進展編
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「二次会行く人―」
女子達がローをチラチラ見ながら参加を表明する中、
こっそり帰ろうとしたら後ろから強く引っ張られた。
「おい」
不機嫌さを隠そうともしない声で詰め寄るロー。
「ん?」
「なに帰ろうとしてやがる」
「…だって、」
「行くぞ」
肩をがっちりホールドされて連行された先はカラオケだった。
正直、さほど仲良くない人たちとのカラオケは苦手だ。
無難な歌をいくつかチョイスしてやり過ごしていた後半、
ローが、普段の彼からは想像もつかないような甘いバラードを歌い始める。
もうそれだけで周りの女子は恋する顔に変わっていく。
こうやって色んな女子が騙されて来たんだろうな。
この部分だけ見てローに恋した女の子はきっと数知れず。
2人での生活を始める歌。
どことなく聞き覚えのある歌詞を思い出しながら聞いていると、
曲の終盤でおもむろにローが席を立った。
あれ、この曲の最後って、
と思ったのと同時にローが隣に座り、肩に手を回して、目線をホールドしてきた。
悔しいけれどいい声だと認めざるを得ない声。
「僕は君が好きだよ」
弾ける甲高い悲鳴。
鼻先から10cmの距離に見慣れた端正な顔がある。
ただ、見慣れたはずの目に見慣れない光が宿っていて、急に動けなくなってしまった。
じわり、と見慣れない光が深みを増す。
ヤバい。
誤魔化さないと。
そう思ってとっさにウインクをお見舞いした
瞬間、ローがたじろぐ。
見たか私のDEATH☆WINK。
隙をついて長い腕から脱出することに成功した。
ナミの元に避難して一息つく。
「さっきのトラ男のあれ、ヤバかったねー!」
「…すごい破壊力だった。あれで落ちる人多そう」
「あららー?マナにも効いちゃった?」
「危なく恋するところだったわ」
「別にしちゃえばいいのに」
「いやいやいや」
確かに、カッコいいとは思ったけど。
「そういう問題じゃない」
カッコいい、というのと、付き合うことは別問題でしょう。
女子達がローをチラチラ見ながら参加を表明する中、
こっそり帰ろうとしたら後ろから強く引っ張られた。
「おい」
不機嫌さを隠そうともしない声で詰め寄るロー。
「ん?」
「なに帰ろうとしてやがる」
「…だって、」
「行くぞ」
肩をがっちりホールドされて連行された先はカラオケだった。
正直、さほど仲良くない人たちとのカラオケは苦手だ。
無難な歌をいくつかチョイスしてやり過ごしていた後半、
ローが、普段の彼からは想像もつかないような甘いバラードを歌い始める。
もうそれだけで周りの女子は恋する顔に変わっていく。
こうやって色んな女子が騙されて来たんだろうな。
この部分だけ見てローに恋した女の子はきっと数知れず。
2人での生活を始める歌。
どことなく聞き覚えのある歌詞を思い出しながら聞いていると、
曲の終盤でおもむろにローが席を立った。
あれ、この曲の最後って、
と思ったのと同時にローが隣に座り、肩に手を回して、目線をホールドしてきた。
悔しいけれどいい声だと認めざるを得ない声。
「僕は君が好きだよ」
弾ける甲高い悲鳴。
鼻先から10cmの距離に見慣れた端正な顔がある。
ただ、見慣れたはずの目に見慣れない光が宿っていて、急に動けなくなってしまった。
じわり、と見慣れない光が深みを増す。
ヤバい。
誤魔化さないと。
そう思ってとっさにウインクをお見舞いした
瞬間、ローがたじろぐ。
見たか私のDEATH☆WINK。
隙をついて長い腕から脱出することに成功した。
ナミの元に避難して一息つく。
「さっきのトラ男のあれ、ヤバかったねー!」
「…すごい破壊力だった。あれで落ちる人多そう」
「あららー?マナにも効いちゃった?」
「危なく恋するところだったわ」
「別にしちゃえばいいのに」
「いやいやいや」
確かに、カッコいいとは思ったけど。
「そういう問題じゃない」
カッコいい、というのと、付き合うことは別問題でしょう。