閑話休題編
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壁一枚隔てた向こうから聞こえていたシャワーの音が止まって、
バスローブ一枚のサボが出てきた。
椅子に座って髪を乾かし始める。
「工事してた時にサボに貸してた家あったでしょ」
「ああ」
「エースとルフィが覚えてたみたいで、この前また行きたいって騒いでたの」
「…懐かしいな」
サボが目を細める。
「あの家を案内されたとき」
「うん」
「完全にラブホだろと思って」
「…うーん」
「でも暮らしてみると意外に居心地よくてビビった」
「…帰ってきて寝るくらいならね」
「基本シャワーしか浴びねぇから調度いいし、意外とロフトってレポート進むし」
「学生さん向き?」
「そうかもな」
「じゃあ今度は学生向けに貸し出してみようかな」
「今までは?」
「富裕層向けに売り物件にしてた」
「それはそれで需要ありそうだな」
「でも意外と買い手着かなかったんだよね」
「…じゃ、いつか買い取ろうかな」
ばふ、とサボが隣のベッドに倒れ込む。
「日本に戻って来た時に使えるように」
サボの顔が近づいてくる。
目を閉じて、受け入れた。
思ったより、緊張感はなかった。
ただ、抱かれたことで決定的に分かったことがある。
これは。
サボがいなくなることを悲しく思うこの気持ちは、
恋じゃ、ないのだ。
バスローブ一枚のサボが出てきた。
椅子に座って髪を乾かし始める。
「工事してた時にサボに貸してた家あったでしょ」
「ああ」
「エースとルフィが覚えてたみたいで、この前また行きたいって騒いでたの」
「…懐かしいな」
サボが目を細める。
「あの家を案内されたとき」
「うん」
「完全にラブホだろと思って」
「…うーん」
「でも暮らしてみると意外に居心地よくてビビった」
「…帰ってきて寝るくらいならね」
「基本シャワーしか浴びねぇから調度いいし、意外とロフトってレポート進むし」
「学生さん向き?」
「そうかもな」
「じゃあ今度は学生向けに貸し出してみようかな」
「今までは?」
「富裕層向けに売り物件にしてた」
「それはそれで需要ありそうだな」
「でも意外と買い手着かなかったんだよね」
「…じゃ、いつか買い取ろうかな」
ばふ、とサボが隣のベッドに倒れ込む。
「日本に戻って来た時に使えるように」
サボの顔が近づいてくる。
目を閉じて、受け入れた。
思ったより、緊張感はなかった。
ただ、抱かれたことで決定的に分かったことがある。
これは。
サボがいなくなることを悲しく思うこの気持ちは、
恋じゃ、ないのだ。