進展編
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ローがトイレに立ったタイミングで、シャチさんが私と目を合わせる。
「キャプテン、眠れてそうですか」
「…ほかの人よりは睡眠時間が短いほうだとは思いますけど、お医者さんってそういうものですかね」
「倒れてなければ大丈夫だと思うんですが」
「私の知る限りは風邪ひいて寝込んだのが一回くらいです」
「それならまあ、心配ないですね」
たかが睡眠時間が短いだけでこんなに気に掛けるだろうか。
それからローの、異常な睡眠時間の短さ。
「…もともと、あんまり眠れない人なんですか?」
「うーん、まあ、そうですねぇ」
「…もしかして、なんですけど」
立ち入りすぎだろうか。
でも。
「ローが昔、札幌に住んでたって聞きました。それと、関係のある話ですか?」
シャチさんが私をじっと見据える。
「どこまで、聞きました」
「概要、というか、以前お父さまの病院があった場所を見に行って、それが無くなった理由と、
今の実家が北関東にある理由を、本当に簡単にでしたけど」
シャチさんが視線を外して沈黙する。
「…安心しました」
「え?」
「キャプテンのこと、よろしくお願いします」
「え、えっと」
「たぶん、マナさんが想像してるのはほぼ合ってると思います。
キャプテンの眠りが浅いのは…夢を、見るからです」
「…その時の?」
「はい」
なんて。…残酷な。
「たとえ概要でも、キャプテンが話したってだけですごいことですよ」
「…そう、ですか?」
「しかも、実際の場所を見に行ったんですよね?」
「ええ、昨日」
「それ、学生の時は考えられないことです」
シャチさんが改めて私に向き直る。
「ローのこと、よろしくお願いします」
「おい、何の話だ」
「…ああ、パンを出したらキレるから、よろしくって話」
「そんなのそいつはとっくに知ってるぞ」
「梅干しもですよね」
「いやー昔梅干しおにぎり食べさせようとした時はほんと、死ぬかと思いましたよ」
「ローなら簡単に見破りそうですね」
「わかりやすいんだよお前ら」
「キャプテン、眠れてそうですか」
「…ほかの人よりは睡眠時間が短いほうだとは思いますけど、お医者さんってそういうものですかね」
「倒れてなければ大丈夫だと思うんですが」
「私の知る限りは風邪ひいて寝込んだのが一回くらいです」
「それならまあ、心配ないですね」
たかが睡眠時間が短いだけでこんなに気に掛けるだろうか。
それからローの、異常な睡眠時間の短さ。
「…もともと、あんまり眠れない人なんですか?」
「うーん、まあ、そうですねぇ」
「…もしかして、なんですけど」
立ち入りすぎだろうか。
でも。
「ローが昔、札幌に住んでたって聞きました。それと、関係のある話ですか?」
シャチさんが私をじっと見据える。
「どこまで、聞きました」
「概要、というか、以前お父さまの病院があった場所を見に行って、それが無くなった理由と、
今の実家が北関東にある理由を、本当に簡単にでしたけど」
シャチさんが視線を外して沈黙する。
「…安心しました」
「え?」
「キャプテンのこと、よろしくお願いします」
「え、えっと」
「たぶん、マナさんが想像してるのはほぼ合ってると思います。
キャプテンの眠りが浅いのは…夢を、見るからです」
「…その時の?」
「はい」
なんて。…残酷な。
「たとえ概要でも、キャプテンが話したってだけですごいことですよ」
「…そう、ですか?」
「しかも、実際の場所を見に行ったんですよね?」
「ええ、昨日」
「それ、学生の時は考えられないことです」
シャチさんが改めて私に向き直る。
「ローのこと、よろしくお願いします」
「おい、何の話だ」
「…ああ、パンを出したらキレるから、よろしくって話」
「そんなのそいつはとっくに知ってるぞ」
「梅干しもですよね」
「いやー昔梅干しおにぎり食べさせようとした時はほんと、死ぬかと思いましたよ」
「ローなら簡単に見破りそうですね」
「わかりやすいんだよお前ら」