
夢小説設定
「それで?」
「…それだけ」
ロビンと二人でお茶をしている。
「好意の確認をしたりは?」
「してない」
「じゃあ、単純に体を重ねただけってこと?」
「そうなるわね」
その聡明な頭を煩わせるまでもない。これは、
「…セフレ路線ね」
「私もそう思う」
長く息を吐いた。
あなたの口からそんな俗っぽい言葉聞けると思わなかったよ。
「マナはそれでいいのかしら」
「…うーん…倫理的に良くないのは分かってるんだけど、セフレって出来たことないから興味はある」
「あなた、思ったより好奇心があるのね…でも、興味本位で足を踏み入れていい領域ではないと思うわ」
「そう…だよねえ…」
彫刻のようなアーモンドアイが私をじっと捕える。
うそもごまかしも効かないことは最初から織り込み済みで相談相手に選んだ。
「でも、そうね…マナは結婚願望はあるの?」
「あるよ」
「何歳くらいに?」
「…うーん、30歳までに…」
「いまは26だったかしら」
「そうね、来月27になるわ」
「…もし、どうしても興味があるなら、1年だけと決めて体験してみたら?」
「え?」
「もちろん、友人としてお勧めはしないけれど…今のあなた、止めても止まらなさそうだもの」
「…それは…なんて言うか…よく見ていらっしゃる…」
よくシャンクスにも怒られるんだけど、相談する時点で8割方答えは決まっているのだ。それでも誰かに相談するのは、頭を整理したかったり、把握しておいて欲しかったり、その人ならどんな選択をするのか興味があったりするから。
「もしロビンならどうする?」
「…そうね」
滑らかな指が顎に添えられる。
このくらい美人だったら、どんな恋も思いのままなんだろうか。
「相手との将来性をどのくらい考えるかによるわ。堅実な未来しか欲しくないなら踏み出さないし、将来なんて考えなくていいからとにかく繋がりたい相手なら踏み出すかしらね」
「…そっか」
この美しい人が将来なんて考えなくていいって思う相手はどんな人だろう。
私にとってゾロはそうなるんだろうか。
”とにかく繋がりたい”
「ちょっと考えてみようかな」
「ええ、それがいいわ。何か進展したら教えてね」
マグカップに口を付けた。
キャラメルの甘い香り。
こんなに女子らしい飲み物を頼むのはいつ以来だろう、と、ぼんやり考えていた。
「…それだけ」
ロビンと二人でお茶をしている。
「好意の確認をしたりは?」
「してない」
「じゃあ、単純に体を重ねただけってこと?」
「そうなるわね」
その聡明な頭を煩わせるまでもない。これは、
「…セフレ路線ね」
「私もそう思う」
長く息を吐いた。
あなたの口からそんな俗っぽい言葉聞けると思わなかったよ。
「マナはそれでいいのかしら」
「…うーん…倫理的に良くないのは分かってるんだけど、セフレって出来たことないから興味はある」
「あなた、思ったより好奇心があるのね…でも、興味本位で足を踏み入れていい領域ではないと思うわ」
「そう…だよねえ…」
彫刻のようなアーモンドアイが私をじっと捕える。
うそもごまかしも効かないことは最初から織り込み済みで相談相手に選んだ。
「でも、そうね…マナは結婚願望はあるの?」
「あるよ」
「何歳くらいに?」
「…うーん、30歳までに…」
「いまは26だったかしら」
「そうね、来月27になるわ」
「…もし、どうしても興味があるなら、1年だけと決めて体験してみたら?」
「え?」
「もちろん、友人としてお勧めはしないけれど…今のあなた、止めても止まらなさそうだもの」
「…それは…なんて言うか…よく見ていらっしゃる…」
よくシャンクスにも怒られるんだけど、相談する時点で8割方答えは決まっているのだ。それでも誰かに相談するのは、頭を整理したかったり、把握しておいて欲しかったり、その人ならどんな選択をするのか興味があったりするから。
「もしロビンならどうする?」
「…そうね」
滑らかな指が顎に添えられる。
このくらい美人だったら、どんな恋も思いのままなんだろうか。
「相手との将来性をどのくらい考えるかによるわ。堅実な未来しか欲しくないなら踏み出さないし、将来なんて考えなくていいからとにかく繋がりたい相手なら踏み出すかしらね」
「…そっか」
この美しい人が将来なんて考えなくていいって思う相手はどんな人だろう。
私にとってゾロはそうなるんだろうか。
”とにかく繋がりたい”
「ちょっと考えてみようかな」
「ええ、それがいいわ。何か進展したら教えてね」
マグカップに口を付けた。
キャラメルの甘い香り。
こんなに女子らしい飲み物を頼むのはいつ以来だろう、と、ぼんやり考えていた。