加速編
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「わっ」
三和土に上がった瞬間、バランスを崩しかけた。
驚きで自分が何を考えて落ち込んでいたのかを一瞬忘れた。
後ろから手を回しているのは40半ばになる元兄。
…引っ張られた?
…や、自分で気づかなかっただけで先に私がバランス崩してたのかな。
「シャンクス?」
「…」
酔ってるんだろうか、この人。
ひとつ、息をつく。
「このあと、すぐ寝る?それとも少し飲む?」
「…付き合ってくれんのか」
「少しならね」
「…飲む」
ダイニングの横の廊下にはソファが合って、電気を消すとちょうど月見酒ができる。
「月見酒と言えば日本酒だろ」
「そうだね」
「日本酒飲めるもんな?」
「うーん、人並みには」
「よし来た」
「いつもはウイスキー飲んでるの?」
「あァ、そうだな」
「…もしかして毎日飲んでるでしょ」
「…そりゃあまあ、ガソリンみたいなもんだからな」
「休肝日あったほうがいいよ?」
「おい」
「なに」
「こっち来ねえか」
膝の上を示されて吹き出す。
「子供じゃないんだから」
「いや、俺にとっては永遠に妹だからな」
…なんでこの人は。
「…じゃあ」
私の気持ちも知らないで。
「どうしてあの時、」
やめよう、お酒が入ってちょっと物悲しくなってるだけだから。
「戸籍抜けるなんて言ったの…?」
三和土に上がった瞬間、バランスを崩しかけた。
驚きで自分が何を考えて落ち込んでいたのかを一瞬忘れた。
後ろから手を回しているのは40半ばになる元兄。
…引っ張られた?
…や、自分で気づかなかっただけで先に私がバランス崩してたのかな。
「シャンクス?」
「…」
酔ってるんだろうか、この人。
ひとつ、息をつく。
「このあと、すぐ寝る?それとも少し飲む?」
「…付き合ってくれんのか」
「少しならね」
「…飲む」
ダイニングの横の廊下にはソファが合って、電気を消すとちょうど月見酒ができる。
「月見酒と言えば日本酒だろ」
「そうだね」
「日本酒飲めるもんな?」
「うーん、人並みには」
「よし来た」
「いつもはウイスキー飲んでるの?」
「あァ、そうだな」
「…もしかして毎日飲んでるでしょ」
「…そりゃあまあ、ガソリンみたいなもんだからな」
「休肝日あったほうがいいよ?」
「おい」
「なに」
「こっち来ねえか」
膝の上を示されて吹き出す。
「子供じゃないんだから」
「いや、俺にとっては永遠に妹だからな」
…なんでこの人は。
「…じゃあ」
私の気持ちも知らないで。
「どうしてあの時、」
やめよう、お酒が入ってちょっと物悲しくなってるだけだから。
「戸籍抜けるなんて言ったの…?」