結末篇
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「ねえ、最近トラ男とあんた夫婦みたいね」
突然ナミがそんなことを言い出すから味噌汁でむせるところだった。
「なに急に」
「いやー?なんかマナ、人妻っぽいっていうか」
「…一緒に旅行に行ったんでしょ?」
「学会に出席しただけよ」
この先の話をどう切り抜けようか考えていると、3人のスマホが同時に鳴った。見るとサンジくんからの無事を知らせる連絡。
{おれは無事だ!今帰るから待っててねー!!!}
「無事みたいね」
「良かったわ」
「あとはロビンの無事が分かれば、」
立て続けにスマホが鳴って、ロビンから「私も無事よ。遅くなってごめんなさい」という連絡が来た。
「良かった…」
「これでみんな大丈夫かしら」
「エースさんとルフィさんは近くにはいないんだものね?」
「そうね、たぶん揺れもなくぐっすり寝てるんじゃないかな」
「ったく緊急事態に頼りになんないんだから」
「まあまあナミさん、サンジさんが帰ってきてくれるんだし」
サンジくんが帰って来たら、食材を買い出しに行かなくちゃ。
1週間の停電を想定すると一人当たり21食分の食材が必要、非常食は7人×3日分しかないから、追加は何人分で考えればいいんだろう。エースとルフィが帰って来るかどうかで計算が全然狂いそう。
ナミとビビが話しているのを聞き流しながら食料の備蓄について考えていると、廊下から慌ただしい足音が聞こえた。
「サンジくん!!」
「サンジさん!」
「ナミさんビビちゃんマナちゃん!!ケガはないかい!?」
「みんな無事だよ」
「良かった!あれ、野郎ども誰もいねェのかよ」
「うん、ゾロとローが出勤でエースは出張、ルフィは実家」
「ったく間の悪い奴らめ」
サンジくんが来た瞬間、ナミとビビの表情が一気に安堵に変わった。それと同じ感情が自分の中にも広がって動揺した。男の人というだけで無意識に頼りにしていたんだなあと苦笑する。
「サンジくんも朝ごはん食べる?」
「ありがとうマナちゃん、いただくよ」
一汁一菜をサンジくんの前に置いて、近くのスーパーの状況を調べる。
さすがにまだ何見てもわかんないか。
「ちょっと行ってくるね」
「マナちゃん、出掛けるの?」
「うん、買い出しに行こうと思って。非常食だけじゃ足りないから」
「あーそれなら、うちの店の食材を使ってくれないか」
「え?」
「停電で冷蔵庫が使えないから、このままだと食材が全部ダメになっちまうみてぇなんだ。それなら知り合いにでも配れって言われててさ」
「…いいの?こっちとしては渡りに船だけど」
「もちろん。待ってて、店に電話入れるから」
突然ナミがそんなことを言い出すから味噌汁でむせるところだった。
「なに急に」
「いやー?なんかマナ、人妻っぽいっていうか」
「…一緒に旅行に行ったんでしょ?」
「学会に出席しただけよ」
この先の話をどう切り抜けようか考えていると、3人のスマホが同時に鳴った。見るとサンジくんからの無事を知らせる連絡。
{おれは無事だ!今帰るから待っててねー!!!}
「無事みたいね」
「良かったわ」
「あとはロビンの無事が分かれば、」
立て続けにスマホが鳴って、ロビンから「私も無事よ。遅くなってごめんなさい」という連絡が来た。
「良かった…」
「これでみんな大丈夫かしら」
「エースさんとルフィさんは近くにはいないんだものね?」
「そうね、たぶん揺れもなくぐっすり寝てるんじゃないかな」
「ったく緊急事態に頼りになんないんだから」
「まあまあナミさん、サンジさんが帰ってきてくれるんだし」
サンジくんが帰って来たら、食材を買い出しに行かなくちゃ。
1週間の停電を想定すると一人当たり21食分の食材が必要、非常食は7人×3日分しかないから、追加は何人分で考えればいいんだろう。エースとルフィが帰って来るかどうかで計算が全然狂いそう。
ナミとビビが話しているのを聞き流しながら食料の備蓄について考えていると、廊下から慌ただしい足音が聞こえた。
「サンジくん!!」
「サンジさん!」
「ナミさんビビちゃんマナちゃん!!ケガはないかい!?」
「みんな無事だよ」
「良かった!あれ、野郎ども誰もいねェのかよ」
「うん、ゾロとローが出勤でエースは出張、ルフィは実家」
「ったく間の悪い奴らめ」
サンジくんが来た瞬間、ナミとビビの表情が一気に安堵に変わった。それと同じ感情が自分の中にも広がって動揺した。男の人というだけで無意識に頼りにしていたんだなあと苦笑する。
「サンジくんも朝ごはん食べる?」
「ありがとうマナちゃん、いただくよ」
一汁一菜をサンジくんの前に置いて、近くのスーパーの状況を調べる。
さすがにまだ何見てもわかんないか。
「ちょっと行ってくるね」
「マナちゃん、出掛けるの?」
「うん、買い出しに行こうと思って。非常食だけじゃ足りないから」
「あーそれなら、うちの店の食材を使ってくれないか」
「え?」
「停電で冷蔵庫が使えないから、このままだと食材が全部ダメになっちまうみてぇなんだ。それなら知り合いにでも配れって言われててさ」
「…いいの?こっちとしては渡りに船だけど」
「もちろん。待ってて、店に電話入れるから」