恋は戦争編
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「おい、マナ」
「あ、おかえり」
「正直に言え、弁当でなんか迷惑被ってるか」
「ああ、うーんと」
正直に言って、昼ごはん食べてるときに研究室の同僚が内容を確認してくることは増えた。
でも、迷惑かというとそうでもないし、ローのお弁当はだいたい常備菜のアレンジだし、
私のお弁当は夕飯の残りだから、あまり手間をかけているとも思っていない。
「中身を確認されることは増えたけど、ローと中身違うし、特に迷惑なことはないよ」
「…そうか」
「うん。そもそも一カ月限定だから、あとちょっとだし」
「…なァ、マナ」
「ん?」
「家事代行はいくらもらってる」
内容によって違うけど、高いほうだと、
「時給1200円」
「同額出す。来月以降も頼めるか」
「…え!?」
「なんなら掃除や洗濯も頼みたい」
「…わぁ」
「時給が不満なら、」
「いやそうじゃなくて」
問題は、それってローとの距離感がおかしくなるんじゃない?ってことだ。
他のみんなに比べて、雇用関係になるわけだし、掃除や洗濯は部屋に出入りすることになる。
「なんだったらお前の勤め先に登録して指名してもいい」
「…それはなかなか面倒でしょう」
それに、その手段を取られても結局この懸念は変わらない。
「というか、お前が拒否してもその手段でお前を指名するぞ」
「…そこまでしても、今後もお弁当が必要?」
「あァ」
「掃除とか洗濯も必要?」
「あァ」
「…うーん」
ああ、なんか四面楚歌って感じ、逃げ道がない。
「わかった。引き受ける」
「フッ、そう言うと思った」
「言わせたのは誰よ」
ニヤリと笑ったローの顔は、憎たらしいくらい楽しそうだった。
「あ、おかえり」
「正直に言え、弁当でなんか迷惑被ってるか」
「ああ、うーんと」
正直に言って、昼ごはん食べてるときに研究室の同僚が内容を確認してくることは増えた。
でも、迷惑かというとそうでもないし、ローのお弁当はだいたい常備菜のアレンジだし、
私のお弁当は夕飯の残りだから、あまり手間をかけているとも思っていない。
「中身を確認されることは増えたけど、ローと中身違うし、特に迷惑なことはないよ」
「…そうか」
「うん。そもそも一カ月限定だから、あとちょっとだし」
「…なァ、マナ」
「ん?」
「家事代行はいくらもらってる」
内容によって違うけど、高いほうだと、
「時給1200円」
「同額出す。来月以降も頼めるか」
「…え!?」
「なんなら掃除や洗濯も頼みたい」
「…わぁ」
「時給が不満なら、」
「いやそうじゃなくて」
問題は、それってローとの距離感がおかしくなるんじゃない?ってことだ。
他のみんなに比べて、雇用関係になるわけだし、掃除や洗濯は部屋に出入りすることになる。
「なんだったらお前の勤め先に登録して指名してもいい」
「…それはなかなか面倒でしょう」
それに、その手段を取られても結局この懸念は変わらない。
「というか、お前が拒否してもその手段でお前を指名するぞ」
「…そこまでしても、今後もお弁当が必要?」
「あァ」
「掃除とか洗濯も必要?」
「あァ」
「…うーん」
ああ、なんか四面楚歌って感じ、逃げ道がない。
「わかった。引き受ける」
「フッ、そう言うと思った」
「言わせたのは誰よ」
ニヤリと笑ったローの顔は、憎たらしいくらい楽しそうだった。