進展編
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トイレに行って部屋に戻ろうとしたら廊下でローがタバコを吸ってた。
私のカバンを持っているあたり、もうカラオケに戻らせるつもりはないようだ。
「…ロー?」
アンニュイな視線がこちらに留まる。
無言で手を引かれて、連れ出されたのは穴場のバーだった。
「さっきの曲」
「…うん」
「効かねえ奴は初めてだ」
「…たくさんの女の子がこれで墜ちたんだろうなとは思った」
「…」
「でも普段のローを知っちゃってるからなあ」
「なァ」
「うん?」
「ゾロ屋に惚れてんのか」
ド直球。
「…うーん、どうなんだろう」
「…」
どう、なんだろう。
「わかんねえんなら俺と付き合え」
「…え?」
今、「俺に」じゃなく「俺と」だった?
「…返事は」
「…え、え?」
「返事」
「ちょっと待って」
ローの肩に触れる。
思いのほか高い体温。
普段は低体温だったような気がするけれど。
…お酒、のせいだろうか。
「お前に何かデメリットがあるか?」
「…知らない看護師さんが喧嘩売りに来たりする」
「それは、まあ…受け流せ」
「…受け流せって言われてもなあ」
ローにとって私のなにに価値があるのか。
そう聞いたらきっと、そんなこと気にするなとか言われるんだろう。
「…保留で…」
「いつまでだ」
「え、」
「おれもそんなに気が長い方じゃない」
「…3ヶ月、」
「あ”?ふざけてんのかテメェ」
「…ですよね」
「この場での返事を待ってやってんだ」
あれ?そういう感じ?返事急がせると「よくわかんないからごめんなさい!」ってなる可能性とか考えてない?
いやむしろ勢いで押し切ろうとしてるってことかな?
「1ヶ月。それより短くはならない」
「…チッ。仕方ねぇな」
舌打ちされる筋合いないのに、と思いながらグラスに口をつける。
毎週の金曜日は空けておくように言われて渋々頷いた。
私のカバンを持っているあたり、もうカラオケに戻らせるつもりはないようだ。
「…ロー?」
アンニュイな視線がこちらに留まる。
無言で手を引かれて、連れ出されたのは穴場のバーだった。
「さっきの曲」
「…うん」
「効かねえ奴は初めてだ」
「…たくさんの女の子がこれで墜ちたんだろうなとは思った」
「…」
「でも普段のローを知っちゃってるからなあ」
「なァ」
「うん?」
「ゾロ屋に惚れてんのか」
ド直球。
「…うーん、どうなんだろう」
「…」
どう、なんだろう。
「わかんねえんなら俺と付き合え」
「…え?」
今、「俺に」じゃなく「俺と」だった?
「…返事は」
「…え、え?」
「返事」
「ちょっと待って」
ローの肩に触れる。
思いのほか高い体温。
普段は低体温だったような気がするけれど。
…お酒、のせいだろうか。
「お前に何かデメリットがあるか?」
「…知らない看護師さんが喧嘩売りに来たりする」
「それは、まあ…受け流せ」
「…受け流せって言われてもなあ」
ローにとって私のなにに価値があるのか。
そう聞いたらきっと、そんなこと気にするなとか言われるんだろう。
「…保留で…」
「いつまでだ」
「え、」
「おれもそんなに気が長い方じゃない」
「…3ヶ月、」
「あ”?ふざけてんのかテメェ」
「…ですよね」
「この場での返事を待ってやってんだ」
あれ?そういう感じ?返事急がせると「よくわかんないからごめんなさい!」ってなる可能性とか考えてない?
いやむしろ勢いで押し切ろうとしてるってことかな?
「1ヶ月。それより短くはならない」
「…チッ。仕方ねぇな」
舌打ちされる筋合いないのに、と思いながらグラスに口をつける。
毎週の金曜日は空けておくように言われて渋々頷いた。